日本一オシャレな人を決める講談社の人気企画「オシャレ王決定戦」のスピンオフとして、今回は“アウターにフォーカスした「アウター王決定戦」が開催された。
※この記事は2025年11月に投稿した動画を元に作成したものです。
審査員を務めるのは、クラシックファッション界の重鎮・赤峰幸生。オシャレ王決定戦参加者のタガワユウジ、tapistyle、Ken、sugi、かとうまお、ダルマ、TSUYOSHIの7人が、それぞれ1分間のプレゼンで“自分にとっての最高の一着”をぶつけ合った。
赤峰のお手本

お手本としてまず登場したのは、赤峰自身のカバートコート。LIVERANOで仕立てた45年物で、DORMEUIL「SPORTEX」の幻の生地にチェンジポケット、裾の三本ステッチという正統仕様。「ボロボロになって、やっと俺のコートになった」と語るその姿が、この日のジャッジの基準だ。
タガワユウジ Steinbockのウールハーフコート

トップバッターのタガワユウジは、ウィーンの古着屋で見つけたオーストリアの名門・Steinbockのウールハーフコート。中にイタリア製スエードブルゾン、足元はCrockett&Jonesのスエード、さらに郷土愛から久留米絣のストールを添えた“ユーロ・ミックス”だ。
赤峰は「色合わせはまずいいね」と高評価。タートル、ブルゾン、靴、さらには髪とメガネの茶まで含めたトーンコントロールを絶賛する一方、「ストールは本当はない方がいい」と辛口コメントも忘れない。
かとうまお 道田又一商店のモールスキン・エンジニアコート

アメカジ派のかとうまおは、道田又一商店のモールスキン・エンジニアコートで参戦。
機能美あふれる巨大ポケットやiPhone用ポケットが持ち味だが、赤峰からは「衣紋が抜けている」「Gジャンがフェードしすぎ」「靴のコントラストが強い」と“喝”。色数は基本2色、多くても3色までという赤峰ルールが突きつけられた。
sugi Burberryのトレンチコート

sugiは「人生最後の日も着たい」と言い切るBurberryのトレンチでリベンジに挑むも、「トレンチはここまで留めて、襟は立てない」「バックルの色に靴を合わせる」と、着方・色合わせの細部でダメ出し。
自分のバーバリートレンチをわざと洗ってパッカリングを出した若き日のエピソードを交えつつ、「ごまかしの効かないコートほど、生活習慣と人柄が出る」と説いた。
ダルマ Parka-Shell. M-1951モッズコート

一方、ダルマはM-51モッズコートを主役に、クレーシューティングをテーマに組み立てたスタイル。専用チャッカブーツの丈に合わせた白パンツ、A-2ジャケット、ワークグローブまで含めたストーリー性に対し、「色もコンセプトもばっちり」と赤峰もニッコリ。
ただし「スピンドルをもっと絞る」「新しすぎるから洗濯機に入れろ」と、シルエットと“こなれ感”にはさらなる注文が入る。
tapistyle Herno Aラインコート

場の空気を一変させたのがtapistyle。馬革のダブルライダースにPasiniのパンツ、イタリアで購入したスニーカーという辛口アメカジの上から、HernoのAラインコートをベルトでキュッと締め、グレー系のニット・スカーフ・ソックスで色を統一。
「今までで1番いいね」「特に色合わせが非常にいい」と赤峰も連発でベタ褒め。身長とVゾーン、着丈のバランスまで計算された“ニューtapistyle”に、優勝候補筆頭の空気が漂う。
Ken Double RLのN-1レザージャケット

KenはDouble RLのN-1レザージャケットにカシミヤニット、Levi’s 517とエンジニアブーツという王道アメカジ。シンプルな合わせを評価しつつも、「靴の色がまだ馴染んでいない」「最大3色まで」というお馴染みの色数ルールがここでも飛び出し、あと一歩届かず。
TSUYOSHI LARDINI カシミア100チェスター

TSUYOSHIはLARDINIのカシミアチェスターに、13年前に仕立てたLoro Pianaのスーツ、茶靴とオレンジのネクタイ&カフリンクスで“イタリアン・セクシー”を体現。
しかし赤峰は「ラペルの花飾りはない方がいい」「身長があるから、あと4cm長ければもっといい」と、あくまで“こなし”にこだわる。ベルトと靴の茶を揃える基本や、キャメル系マフラーの提案など、王道クラシコの教科書のようなアドバイスが続いた。
激論の末、アウター王の座を射止めたのはタガワユウジ。審査後、赤峰は「正直、あなたかtapistyleさんかで本当に悩んだ」と明かしつつ、Steinbockの端正なコートとユーロ&和のさりげないミックス、そして頭の先から足元まで通った色の一貫性を高く評価した。
おまけのインタビューでは、「オシャレと洒落ているは違う」「服のバカになるな」と赤峰節も炸裂。映画、絵画、クラシック音楽、果ては家の食器棚に並ぶ皿まで含めた“生活全体のセンス”こそが、本当に洒落た装いを作るのだと語った。
単なる“服自慢”に終わらない、人生観までにじむ「アウター王決定戦」。次回、誰が赤峰先生の“喝”を乗り越えるのか、期待せずにはいられない。
↓本編動画はこちら↓
TEXT:FORZASTYLE
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