時代ごとに大胆に進化する、ケイティ・ペリーのビューティールック
10月25日に41歳の誕生日を迎えたケイティ・ペリー。ケイティ・ハドソンとしてのデビュー時代から、『ワン・オブ・ザ・ボーイズ』期のロカビリースタイル、代表曲「カリフォルニア・ガールズ」で見せたキャンディポップな世界観、そして「E.T.」での近未来的でアヴァンギャルドなメイクアップまで──彼女は音楽とともに常に変化を遂げ、自らの美を大胆に更新してきた。
20年以上にわたり音楽シーンのトップを走り続けてきたペリーは、まさに変幻自在のカメレオン。ブレイクのきっかけとなったアルバム『ワン・オブ・ザ・ボーイズ』期には、ロカビリーテイストのキャンピーな美学を体現。チョコレートブラウンのピンカールにチェリーレッドのリップ、そしてぱつんと切りそろえた前髪がトレードマークだった。
続く『ティーンエイジ・ドリーム』期では、ポップカルチャーをキャンディのように再解釈した、シュガリーでウィットに富んだ世界観を展開。パステルピンクのチーク、遊び心のあるアップヘア、虹色のヘアカラーが定番となり、キャンディカラーのブーファンや高発色のアイシャドウは、TumblrやPinterest世代のインスピレーションソースとなった。
ダンスミュージックの要素を取り入れた2013年のアルバム『プリズム』では、ビューティーラインをローンチする一方で、柔らかくフェミニンなムードへと回帰。鮮やかなカラーとナチュラルな美しさを自在に行き来する彼女らしい多面性を見せた。
2017年の『ウィットネス』では、ブリーチしたブロンドのピクシーカットに大胆チェンジ。さらに2020年の『スマイル』では、“光と回復、そして楽観”をテーマに、ボリューミーなブロンドカールやドールのようなアイメイク、そしてどこかおどけたようなクラウンメイクを披露した。
