⽇本全国に103院(2025年11⽉現在)を展開する美容クリニック TCB東京中央美容外科(理事長:寺西 宏王、以下「TCB」)の奥村 公貴医師は、埋没式重瞼術において患者の年齢が糸によるライン維持に与える影響について研究し、論文「Age-Related Variations in Reoperation Risk from Suture Loosening in Two-Point Buried Suture Double Eyelid Surgery: A Stratified Retrospective Cohort Analysis」(埋没式重瞼術(2点留法)における糸ゆるみによる再施術リスクの年齢別変動:層別後ろ向きコホート解析)を発表しました。
同論文は2025年10月、国際美容外科学術誌「Aesthetic Plastic Surgery」に掲載されました。

論文タイトル:Age-Related Variations in Reoperation Risk from Suture Loosening in Two-Point Buried Suture Double Eyelid Surgery: A Stratified Retrospective Cohort Analysis
掲載誌:Aesthetic Plastic Surgery
掲載日:2025年10月
著者:Kohki Okumura, Takahiko Tamura, Yusuke Funakoshi & Hiroo Teranishi
URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s00266-025-05404-8
背景
埋没式重瞼術は、切開を伴わない低侵襲な方法として東アジアを中心に広く行われている。しかし、“糸ゆるみ”や“ライン消失”を原因とする再施術のリスクは未だ明確に整理されていない。特に、患者の年齢が糸によるライン維持に与える影響については、大規模データに基づく検討が極めて少ない状況にある。
方法
全国美容外科チェーンにおける52,281例を母集団とし、そのうち無作為に抽出した600例(各年齢層100例:20歳未満、20–29歳、30–39歳、40–49歳、50–59歳、60歳以上)を対象に後ろ向きコホート解析を実施。主要アウトカムは「糸ゆるみによる再施術」。統計解析にはカイ二乗検定、Kaplan–Meier曲線、多変量Cox回帰分析を用いた。
結果
・全再施術数は134症例(22.3%)に認められた。
・年齢20歳未満群で最も高い再施術率(41%)、30–39歳群で最も低い再施術率(12%)を示し、有意差を認めた(p < 0.001)。
・多変量Cox解析では、20歳未満群においてハザード比1.91(95%CI: 1.13–3.23)と有意な増加を示した。60歳以上群ではハザード比1.34と上昇傾向を示したが、有意差は認められなかった(p=0.327)。
・全原因による再施術でも同様の年齢パターンを示した。

結論
埋没式重瞼術における再施術リスクは年齢により有意に異なることが明らかとなった。特に若年および高齢層で糸ゆるみによるライン維持が難しい傾向が示唆された。術前カウンセリングおよび手技設計においては、年齢別の解剖学的・生理学的特性を考慮した戦略的アプローチが求められる。
TCB梅田大阪駅前院
〒530-0057
大阪府大阪市北区曽根崎2-8-15 K’sスクエアビル 3F
電話予約:0120-197-262
・TCBクリニック概要

TCB東京中央美容外科は日本全国に103院を展開する美容クリニックグループです。身体への負担の少ないプチ整形をはじめとしたさまざまなメニューを取り揃え、患者様の「キレイを幸せに」を実現します。「理想のあなたを着飾る」美容医療を。TCBは徹底したカウンセリングとシミュレーションにより、患者様の「理想」をどこまでも追い求めます。
クリニック名:TCB東京中央美容外科
理事長:寺西 宏王
クリニック数:103院(2025年11月時点)
診療時間:9:00~19:00
(9:00~10:00はカウンセリングのみ・一部の院では診療時間が異なります)
休診日:院により異なります 【WEB・LINE予約は24時間365日受付中】
オフィシャルサイト:https://aoki-tsuyoshi.com/
■本件に関するお問い合わせ
広報担当 石川 将之(一般社団法人メディカルアライアンス)
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