乃木坂46 六期生による「新参者 二〇二五」。そのハイライトの一つが、公演ごとにメンバーが変わるソロ歌唱企画。11月8日夜公演、ステージに立ったのは増田三莉音。
増田が披露したのは、初代センター・生駒里奈のソロ曲として知られる「水玉模様」。
先輩たちが築き上げてきた道筋への敬意を胸に、彼女は真正面からこの楽曲に挑んだ。青い水玉模様の衣装に身を包み歌い出した第一声は、どこまでもピュアで、それでいて芯の強さを感じさせた。
未完成だからこそ放たれる眩いほどの輝きが、まるで未来の自分へ手紙を綴るかのように、静謐な時間の中で16歳の“今”を刻んだ「水玉模様」でした。
ー本番を終えた今の気持ち
本番が始まる前までは、偉大な先輩方のひとり、生駒さんのソロ曲ということもあって、息が乱れていることすらよくわからないくらいすごく緊張していたのですが、1回しかないこのステージを緊張したまま終わらせて「あー全然できなかった」と思いたくないなってステージに立つ前に深呼吸を3回して。あとソロ歌唱前の曲でも、客席のみなさんと目を合わせることができて、優しい方ばかりだとすごい安心したのもあって。リハーサルとかでは悔いが残っていたのですが、本番は、今まで歌った中でいちばん気持ちも込められて表情も出来て、悔いなくできたかなと思えたのが救いになってよかったです。
ー練習中はどんなことを思っていましたか?
この曲を披露すると決まって、生駒さんのパフォーマンスされていた映像をたくさん見漁ったんです。だけど、それを全部真似したり、同じことをするのはちょっと違うなって思って。それらは生駒さんがこういう歌い方をしようと思って表現したことで、私は、私がこの楽曲を聞いて感じたことを表現しなきゃダメだと思って。それからは映像も見ないようにしていました。
この楽曲を選んだのは、16歳の今しか歌えない、16歳の私が今だからこそ歌って届けられることがあるといいなと思ったからなんです。
ー実際ファンの方の前で歌ってみてどうでしたか?
リハーサルでお客さんがいないときはあまり気持ちが作れなくて、今思い返したらすごい真顔で歌っていたなと思うんですけど、お客さんが入ってくださって空気や周りがとても温かかったような気がして、温かく見守ってくださったおかげでこの楽曲の歌詞に入ることができたし、表現したいことも出来たんじゃないかなって思いました。
ーファンの方へのメッセージ
6期生とはバースデーライブとかでも絆は深まったと思っていたんですが、この新参者のリハーサル期間を通して全部おろそかにできないし、1つ1つを大切にしていかなきゃいけないという思いで更に絆が深まった私たち6期生を見ていただきたい。
初めて6期生だけで回すMCとかも、みんなで新参者ライブを作っていけたらいいなと思っているので全部注目してほしいです。
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