掲載日
2025年11月4日
フランスのギャラリー・ラファイエット・グループは、ソシエテ・デ・グラン・マガザン(SGM)が、同社が数年来運営してきた地方のギャラリー・ラファイエット5店舗にウルトラファストファッションブランドのSHEIN(シーイン)を導入する計画を発表するやいなや、自社の立場を明確にしました。数週間にわたる交渉の末、BHVでSHEINが1,000平方メートル超の売り場を展開する前夜、両者は共同声明で見解の相違を正式に認めました。
ギャラリー・ラファイエット、フランスの主要都市から撤退へ – Shutterstock
「ギャラリー・ラファイエットとSGMグループは、SGMがギャラリー・ラファイエットの看板で所有・運営する7店舗に関し、2021年から両社を結び付けてきた提携契約を終了することで合意しました」と声明は述べました。「これらの店舗はアンジェ、ディジョン、グルノーブル、ル・マン、リモージュ、オルレアン、ランスにあります。」
フレデリック・メルラン氏率いるSGMは、これらの百貨店を新名称のもとで運営すると発表し、名称は間もなく公表される予定です。
「この決定は、協業における戦略上の相違に起因するものです」と共同声明は述べ、「この協業は、現在最終調整中のスケジュールに従い、今後数週間で終了する予定です」と続けました。
フランスの主要都市の一等地に立地するこれらの店舗では現在、ギャラリー・ラファイエットの自社ブランドに加え、同グループの中央仕入れ部門が選定した多くのブランドを取り扱っています。このため、各店舗の事業継続の行方には不透明感が生じています。
両者は、「建設的な姿勢で協議を続け、チームと顧客を尊重した秩序ある移行を確保するため最善を尽くしている」としています。とはいえ、顧客や従業員の間には、当然ながら不安が広がるでしょう。
