【風土記をよむ】神話と古代思想、そしてシャーマンキング

皆さんこんばんは。古墳好き声優の山き あんナです。本日はですね、あの直接古墳 の話ではないんですけれども、ま、古墳を 語る上では欠かせない古代思想というもの についてちょっと触れていきたいなと思い ます。え、今回語るのがですね、こちら 出雲の国の風呂。え、この中からちょっと ね、あの、洞窟について、え、 ピックアップしてお話をしていこうかなと いう風に思います。ま、そもそもはですね 、あの、ま、そういう名前の本があ るってわけじゃなくて、こう7時代にです ね、こうそのそれぞれの土地についての、 ま、フードとか文化とかをこうまとめた 書物のことを、え、という風に言います。 なので出雲の国の時は、あの、ま、現在の 島根県の、ま、出雲市の辺りの、え、 フードとかについて書かれた本になって ます。え、じゃあまずですね、ちょっと 付木の1節をご紹介するんですけれども、 北の海の浜に磯があって、この磯を名きの 磯という、え、その磯から西の方に岩が ある。で、岩の中に穴があって、人が入る ことができないので深いのか浅いのかも 分からない。夢でこの磯の岩屋のほりに来 たとしたら必ず死ぬよって古くから今に 至るまでここを読の坂または読の穴と呼ん でいるという記述があります。この言われ ている洞窟なんですけれども、ま、あの、 正確には分からないんですが、ま、 おそらく井目洞窟と現在は言われている、 え、場所なんじゃないかという風に考え られています。私もね、ここ実は行った ことがあるんですけれども、なんかね、ま 、入り口は結構なんかパっかり穴が開いて いて、結構大きめの洞窟なんですけど、 入り口が大きいんで、ま、中入っても、ま 、割と明るいんですよ。なんですけど、 なんか結構すぐになんか奥の方がキュって こう狭まって、もうあの人がちょっと通れ ないんじゃないかっていうくらいこう狭い 道になってしまうので、ま、確かにこれ 入れないし光も届かず真っ暗だから、ま、 この読の穴とか言われるのも、ま、確かに そうかなっていうような、ちょっとした こう不気味はあるような場所でした。で ですね、読みの穴はま、分かるじゃない ですか。洞窟なので、でも読の坂っていう 表記はなんでなのかなってちょっと気に なりませんか?で、これを語る上で少し 日本神話に触れたいと思います。ま、あの 、日本神話は乞ジとか日本初期とかにね、 え、書かれているんですけれども、じゃあ 、ま、ちょっと乞ジの方から語るんですが 、え、乞ジとはですね、ま、そもそも何 かって言うと、ま、あの、天地の始まり からア鳥時代の水子天皇の時代までの歴史 が書かれた日本最古の、え、書物となって おりまして、この乞ジによるとですね、え 、伊のと伊波のという二中の神が、え、 この国日本を産んだという風にされてい ます。で、あの伊が男性でイ波が女性の神 なんですね。で、ま、イ波はですね、こう たくさんの神を産んだんですよ。なんです けど、その火の神を産んだ時に命を落とし てしまうんですね。で、え、死後の国で あるの国へ行ってしまうんです。で、イザ はですね、もういなくなってしまったイ波 にどうしても会いたくて夜の国まで行くん ですよ。なんですけど、イ波はですね、 もう夜の国の食べ物を食べてしまったので 、元世には帰れませんって言うんです。 これね、meg食って言うんですけど、 あの、ホラーとか好きな方だったらね、 結構聞いたことあるんじゃないかなって 思うんですが、なんかそう、この、あの世 の食べ物を食べてしまうと原世は戻れな いっていうのがあって、ま、このよつ へぐ食いをしてしまったのでイ波は、え、 帰れないけれども、せっかくがここまで 会いに来てくれたからちょっと帰れないか どうかの国の神に相談してみるって言うん ですよ。で、その間私の姿は決して見ない でください。っていう風に言うんですね。 で、伊は暗い中待ってるんですよ。けど マテド、クらせド、イ波が帰ってこなくて 、で、ついに火を灯しちゃうんですね。 するとイ波の姿が見えるんですけど、イ波 はもう元の姿とは違うこう変わりてた、 ちょっと恐ろしいような姿になってしまっ ていて、で、伊はもうびっくりして 逃げ替えるんですよ。で、その逃げ、元世 逃げ返った道っていうのが平坂っていう風 に言われていて、この物っていうのが読み っていう風に書くんですよね。ま、こんな 風にこの読の国と元世っていうのはなんか ね、繋がっていた、実続きであったって いうような考え方がこの戸個乞式の記載 から読み取ることができます。ま、なので もしかしたらそういう思想があったので この洞窟の奥穴ですけどこの奥の方が坂に なっていてこうの国に通じていたんじゃ ないかっていう意味での坂っていうような 表現がされていたのかもしれないですよね と言ってみたものの実際の夜物平坂って ここじゃないのって言われてるところは また別にあるんですよ。え、先ほどのこの 伊が夢の国に行ったっていうお話の最後に ですね、湯本平坂は今出雲の国のイふ坂と いうっていう一があるんですよ。で、この ふ坂っていうのは、え、島根県市東出雲町 のイっていう場所に実際にあるところです 。なので、ま、この伝承的にはそのイの 山道が、ま、真の平さっていうことには なりますね。ま、ここもね、私行ったこと あるんですけれども、この近くにね、あの 、イヤ神社っていう伊の祭っている神社と かもあって、もうこの辺がね、結構その 神話にまつわる土地になっているので、ま 、あの、平坂に行く際はですね、そちらの 神社も是非一緒に訪れて欲しいなって思い ます。で、ちょっと稲洞窟の話に戻るん ですけど、この洞窟がですね、昭和にあの 調査されたんですよ、洞窟の内部が。で、 そん時にやい時代とか古墳時代のドキとか こう異物が結構見つかって、それと一緒に 多数の人骨も出動したんですよ。なので ここがそのお墓として使われているような 場所なんだっていう認識がこう古大臣の間 にあったとするならば、まあの穴とか読の 坂とかいう死後の世界につがっているん じゃないかっていうような伝承を頑張れる のも、ま、確かに納得できるよなって思い ます。え、それではもう1つですね、出雲 の国の付キに登場する洞窟を紹介したいと 思います。香賀の神崎っていう、ま、身先 がありまして、そこに岩屋、ま、つまり 洞窟があるっていうような記述があるん ですけれども、こちらはですね、現在香賀 の区戸って呼ばれている、え、洞窟でして 、え、島根県松江市島根の蚊という場所に 実際に今もあります。で、今ですね、こう 有覧線で観光とかできるようになってるん ですよね。で、この蚊の区戸っていうのは 、え、新けドと旧けっていう2つの洞窟に 分かれてます。で、まず旧けの方からなん ですけど、ここはですね、仏けとも呼ばれ ていて、それがなぜかって言うと、あの、 実はここはですね、こう古くからあのサの 河としての役割を持っているんだそうです 。ま、あの、サの河ってね、皆さんも 聞き覚えあると思いますけど、仏教切に おいてこう親に先立って亡くなってしまっ た子供が、ま、行くとされている場所なん ですけれども、本当はね、こうさの川は 渡るんですけど、子供は渡れなくって、で 、そのサの河でこう石の石を積んで塔を 作らなきゃいけないんですよ。ま、あの、 仏教において親より先になくなってしま うってのは、ま、あの、罪深いことだとさ れているので、こう、তাに石を積むん ですけど、それをこう鬼がね、度々現れて こうバッて壊しちゃって邪魔をするみたい な、あの、ま、考え方なんですけど、この 洞窟の内部にはそのたくさんの石の塔が 詰まれているんですよね。で、この、ま、 おそらくこの亡くなったお子さんたちの 親御さんが備えたであろう、ま、お花だっ たりとかおもちゃだったりとかっていう 備え物があったりとかして、このいつの 時代からそういった側面を持つようになっ たかっていうのはちょっとはっきり分から ないんですけど、ま、もしかするとその 洞窟っていうものがこう読の国につがって いるというようなこう死のイメージを持っ ていたことがもしかしたら関係しているか もしれないです。で、一方の新田の方なん ですけど、こちらが、え、出雲の国の時に 登場します。え、ここにはですね、こんな 伝承があります。え、ここはサ田の狼と いう神が生まれた場所であるとされている んですが、まさに生まれようとする時に 弓矢がなくなってしまいました。で、母で ある木坂姫のという神が我が子がマス、 つまりこう大しくて強い男の神の子である ならば弓合を出てこいと言うと、ま、あの 、1回ちょっと違う矢が流れてきて、それ は1回投げ捨てたんですけど、今度は、え 、根食の矢が流れてきて、こう水の流れに 乗ってね、流れてきて、それを手に取り ました。で、え、木坂姫のがなんて暗いな んでしょうと言って、その矢でこう洞窟を こう移通してで明るくしたそうです。なの でここに木坂姫の社代がありますと。で、 今の人、ま、つまりその当時の人々はこの 洞窟の辺りを通る時は石を投げて大声を 出して通ります。え、もしこっそり通ろう とすると神が現れて扇風が起こって船が 必ず転覆してしまうというような、え、 言い伝えが記載されています。ま、この ようにですね、その今までお話ししたこの 洞窟に対する死のイメージに対してこの 真空けの方にはこう命の誕生、しかも神の 命の誕生というこう聖のね、ま、結構正 反対のイメージがあったことが分かるん ですよ。 ま、ただそのこう近くにあるね、2つの 洞窟っていうのがこう生っていう、ま、 一見正反対に見える役割があ るっていうのは、ま、ちょっと不思議な ことみたいに思えるかもしれないです けれども、やっぱ洞窟ってこう入って出る ことによってこう生まれ変わることが できるとかそういった観念も古代にはあっ たので、ま、その古代人にとってこう生と 死っていうのはこう限りなく近い。もう 本当表利一体くらいのものだったのかも しれないですよね。さ、ということでいつ もの国の付キに登場する洞窟を紹介しまし たが最後に最初に紹介した井目洞窟って いうのはシャーマンキングという作品の中 で主人公の朝倉洋君があの不力っていうね 、こうパワーを高めるためにこう疑似的な 死を体験するためにねこう入った読みの穴 っていう洞窟があるんですよ。その読の穴 のモデルになっている洞窟なんじゃない かっていう風に井洞窟は言われている ところなので、ちょっとね、シャーマン キングファンの方にも是非、え、聖地巡礼 をしていただきたいなと思っております。 ただこのね、シャーマンキング巡りをする にも、この神話巡りをするにも、あの、車 は必須ですので、私、あの、鳥取県の出身 なので、ま、島根県はね、お隣の県なん ですよ。お母さんに車を出してもらって、 こう、春バね、島根まで行って、あの、神 巡りをしました。あの、お車がある方は 是非行ってみてください。ということで 今回は、え、いつもの国の付キについてご 紹介をしていきました。いかがだった でしょうか?その今回お話しした、ま、 例えばこの弓矢の話とかについても ちょっと他の時きからまたこう関連を 読み取れるようなこうものもあったりする ので、またちょっとね、こう改めて 調べ直してご紹介したりしてもいいかなっ て思ってます。ま、たまにね、こういう ちょっと古墳にこう直接関係はないけれど も、こう派生したなんか思想の話とかも できたらいいなって思っているので、え、 そちらも是非楽しみにしていただければ 嬉しいです。え、それでは今回の動画は ここまでです。最後まで見てくれて ありがとうございました。え、よければ チャンネル登録、グッドボタン、通知オン をお願いします。それでは次の動画でまた お会いしましょう。バイバイ。

古墳好き声優の八巻アンナです┌|∵|┘

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【八巻アンナ プロフィール】
声優。古墳にコーフン協会名誉会員。
大学では古代史(主に思想の分野)を専攻していた。
古墳や歴史関係のナレーション・イベント出演の経験もある。
X(Twitter)→ https://x.com/annakoto117

撮影・編集 榎本龍之輔(株式会社チームヒップス)

作家 むとう(https://x.com/usg_muto?s=21)

撮影スタジオ トカトントン

funtube117info@gmail.com
↑動画で取り上げてほしいテーマや解説してほしいものがあればこちらまで!

20 Comments

  1. シャーマンキングド世代なおかげで、古代の死生観とか日本神話好きになりました!
    めっちゃ興味深い回で楽しかったです!!

  2. 研究者のおじさんだと喋りが下手な場合もあるのでプロ声優フィルターを通して聴くと解りやすいですな
    このチャンネル、優秀コンテンツの気配がしてきた

  3. めっちゃ分かりやすい説明!
    古事記モチーフのゲームとかあまり見かけないからもっと増えてほしいね。

  4. このチャンネルに影響されて古墳探してみたら案外近くにあるもんだなぁと

  5. まじめな古代思想の話でへぇ~となっていたら、
    シャーマンキングのくだりになった途端に、
    目をキラキラさせてウキウキで語りだしたのがオタク全開で好き

  6. 神話と絡めたお話面白かったです!!
    自分は山口県出身ですが、神話や伝承など山陰地方にも色々と面白いものがありますね!行ってみたいと思いました!

  7. 日本古代史関連の動画はたくさんありますが、初めて知る内容でとても楽しめました。
    コアな話にもかかわらず聞きやすくて大変良かったです。実際に現地に足を運んだ経験を織り交ぜながら話されていることが、現地の様子を描写する助けになっているからだと思います。
    コアな内容でも本当に好きなことを独りよがりにならずに語る人の楽しそうな姿は視聴する側にも気持ちが伝わってきて嬉しくなりますね。

  8. 古墳にもご遺体を埋葬する石室への道が横穴になっているものがあり、黄泉比良坂のイメージが反映していると考察している本を読んだことがありますが、もとをたどれば今回お話にあった死後の世界につながっていそうな洞窟にたどりつくのかもしれないですね。

  9. 急にオススメに上がってきたのだが
    なんか「岩屋」という言葉を聞くと変な拒否反応が起きてる私は病気なのだろうか
    鳥取県出身と聞くとなぜだろう?怒りが湧いてくる私はホントに病気なのだろうか
    この動画とは全く関係がないはずなのにね
    私のおばあちゃんや親戚は鳥取県なんだけどね
    古墳女子とは珍しいですね
    おもわず登録してしまいました
    ちなみに私が好きな声優は
    『 』空白
    空と白
    アニメ2期制作してほしいな

  10. 坂の話ですが、故・鈴木孝夫先生によると、
    「さ」は古代ポリネシア語で神様のことだそうです。
    神様は山の上にいて、そこに行くまでの道が「坂」そこに生えている木が「榊」だそうです。
    その洞窟の上に何かないですか❓
    祠とか、祀られてる何か。

  11. 古墳好きなら松江の出雲国府跡に行ってほしいなぁ
    周りは古墳だらけです

  12. 興味深い話をありがとうございます。
    私は『出雲王国と天皇』という出雲口伝の一部を読んで学習して以来、発掘調査の内容や宇佐神宮の口伝などと照らし合わせながら読むことにはまっています。出雲族がどこから来たのか、という断定はできないものの、ワンピースのDのように、ハプログループDが濃いところは3か所あり、その場所をたどると(インド・ネパール国境付近→バルハシ湖・バイカル湖付近→日本)となり、出雲口伝と近い可能性が見えてきます。そして、徐福系の山東省の人骨や甕棺がでる場所(山口県・佐賀県)や三重県の徐福の宮で秦の時代の銅銭が出土しています。

    少なくとも、多くの風土記の内容・口伝の内容の再評価が必要ではと考えてます。

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