【ラ・リーガ】エルチェ1-1ソシエダ(日本時間11月8日/マルティネス・バレーロ) …
記事全文を見る

【ラ・リーガ】エルチェ1-1ソシエダ(日本時間11月8日/マルティネス・バレーロ)
【映像】守備をかく乱する絶品フリック
ソシエダの久保建英が、絶妙なフリックと力強いドリブル突破で右サイドを攻略した。技術の高さとフィジカルの強さに、ファンも感嘆している。
日本時間11月8日のラ・リーガ第12節で、ソシエダがアウェイでエルチェと対戦。日本代表MFは1カ月半ぶりに先発復帰すると、その54分に華麗かつ大胆にチャンスを作り出す。
ソシエダが自陣の右サイドでルーズボールを回収すると、久保はMFジョン・ゴロチャテギの縦パスを左足ヒールでフリック。追走してきた相手のプレスを華麗にいなし、タッチライン際のMFブライス・メンデスにパスを繋ぎ、右サイドのスペースに抜け出してリターンパスを受けた。
解説・森田泰史氏が「うまい」と声を漏らす中、久保が起点となって右サイドを攻略する。一度メンデスにボールを預け、体勢を整えてからボールを受け直すと、エルチェのDFアドリア・ペドロサに勢いよくドリブルを仕掛けた。
久保は、左足の足裏でボールをなめてから縦突破を図り、ペナルティーエリアの右に進入。ペドロサがショルダータックルで止めようとしてきたが、久保は左肩でペドロサを吹き飛ばして最深部に潜り込み、ゴール前にラストパスを送った。これは相手にクリアされるも、こぼれ球をメンデスがシュート。GKに阻まれて先制点とはならなかったが、久保がテクニックとフィジカルでチャンスを創出した。

森田氏は「(ボールを)晒しながら縦に行って。ペドロサも読んでいたんですけど、少し交錯する形になって久保からクロスが入った」と説明。「前半よりも良い形でボールを奪えるようになって、ポゼッションの位置も高くなっていますから、久保がボールを触れる回数が増えましたし、チャンスが出てきそうですね」とコメントした。
ファンもSNS上で「久保のフリックうまいなー」「ボックスの強さが光る」「タケいい動き」「タケを起点に一気に前進したな」「久保はやっぱりうまいね」とチャンスメイクを称賛している。
9月24日以来6試合ぶりに先発に名を連ねた久保は、攻撃の中心として64分までプレー。ゴールとアシストはなかったものの、復調を印象付けるパフォーマンスを披露し、日本代表の一員として14日にガーナ代表戦、18日にはボリビア代表戦に臨む。なお、試合は89分にソシエダが追いついて1-1の引き分けに終わっている。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)
