櫻坂46が、10月29日に13thシングル『Unhappy birthday構文』をリリース。モデルプレスでは、今作で初の表題曲センターを務める三期生・村井優(むらい・ゆう/21)にインタビューを実施し、グループの一員としての覚悟や支えとなったメンバーからの言葉、さらには夢を叶える秘訣について聞いた。
村井優、初の表題曲センターへの覚悟
櫻坂46「Unhappy birthday構文」初回仕様限定盤TYPE-A(提供写真)― まずは、表題曲「Unhappy birthday構文」を初めて聞いたときの印象から教えてください。
村井:イントロからピアノが爽やかで、すぐに引き込まれました。「Unhappy birthday構文」というタイトルも、“誕生日についてあまり良く思っていない”というテーマも新鮮でしたし、ラストのサビ部分に「バースデイソングを歌うな」、「クラッカーなんか鳴らすな」、「もしも自分の意思で」、「生まれ変われるんなら」、「僕は僕に言いたい」、「Happy birthday to me.」という歌詞があるのですが、主人公がこの楽曲の中で1番言いたかった正直な思いが最後の歌詞に出ているというのも印象的でした。
― 村井さんは今作で初の表題曲センターを務めますが、発表されたときの率直な心境はいかがでしたか?
村井:不安はもちろんありましたが、まずは「頑張りたい」という思いが大きかったです。そう思えたのも、温かい同期や先輩方が安心して活動できるような環境を作ってくださっているからこそですし、もっと櫻坂46を大きくしたいという気持ちになりました。
― グループの冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」で放送されたセンター発表直後のインタビューでも、堂々とした姿で「覚悟はあります」と話していましたね。
村井:今回センターに選んでいただいたことで、櫻坂46のメンバーとしての覚悟はより強くなりましたが、責任感がより強くなったのは、1年前にリリースした10thシングル「I want tomorrow to come」のBACKS曲「僕は僕を好きになれない」でセンターを務めさせていただいたタイミングです。加入してすぐの頃は、目の前のことしか考えられず、「自分がもっと頑張らなきゃ」と思っていましたが、このシングルを機に「このグループを大きくしたい」という気持ちが1番になりましたし、自分自身を客観視することもできて、大きく成長できた期間だったと思います。その経験から1年後に表題曲のセンターをすることができたことも、すごくありがたいなと思っています。
村井優、1年前・2年前の自分へ掛けたい言葉
村井優(C)モデルプレス― 2年前に開催されたグループの展覧会「櫻坂46展『新せ界』」にて、村井さんはヴィジョンに「本当にいつか、何年後になるのかもわからないけど 櫻坂46の表題曲センターになれたら。」と掲げていました。当時の目標が、今作で2年越しに現実となりましたね。
村井:「表題曲センターになりたい」というヴィジョンは、“自分もいつか、先輩方のように櫻坂46を大きくしていけたらいいな”という思いを込めて掲げていました。先輩方が作り上げてきてくださった櫻坂46が当時から大好きで、自分も貢献したいという気持ちが強かったです。今思うと、自分のことで精一杯だった時期だったからこそ生まれた目標でもあったと思います。
― 『新せ界』でヴィジョンを掲げた2年前、そしてBACKSセンターとして成長した1年前の自分にそれぞれ声を掛けるとしたら、どんな言葉を掛けてあげたいですか?
村井:2年前は本当に自分しか見えていなくて、とにかく突っ走っていた時期なので、「気負いせず頑張ってね」と伝えたいです。1年前は悩んでいた時期で、BACKSメンバーとしてどう活動していこうか考えていたタイミングでもあるので「そのときの悩みも無駄じゃないよ」と声を掛けてあげたいですね。BACKS LIVE!!の座長をした経験は特に今に活きています。周りを見て行動したり客観視したりすることができるようになったことも、責任感が強くなったのも当時の経験があったからですし、 “自分のことで精一杯”ではなく、メンバーの気持ちや全体の空気感を見られるようになったタイミングでもありました。
― BACKS LIVE!!でも、メンバーの支えが大きかったのでしょうか?
村井:当時は二期生の“いのり”(井上梨名)さんが隣のポジションだったので、よく相談をさせていただいていました。いのりさんが隣にいてくださると、すごく安心感があるんです。いのりさんは温かくて、明るく接してくださって…本当に三期生みんないのりさんのことが大好きですし、憧れの先輩です。いのりさんもご卒業されてしまうし、三期生も先輩になったので、より責任を持って活動していかないといけないなと思っています。Buddies(※櫻坂46ファンの総称)の皆さんと、スタッフの皆さんへの感謝を忘れずに、先輩方とグループを引っ張っていきたいです。
村井優、21歳で立てた目標とは
谷口愛季、村井優、井上梨名/取材は3人で実施(C)モデルプレス― 2025年は一期生が全員卒業したり、新メンバーとなる四期生が加入したりと、グループとしても大きな変化があった1年になりましたね。
村井:一期生の先輩方が卒業されたというのは、グループにとって1つのターニングポイントではあったと思います。先輩方が築き上げてくださったものは、これからも守り続けていきたいです。
― 村井さん個人として、特に大きかった出来事は何ですか?
村井:グループとして初めての会場となった、京セラドーム大阪公演です。今までは歌やダンスでの表現に力を入れていましたが、先輩方が表情や仕草、息遣いまで意識されている姿を見て、細かいニュアンスまで研究して、表現できるように心掛けていました。それを発揮できたのが、京セラドーム大阪公演だったのかなと思います。
― 四期生は初めての後輩となりましたが、意識の変化はありましたか?
村井:背筋が伸びました。今まで私たちが見てきた先輩方の背中が大きかったので、私も先輩として良い背中を見せていかないと、と気が引き締まった感覚があります。四期生とはまだ全員と一対一で話せていないので、これから徐々に距離を縮めていきたいです。
― これまで先輩にしてもらったことを、今度は自分が後輩にしていく番ですね。
村井:していけたら良いなと思っています。二期生の田村保乃さんがふとしたときに「最近大丈夫?」と声を掛けてくださるのですが、それが毎回、私が不安になっていたり、何か考えごとをしていたりするタイミングなんです。私たちのことを常に見ていてくださっているんだなと感じますし、それがすごく嬉しくて…。今度は私が、後輩にそんな風に声を掛けられるようになりたいと思っています。
― 春から夏にかけてのツアー中に距離を縮められた四期生メンバーはいますか?
村井:中川智尋ちゃんです!他愛ない話までできるようになったことが嬉しいので、今度お出かけもしてみたいです。私は8月に21歳になったのですが、誕生日に「自分から積極的にメンバーをご飯やお出かけに誘う」という目標を掲げたので、「この日空いてる?」と聞いたり、お休みに連絡をしたり、メンバーのスケジュールを確認したりして、たくさんメンバーと関わっていけたらと思っています!
― それは、20歳で「もっと誘えば良かった」と悔いが残っていたことから、立てた目標なのでしょうか?
村井:そうですね。メンバーのことは大好きなのに、勇気がでなくて自分から誘えなくて…。誘われ待ちをしてしまうことが多かったので、21歳こそは行くぞと意気込んでいます(笑)!
― ほかにも、21歳で実現したい目標があれば教えてください。
村井:外番組に出て櫻坂46のことを広めてくださっている先輩方や同期の姿に日々刺激を受けているので、自分をきっかけに外からグループを知っていただける機会を増やすことは1つの目標です。そして、個人的には演じるお仕事もしてみたいと思っています。今回のMVでも演じるシーンが多かったのですが、表情で表現する楽しさを感じることもできたので、これから挑戦してみたいです。普段から色々な作品を観たり、先輩方のMVやライブ映像を観たりして、表情や演技を勉強しています。
村井優が悲しみを乗り越えた方法
村井優(C)モデルプレス― モデルプレスの読者には、今壁にぶつかっている方もたくさんいます。そんな読者に向けて、“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。
村井:落ち込む自分の姿も受け入れるようにしています。そんな部分も自分らしいなと思って頑張り続けていたら、周りで見てくれている人は絶対いるし、いつか前向きになれるタイミングは必ずくると思うので、どんな自分も受け入れて、諦めずに進み続けるようにしています。
― 落ち込むことがあっても、その日中に気持ちを切り替えて前を向けることが多いですか?
村井:何日も引きずってしまうタイプです…(笑)。でも、「いつか良い成果を出すことができたら、失敗したことも忘れられる」という思いで、とにかく頑張り続けることで乗り越えています。
― 煮詰まったとき、リフレッシュのためにしていることはありますか?
村井:メンバーに話すことが多いです。具体的な悩みを人に相談することはないのですが、「緊張してきた…!」「これ大丈夫かな~」という風に、そのときの気持ちを軽くメンバーに伝えることはよくしています。そうすると、みんな「大丈夫だよ!」と言ってくれるので、それだけで1人じゃないと思うことができるし、気持ちが軽くなる気がします。
あとは、大きなお仕事が終わった後には、必ずメンバーと焼肉に行っています!焼肉は特別感がありますし、メンバーと「美味しいね」「頑張ったね」と言いながら食べる時間も最高のご褒美です。
村井優の夢を叶える秘訣
村井優(C)モデルプレス― モデルプレス読者の中には、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そんな読者にむけて「夢を叶える秘訣」を教えてください。
村井:努力をし続けることが大切だと思います。可能性を0にしないためにも、何事も続けることが大事です。
― 今回「表題曲センター」という夢を叶えた村井さんですが、普段から目標を実現させるために大切にしていることはありますか?
村井:普段の活動の中では、ファンの方々への感謝を1番大事にすると決めています。
― 素敵なお話ありがとうございました!
おまけ/櫻坂46の新センター・村井優に美容に関するQ&A【Q1:最近の美容法は?】
「MEDICUBE(メディキューブ)」の美顔器にハマっています!朝は少し刺激が強いモードで浮腫みを解消して、夜は刺激が弱めのモードでほぐすことが多いです。
【Q2:大事な日の前にしているスペシャルケアは?】
大事な撮影がある前日の夜には、顔を引き上げてくれるようなパックを使っています。お気に入りは、「numbuzin(ナンバーズイン)」のパックです。
【Q3:最近ハマっているコスメ/ファッションアイテムは?】
コスメは、最近話題になっていた「CHANEL(シャネル)」の落ちにくいリップを愛用しています!ファッションは秋服が大好きなので、茶色やボルドーなど秋っぽい色味を使ったコーディネートにハマっていて、先日ジャケットも買いました。
【Q4:スタイルキープのために意識していることは?】
朝昼は好きなものを食べて、夜は少しヘルシーなメニューにすることと、食べた分は動くこと!ちょっとお散歩をするだけでも、だいぶ違ってきます。
【Q5:どうしても食べたくなったときはどうする?】
気にせず食べる!次の日に調整すれば全く問題ありません。食べすぎた翌日は、タンパク質を意識的に摂ったり、野菜を中心にしたメニューにしたりして、調整しています。
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
櫻坂46・13thシングル「Unhappy birthday構文」
櫻坂46(提供写真)タイトル曲は、三期生の村井優がセンターを務める『Unhappy birthday構文』。カップリングには、四期生による楽曲『Alter ego』、三期生・谷口愛季がセンターを務めるBACKSメンバーによる楽曲『木枯らしは泣かない』など全6曲の新曲のほか、1stシングル『Nobody’s fault』に収録され、櫻坂46のファンの総称名でもあり、ライブの定番曲となっている『Buddies』のEnglish Versionも収録される。村井優(むらい・ゆう)プロフィール生年月日:2004年8月18日生まれ/出身:東京都/身長:156cm/血液型:B型
