日本テレビ系で放送中の音楽番組「バズリズム02」によるライブイベント「バズリズム LIVE 2025」が、11月1日から本日3日まで神奈川・横浜アリーナで開催されている。
![櫻坂46(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])](https://www.moezine.com/wp-content/uploads/2025/11/25_1102Ao2667.jpg)
櫻坂46(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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2015年に初開催され、毎年恒例のイベントとなっている「バズリズム LIVE」。11回目の実施となる今回は、横浜アリーナのステージを舞台に全27組のアーティストが熱演を繰り広げた。この記事では龍宮城、BUDDiiS、syudou、原因は自分にある。、HANA、櫻坂46らが出演した昨日2日の「DAY 2」の模様をレポートする。
目次
「BUZZER STAGE」NEK! / Straight Angeli / KAWAII LAB. MATES
今回の「バズリズム LIVE」では、初の試みとして“未来のスターアーティスト”をフックアップする新ステージ「BUZZER STAGE」を展開。2日目はNEK!、Straight Angeli、KAWAII LAB. MATESの3組が出演した。
NEK!は2024年2月に結成された4人組ガールズバンドで、11月26日にはポニーキャニオンからのメジャーデビューも決定している。Kanade(B)が刻むタイトなビートが印象的な「Get Over」でライブをスタートさせたNEK!は、「zero-sum」「MAZE」など攻撃的なロックチューンを連投してフロアのコールを巻き起こす。さらにメジャーデビューアルバムのリード曲「GiMMiCK」もいち早く披露し、彼女たちがこの先進んでいく道をオーディエンスに印象付けた。
NEK!(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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Straight Angeliはスターダストプロモーションから11月1日にデビューしたばかりの6人組ガールズグループで、この「バズリズムLIVE」がお披露目ライブとなった。その名の通り、天使の羽をモチーフにした衣装に身を包んだ6人はフレッシュな魅力にあふれたパフォーマンスを届ける。MCではリーダーの松元寧音が「皆さんの心をつかめるようにがんばります!」と初ステージの意気込みを述べるひと幕も。ライブのラストには松隈ケンタが提供したデビュー曲「STARlighT」を華々しく披露した。
Straight Angeli(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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KAWAII LAB. MATESはKAWAII LAB.でのアイドルデビューを目指す次世代メンバー12名のユニット。オリジナル曲「わたしの進路が決まったら」で夢に思い悩む姿をリアルに表現する一方、CUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」、FRUITS ZIPPERの「ぴゅあいんざわーるど」と、先輩グループの楽曲も初々しくカバーしてフロアを沸かせる。最後はCANDY TUNEの大ヒット曲「倍倍FIGHT!」で会場を大いに盛り上げた。
KAWAII LAB. MATES(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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同じくBUZZER STAGEで行われたトークの公開収録には今年で「バズリズムLIVE」3年連続出演となった龍宮城のメンバー7人が登場し、MCのバカリズムと浦野モモアナウンサーとトークを展開した。「この世界に入ったきっかけは?」という質問にRayが「インドネシアに住んでいた頃、インターナショナルスクールのミュージカルで『アラジン』を演じたことです」と答えると、会場内には当時のRayの写真パネルが掲げられてファンを喜ばせるが、その数の多さにバカリズムが「パネル何枚作ってんだ!(笑)」とツッコむ場面も。また今年2月に行われた初の東京・日本武道館単独ライブに話がおよぶと、冨田侑暉は「楽しかったですね、皆さんが持っている紫のペンライトが広がってて鳥肌が立ちました」と振り返る。一方、KENTが自らの衣装に起きたハプニングを明かすと、バカリズムと7人は龍宮城ならではの衣装のトリッキーさを語り合って大いに盛り上がった。
左から浦野モモアナウンサー、バカリズム、龍宮城。(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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龍宮城
2日目のメインステージでトップバッターを務めたのは先ほどトークコーナーにも登場した龍宮城。リーダー・KEIGOの「龍宮城へようこそ」という挨拶から「OSHIBAI」でライブの口火を切った。炎が吹き上がるステージに立ち、複雑なフォーメーションダンスで観客を圧倒したあとは「BLOODY LULLABY」「JAPANESE PSYCHO」と、龍宮城ならではの個性にあふれたナンバーを連投。「JAPANESE PSYCHO」ではKEIGOのレクチャーに従い、オーディエンスが恒例の「領収書!」コールを繰り広げた。
龍宮城(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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その後は甘いメロディラインと毒気のあるラップが印象的な「SUGAR」で会場の空気を一変させる。MCでは「SUGAR」がオープニングテーマに使用されている、メンバーの冨田侑暉とNAOYA(MAZZEL)主演の日本テレビ系ドラマ「セラピーゲーム」をアピール。さらに11月22日と24日に東京・有明アリーナで行われるライブイベント「BEAT AX Vol.7」への出演が決まったことも発表してファンを沸かせるが、齋木春空は「僕たちも今日知りました(笑)」と舞台裏を明かして笑わせた。
ITARUの「僕たちにとってライブは大切なものなので、ここでしか作れない音楽をもっともっと作っていきたいです」という言葉のあとは「LATE SHOW」「SHORYU(→↓↘+P)」を力強くパフォーマンス。ラストは最新EP「SHIBAI」に収録されたロックチューン「エグレメクレ」で締めくくった。
龍宮城(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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BUDDiiS
続いて登場したBUDDiiSはYUMAとSHOOTが急遽の体調不良で欠席したため、残念ながら7人体制での出演に。しかしMCでFUMINORIが「7人だけど9人の気持ちで」と語ったとおり、120%のパフォーマンスで集まった観客を盛り上げた。序盤で「Magic」や、9月にリリースしたばかりの最新曲「Dear」といったポップなナンバーを届けたあとは「The One」を笑顔全開でキュートにパフォーマンス。オーディエンスの黄色い歓声を巻き起こした。
BUDDiiS(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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MCでFUMINORIが「僕たち“バディーズ”という名前で活動させてもらってるんですけど、皆さんの中にも“バディーズ”がいらっしゃるということで……」と会場内のBuddies(櫻坂46ファンの呼称)に呼びかけると、客席からは野太い歓声が起こる。温かい反応にFUMINORIは「検索とか引っかかっちゃったらすみません!(笑)」と答え、笑いを誘った。
メンバーとオーディエンスがタオルを振り回して盛り上がった「BUD」のあとは「Ütopia」「JUBiiLEE」をメドレー形式で披露し、軽やかなサウンドとダンスで魅了する。一方「RUN」ではシリアスかつクールなステージングを繰り広げてここまでとは異なる表情を見せた。ラストナンバーは「BLUE SODA」。淡いブルーのライトに照らされたBUDDiiSはさわやかな歌声とダンスをアリーナに届けた。
syudou
今回が「バズリズムLIVE」初出演のsyudouは、バンドメンバーに続いてステージに登場。マイクを握りアカペラで「ジャンクで汚れたこの声で うるせぇ外野を黙らせる」と「インザバックルーム」のサビの歌詞を歌い始め、その圧倒的なボーカルで客席を呑み込んだ。syudouは「やっと出れた!」と初出演の喜びを爆発させる。そして「いろいろなジャンルの方が出ている場に呼んでいただいてすごく光栄ですし、単身乗り込んできたからにはリスペクトを込めつつブチかましていきます!」と、この日唯一のソロアーティストとして意気込んだ。
syudou(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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ヒット曲「ビターチョコデコレーション」で観客のハンドクラップを巻き起こし、「命綱」の哀切ながらも壮大な世界を届けたのち、syudouは今回の「バズリズムLIVE」のグッズとして発売されたヘッドホンのためにオリジナル効果音を制作したことに触れ「バズリズムLIVEにかける思いだけは、絶対に誰にも負けてないと思います」と熱を込めて話す。その思いをぶつけるようにギターをかき鳴らしながら「あいきるゆぅ」を熱唱したsyudouは、ステージの左右に伸びた花道に走り出て「神頼み」「爆笑」をのびのびと歌い、最後はお立ち台から高々とジャンプを決めてパワフルなステージにピリオドを打った。
syudou(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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原因は自分にある。
イベント後半で登場した原因は自分にある。も、この日は吉澤要人が体調不良で急遽欠席し6人体制でのステージとなった。しかし冒頭から「因果応報アンチノミー」そして「無限シニシズム」を披露し、そのクールなパフォーマンスで観客を釘付けにする。続く「原因は自分にある。」ではペンライトを握った観測者(原因は自分にある。ファンの呼称)による息の合った振りが、会場の一体感を上昇させた。
原因は自分にある。(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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MCでは大倉空人が「いろんなアーティストのファンの皆さんが集まっていると思いますが、ぜひともこの瞬間だけは観測者としてライブを盛り上げていただければ」と呼びかけ、大歓声を浴びる。その後は互いのグループ名に対するシンパシーから川谷絵音(indigo la End、ゲスの極み乙女、ジェニーハイ、ichikoro、礼賛)による提供が実現した最新シングル表題曲「パラノイドランデブー」を皮切りに、グループの個性を前面に押し出した攻めのセットリストを展開。同じくニューシングル収録曲の「ビネットネット」はこの日がライブ初披露。艶やかな振付で会場中の観測者を熱狂させた。
原因は自分にある。(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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「Mania」では欠席した吉澤のパートを小泉光咲が務め、アリーナに大歓声を起こす。その後も「灼けゆく青」「Operation Ego」とゲンジブらしい世界観に満ちたナンバーを連投し会場を大いに沸かせた。
HANA
観客が手にした無数のペンライトが赤く染まる中、HANAは暗転したステージに登場してマイクスタンドに向かう。そしてCHIKAの圧巻のアカペラから「Tiger」でライブをスタートさせ、オーディエンスに感嘆の声を起こした。プレデビュー曲となった「Drop」のパワフルなステージングで観客を圧倒したあとのMCでは、一転して和やかな笑顔を見せて会場の空気を変えたHANA。JISOOは「『No No Girls』の始まりの場所が横浜アリーナだったんですよ」と、2023年に行われた「バズリズムLIVE」のステージでちゃんみなとSKY-HIがHANAを生み出したオーディション「No No Girls」の始動を発表したことを感慨深げに振り返った。
HANA(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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HANAにとっては凱旋ステージとも言える今回のライブ。後半では「No No Girls」のコンセプトを体現したような最新曲「My Body」に続き、大ヒット曲「Blue Jeans」で会場をハートウォーミングなムードに誘う。観客がペンライトの色を赤から青に変えて揺らすと、それに応えるように7人もステージ左右の花道に進み出て柔らかな歌声を届けた。最後はデビュー曲「ROSE」の鮮烈なパフォーマンスで幕を閉じ、会場に深い余韻を残した。
HANA(撮影:山下深礼[PROGRESS-M])
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櫻坂46
2日目のトリを務めたのは昨年に引き続いて出演の櫻坂46。オープニングムービーに続いて登場した櫻坂46は最初に「Addiction」を披露した。ダブルセンターの山﨑天と藤吉夏鈴を中心とした一糸乱れぬパフォーマンスでオーディエンスの視線を釘付けにした直後、四期生の9人がステージに走り出て「死んだふり」を披露する。躍動感あふれるダンスナンバーを連投したあとは「UDAGAWA GENERATION」へ。メンバーがふりまく笑顔に応え、客席のBuddiesは白いペンライトを振り上げてコールを届けた。
櫻坂46(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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MCでキャプテンの松田里奈は「全力のライブで、楽しかったという余韻が抜けない時間をお届けしたいと思っています」と意気込み、森田は「櫻坂46を初めて観る人もいると思うんですけど、ここにいる皆さんで自由に楽しんでいただけたら」、山﨑は「いろんなアーティストさんのライブを観てヘトヘトかな?と思っていたけど、元気そうで安心しました(笑)」と観客に呼びかける。櫻坂46のスタイリッシュな魅力が炸裂した「Make or Break」のあとは、山﨑の「声出して盛り上がれ!」というシャウトから「何歳の頃に戻りたいのか?」「承認欲求」が連続でドロップされた。
櫻坂46(撮影:青木早霞[PROGRESS-M])
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最後の楽曲は、この日がライブ初披露となった最新シングル「Unhappy birthday構文」。シニカルな世界観、村井優がセンターを務めるシアトリカルな振付が空気を支配し、場内は異様な興奮に包まれた。ライブを終えたメンバーは楽曲の雰囲気から一転し、ニコニコと笑顔を浮かべて挨拶。横浜アリーナを温かなムードに変えて2日目の幕を下ろした。
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セットリスト「バズリズム LIVE 2025」DAY 2 2025年11月2日 横浜アリーナ龍宮城OSHIBAIBLOODY LULLABYJAPANESE PSYCHOWALTZSUGARLATE SHOWSHORYU(→↓↘+P)エグレメクレBUDDiiSMagicDearThe OneBUDメドレー(Ütopia~JUBiiLEE)BLUE SODAsyudouインザバックルームギャンブルビターチョコデコレーション命綱あいきるゆぅ神頼み爆笑原因は自分にある。因果応報アンチノミー無限シニシズム原因は自分にある。パラノイドランデブー0to1の幻想(白昼夢 Rearrange ver)イメノアイビネットネットMania灼けゆく青Operation EgoHANATigerDropMy BodyBlue JeansROSE櫻坂46Addiction死んだふりUDAGAWA GENERATIONMake or Break何歳の頃に戻りたいのか︖承認欲求Unhappy birthday構文「バズリズムLIVE 2025 BUZZER STAGE」DAY 2NEK!Get Overzero-sumMAZEGiMMiCKENDLESSGAMEDreams!!!!Straight AngeliMy Dream Myselfハートハレーションきみに好きって言わせたい!そんな私と君との歌STARlighTKAWAII LAB. MATESかわいいだけじゃだめですか?わたしの進路が決まったらキス・ミー・パティシエぴゅあいんざわーるど倍倍FIGHT!
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