【アイプラ】0001【イノセントステージ】長瀬 琴乃
早朝なんとなく目が覚めてしまった俺は散歩がテら海岸通りへと足を運んだ。 マネージャー 子供。おはよう。随分と早起きなんだな。 おはようございます。早朝ランニングは日家なのでもしかして知らなかったんですか?担当アイドルの行動が把握できていないなんて。 [音楽] マネージャー失格じゃないんですか? すまない。これじゃこに頼ってもらえないのも無理はないな。分かってるなら次から気をつけてください。あなたは私のマネージャーなんですから。ではそろそろ行きます。まだ走り足りないので。 [音楽] なら俺も付けようよ。 うん。 レッスンメニューを把握したいしもみんなとの交流を深めていきたいんだ。 [音楽] 別にいいですけど。知りませんよ。どう なっても私はペースを緩めません。もし 送れるようなら置いていきます。それで よければ。 意外でした。てっきりすぐに脱落するもの だと。 これくらいは 馬カにされちゃ困るな。そうですか。 ならもう少しペースを上げさせてもらいます。どうしました?ペースが乱れ始めていますよ。 [音楽] も、もうだめだ。これ以上はさすがに [笑い] マネージャー お置いていくんじゃなかったのか。 そのつもりでしたけど気が変わりました。汗吹いてください。 [音楽] 風でも引かれたら困ります。 ああ、ありがとう。 お礼はいりません。倒れられたら私の活動に影響が出るので。何ですかその顔は? [音楽] 本当にそれだけですから勘違いしないでください。 [音楽] な、分かったよ。それにしても子は毎日こんな距離を走っているのか。 [音楽] ええ、アイドルには体力も必要ですし、それに配活量は過小力にも影響しますから、他の誰にも負けないよう日頃から鍛えておく必要があるんです。 [音楽] まだ走るのか? はい、今日はもう少し走ろうかと。 そうか。でも走るにしたって少し休んだ方がいいんじゃないか。 平気です。学校もありますから。このまま走って量まで。うん。 平気じゃないだろう。足が少し痙攣している。今日はもう終わりにして一緒に帰ろう。 [音楽] いえ、それはこのオーバーワークで体を壊したら元もこもない。この夢を叶えるには体調管理も大事だ。 [音楽] 焦らなくていいんだ。今の自分にできる範囲で精一杯頑張って上を目指そう。 [音楽] そうですね。分かりました。 マネージャーの言う通りです。尺ですが、 [音楽] まるで叱られた子供みたいな顔をしてるな。こうしてみるとこも年頃の女の子だな。 [音楽] マネージ何笑ってるんですか?な んでもないよ。ただちょっとおかしかっただけ。 もう帰ります。本当に置いていきますからね。 [音楽] そうは言いつつも本当に置いていくことは なくは道の先で待ってくれている。に 歩み寄りながら自分とこの心の距離が 縮まったのを感じていた。 月の初ライブは大正だったが2度目は空席 が目立った。そして迎えた3度目のライブ の日。心配しなくても前回よりしっかりお 客さん入ってるよ。 マネージャーですか? 俺がいることにも気づかないほど考え事してたのか?そんなこと?え、そうですね。気にしてました。前回のライブ空席が目立ってたから。 [音楽] 前回も普通に考えれば決して少なくはない。みんなは確実にステップアップしてるよ。 [音楽] そうでしょうか。 あ、もっと自信を持って欲しい。 あの、えっと、マネージャー正直に答えて欲しいんですけど、お姉ちゃんはこんな風にファンの入りを気にしてたことありましたか? [音楽] なかった。でもそれを今言えばこはさらに気にするかもしれない。どうする? [音楽] どうしたんですか? えっと、マナもあったようななかったような。 [音楽] マネージャー、私正直に言って欲しいって言いましたよね。曖昧なのは嫌いです。本当のことを言ってください。 [音楽] マナはそんなこと1 度も気にしてなかったよ。 いつも満席だったからですか? 違うよ。そもそもマナはそんなこと考えすらしなかったと思う。 考えないってどういうことですか? マナは例えんが1 人だけでもその人のために全力で歌ったと思う。 お、お姉ちゃんらしいですね。そうですよ ね。うん。絶対そう。お姉ちゃんなら お姉ちゃんはどんな大きなライブでも 小さなライブでも本当に楽しみにしてた。 ただ歌うことがアイドル活動が純粋に好き でなのに私はファンの入りばかり気にして 目の前のステージに集中できていない。 恥ずかしいです。比べることはない。 むしろの反応の方が普通だ。お客さんは多い方がいいに決まっている。 [音楽] でも私は普通じゃないアイドルの長瀬マナの妹なんです。私もお姉ちゃんのようにならないと。 [音楽] マナはマナ。こはこだ。それに今日来てくれたお客さんはこを月を応援しているんだ。 [音楽] モネ そろそろ開演だ。この空気が変わった。 さっきまでの不安そうな少女はもうない。この野、もう大丈夫そうだな。 [音楽] はい、行ってきます。ステージの中央。俯向いて立つこがゆっくりと顔をあげた。 [音楽] 皆さん、月のテンペストのライブに来てくださってありがとうございます。 私たちはまだデビューしたばかりの新人で不慣れなところもあると思います。 [音楽] でも皆さんをがっかりさせないように 楽しんでもらえるように精一杯歌います。 そして今日このライブ会場に足を運んだ ことを絶対に後悔させません。私たちと 一緒に最高の夜にしましょう。 の言う通り、まだまだ荒らけりなグループ だが、まっすぐな気持ちは確かに観客にも 届いていること。焦らず自分らしく頑張れ ばいい。 すまない。待たせたかな? いえ、私もさっき来たばかりなので。すみません。急にこんなところに呼び出したりして忙しいのは知っているんですが。 [音楽] 構わないよ。マネージャーがアイドルを優先するのは当然だから。 ありがとうございます。 あれてっきりそうですね。私は認めてませんがみたいなことを言われると思ったんだが。 邪かさないでください。 言いませんよ、そんなことは。もう そうか。てことは俺はようやくこにマネージャーとして認められたってことかな。 [拍手] はい。それよりどうしても言いたいことがあったんです。両だとみんなもいるから。 [音楽] メンバーには聞かせたくない話。一体どんな話が飛び出してくるのやら。 [音楽] あの、マネージャー。 私はアイドルとして月の一員として最高の デビューを飾れたと思っています。私や他 のメンバーだけではきっといいえ間違い なくここまで来られなかったです。 マネージャーのおかげです。だからその ありがとうございます。そそれを言い たかったんです。何か言ってください。 ああ、そうだな。子の口からそんな言葉が出ると思っていなかったから正直ってる。 [音楽] [拍手] [音楽] あ、 でも同時にすごく嬉しく思ってる。そんなことを言ってもらえるなんてマネージャーに尽きるよ。 ちょ、マネージは大げさすぎます。も、もうそんな嬉しそうな顔までして気を緩めないでください。 [音楽] 私たちはまだスタートしたばかりなんです よ。私のいえ、私たちのマネージャーが そんなんじゃ困りますみたいなことを お姉ちゃんは言いませんでしたか。その 様子だとやっぱり言ってたんですね。 お姉ちゃんの言ってたことは本当だったん だ。マナは はい。時々家に帰ってきた時にアイドルの こととか両のこととか聞きたくないって 言っても一方的に聞かせてきて マネージャーのこともたくさん話してまし た。最近まで忘れてましたけど [音楽] 私ここ好きなんです。街の光がまるで サイムの光みたいで高台というステージに 立っている私をたくさんの人が応援して くれているように思えて お姉ちゃんはもっとたくさんの光を浴びて ステージに立っていたんですよね。私も うん。 私たち月のテンペストもお姉ちゃんと同じステージに立てると思いますか?お姉ちゃんと同じ景色を見ることができると思いますか? [音楽] 思わない。 子供たちが見る景色はマナとは違うものになるんだ。もっと見晴しが良くて美しい景色だと俺は思っている。 [音楽] え? マナが見ることのできなかった頂点からの景色はきっとこのやみんなが眺められるものなんだ。 [音楽] はい。 マナに追いついて追い越そう。マナもきっとそうんでる。 [音楽] はい。マネージャー。これからも私たちを支えてください。 の目には強い意志の光が宿っていた。これならきっとどんな困難にも立ち迎えるだろう。 [音楽] うん。
