2027年3月に閉学する鹿児島市の鹿児島純心女子短期大学で、学祭「純短祭」が10月25・26日の2日間にわたり行われました。1・2年生揃っての開催は、2025年が最後――。思い出の1ページには、特別な純短祭にしたいと思うに満ちた、情熱あふれる学生たちの姿がありました。
■最後の純短祭へ――学生会がつなぐ1・2年生の絆
鹿児島市唐湊の高台にある鹿児島純心女子短期大学。通称「純短」。毎年10月に学園祭「純短祭」が行われます。2025年は、「楽しくいこうぜ!!」をテーマに、10月25・26日の2日間にわたり開催されました。

10月上旬―――。短大では、純短祭を仕切る学生会役員たちの姿がありました。SNSで純短祭当日までカウントダウンを配信するなど、純短祭を盛り上げます。
(生活学専攻2年学生会・ 吉滿 梨花 会長)
「今年は、2学年そろってできる学祭が最後になるので、同じ学年だけでなく1・2年生のつながりを通して純短祭を楽しく終えられたら」

(英語科卒業生・坂元 優子さん)
「しっかり集中して、よい練習の時間にしましょう」
円陣を組むのは、英語科2年生47人です。純短祭では、英語科による英語でのミュージカルが恒例となっています。毎日、練習に励む2年生。今回、挑戦するのは、ミュージカルはもちろん、映画でも名をはせた「マンマ・ミーア!」。

(英語科2年生)
「最後は、全員で笑って泣きながら、どん帳が下がるまでは気を抜かず、今までの青春をぶつけたい」

(英語科2年生)
「私みたいに、ミュージカルを見て英語科に行きたいと思う人もいたと思う。(閉学で)ミュージカルが途切れてしまうのは悲しいが、全力で、みんなで頑張っていきたい」

(生活学科 生活学専攻・坂元 香羽音 さん)
「なんか、おかしくなってくる。ずっと・・・。」
ちょっとだけ弱音を吐いているのは、生活学科 生活学専攻の坂元 香羽音 さんです。生活学専攻では、1人で3着のドレスを制作します。
