一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)が主催する国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』(以下MAJ 2026)の中間発表が5日に開催された。『MAJ 2026』は、2026年6月13日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOで表彰式が開催される予定。2025年に第1回が京都で行われたMAJが、東京を舞台にさらに進化する形となる。
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今回の発表では、授賞式の具体的な開催概要とともに、MAJ 2026の大きな進化点が明らかになった。表彰部門は前年から14部門増の約70部門に拡張され、音楽シーンの多様性やトレンドに即した構成へと再設計された。
注目は、ダンス&ボーカルジャンルに特化した「最優秀ダンス&ボーカル(グループ/ソロ)賞」や、アイドルシーンの細分化に対応した「最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞」「最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞」(いずれもグループ/ソロ別)、さらに近年注目されるロングヒットやリバイバル曲を対象としたバックカタログ部門やアナログレコードカテゴリーの新設などが挙げられる。
また、音楽業界を支える裏方の活躍にも光を当てるべく、クリエイターの表彰が強化されており、「最優秀ミュージックビデオ監督賞」の新設に加え、マネージャーやA&Rなども表彰対象となる新たな部門が追加される。
エントリー対象作品のリリース期間も明確に定められ、2025年1月1日から12月31日までにデジタル配信またはフィジカルリリースされた作品が対象となる。これらに対して、音楽関係者が投票を行い、2026年3月19日~4月8日に一次投票、4月30日~5月20日に最終投票が実施される。主要6部門(最優秀アーティスト賞、最優秀楽曲賞、最優秀ニュー・アーティスト賞、最優秀アルバム賞、最優秀アジア楽曲賞、Best Global Hit from Japan)をはじめ、すべての部門で多彩な作品が審査対象となる。
今回、2025年1月〜8月の楽曲を集計した中間集計が発表され、今後の正式なノミネート作品の発表に向けて注目が集まる。
発表会には、俳優の櫻井海音、お笑いタレントのヒコロヒー、音楽ライターの柴那典氏、音楽データ分析を行うarne代表の松島功氏が登壇。MCのクリス・ペプラー、山本里菜とともにそれぞれの注目部門&アーティストについて語り合った。
授賞式当日は、TOYOTA ARENA TOKYOで主要部門を発表するグランドセレモニーや、その他の部門の発表を行うプレセレモニーが実施されるほか、6月8日から13日までの1週間は“アワード開催ウィーク”と銘打ち、お台場エリアを中心に3ステージでのライブパフォーマンスや、国内外の音楽業界関係者によるセミナー、ショーケースも予定されている。
