職場を憂鬱な雰囲気にしてしまう人の心理を客観的に解説

皆さんは職場に行くことを憂鬱に思ったことはありますか? 「疲れる」「面倒くさい」程度なら日常的に感じているかもしれませんが、「憂鬱」というのはもっと深刻で、本人にとっては針のむしろに座るような苦行だと思います。
振り返れば、筆者もサラリーマン時代に2回ほどそのような心理状態になったことがあります。1回目は、上司とどうにもウマが合わず緊張状態からミスを連発し、さらに緊張してまたミスを犯すという悪循環に陥っていました。2回目は、新しい部署の雰囲気になかなかなじめず、自分を殺して無理に合わせようとした結果、精神が疲弊しきっていました。
そういった経験から、職場の働きやすさを左右するのは人間関係だとつくづく感じるのですが、渦中にいると客観視できずに解決の手立てが見えなくなってしまいますよね。
もし、「憂鬱」の最中にいる人がいたらぜひご一読いただきたいのが、心理学者・舟木彩乃さんの著書『あなたの職場を憂鬱にする人たち』です。
豊富なカウンセリング事例を引き合いに、職場を憂鬱な雰囲気にしてしまう人や、憂鬱な状態に陥ってしまう人の心理を解き明かし、解決策を提示する本書。今回は、「ルッキズム」がはびこる職場で起きた事例について書かれた部分をご紹介します。
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