アイドル漫画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』電子書籍版のセールがKindle、ebookjapanなどの電子書籍販売サービスで開催中。

期間は11月28日(金)まで、対象は1~9巻で1冊77円という破格で購入することができます。

ついに完結が迫る本作に追いつく、絶好のチャンスです!

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』はアイドルとオタクの“目標”を問い直す

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は岡山を拠点に活動するローカル地下アイドル「ChamJam」のメンバーと、そのオタクたちを描いた群像劇。作者は『まんがの作り方』『ネオンフィッシュ』でも知られる平尾アウリさん。

シリーズ累計発行部数は100万部を突破。TVアニメ、実写ドラマ、実写映画化を経て、2026年2月20日(金)からは舞台化も決定しています。

舞台『推しが武道館いってくれたら死ぬ』ポスター

一般的にアイドルグループは武道館というものを“成功の象徴”として扱い、実際にそこに立つことを目標に定めているグループも多く存在しています。特に『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の連載がはじまった2010年代半ばは、その認識が現在よりも強く残っていました。

ただ、果たしてアイドルという存在は武道館のような大きなステージに立ち、多くの人間に知られるということ“だけ”を目的に活動しているのでしょうか。

アイドルとして、オタクとして何を目的に活動を続けていくのか──アイドルとオタクは人それぞれ多様な関係を結び、それぞれの幸福を追い求めることができます。

そんな多様な関係を真摯に描いたアイドル漫画が『推しが武道館いってくれたら死ぬ』なのです。

10年の長期連載を経て『推し武道』ついに完結

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は10巻で物語としての一区切りがついており、最新巻である11巻からは新章となる内容が描かれています。

担当編集者・猪飼幹太さんが運営している公式Xによると、現在最終話の原稿作業が着々と進んでいるとのこと。

ついに、この漫画は10年の時を経て完結します。12巻は12月12日(金)の発売を予定。ぜひ、このセールを機会に追いつきましょう。

yam_nyam

タナカハルカ

武蔵野美術大学中退後、フリーのゲームライターとして執筆業を開始し、自身でもインディーゲームを開発。アイドルグループの運営スタッフやオーガナイザーとしても活動。2025年8月からKAI-YOUで編集/ライターとして従事。得意ジャンルは地下アイドル、インディーゲーム、モダンカートゥーンなど。著書に『海外ゲーム音楽ガイドブック ビデオゲームからたどる古今東西の音楽』(DU BOOKS)、『楽曲派アイドル・ガイドブック ももクロ以降のアイドルソング再考』(双葉社)がある。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』77円セール開催 完結目前の傑作地下アイドル漫画

Write A Comment