
マアジを釣り上げ満面の笑みの佐々木ひまわり
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【釣夢中】 アイドルグループ「Hey!Mommy!」の佐々木ひまわり(26)がマアジを狙い、東京・深川の吉野屋から出船した。幼少期から父親と海釣りを楽しんできたが船釣りは初めて。観賞用としてキンギョハナダイなどをめでる無類の魚好きの胸中は…。(牧 元一)
マアジの活性が悪く、苦戦が続いても笑みを絶やさなかった。
「天気が良く、海も穏やかで全く船酔いしないし、こうして海に出たら、それだけでリフレッシュできて、とても楽しいです」
扇島沖で午前8時過ぎにスタート。初めての船釣り、初めてのコマセ釣りに挑んだが、なかなか当たりが来ない。乗客全員が同様に苦闘して船はポイント移動を続けた。
「釣りが面白いと思ったのは、地元の鳥取で小1の頃、父と岸壁からマアジを狙って、たくさん釣れた時でした。中1の頃、浜でシロギスを釣って、刺し身で食べたらおいしくて、もっと好きになりました」
進学した静岡県内の大学で海の環境問題を専攻。海洋生物の生態を研究するサークルに入会し、家から徒歩30秒以内の海で仲間たちと魚を採取し飼育する日々を送った。
「ウエットスーツを着てシュノーケルなどをつけて素潜りするんです。採取したのはキンギョハナダイ、ソラスズメダイ、コケギンポ、アカネハナゴイ、フチドリハナダイ…。家に水槽が最多で6個あって、それらを飼ってました。魚は一匹一匹顔が違うんです。私は顔がくりっとして可愛い魚が好き。大好きなチンアナゴも購入して飼ってました」
大学4年の時にアイドルオーディションに応募し合格。上京して芸能活動をするようになってからも帰省すると父親と釣りに出かけているという。
スタートから約5時間後の午後1時過ぎ。川崎沖でついに1匹目を釣り上げた。「良かったです。1匹も釣れなかったらどうしよう…と焦ってました。サイズが小さかったので当たりが分かりませんでしたが、上げてみたら掛かっていてうれしかったです」
納竿の午後1時30分までに計5匹を獲得。当たりがなくても諦めず一生懸命にコマセをまき続けたことが最後に実った。
「忍耐力が必要だと学びました。コマセをまくのは初めてで、思ったより難しいと思いましたが、その意味を理解して続けているうちに面白さを感じました。一番大きいの(約25センチ)を釣った時はグググッと来て当たりが分かりました」
所属するHey!Mommy!が11月10日に東京・新宿のZepp Shinjukuで4周年ライブを開催するなどアイドル活動も順調だが、釣りへの思いはさらに強くなった。
「またマアジを釣りたいし、タチウオも気になっています」
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、深川・吉野屋=(電)03(3644)3562。出船時間は午前7時。乗合料金は9500円。タチウオ船、サワラ船も出船中。
◇佐々木 ひまわり(ささき・ひまわり)1999年(平11)8月1日生まれ、鳥取県出身の26歳。2021年、Hey!Mommy!の一員としてデビュー。24年、静岡県で開催された「第2回幼魚サミット」に参加。
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