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Bloomberg

掲載日

2025年10月19日

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ケリングSAは約40億ドル規模で美容事業をロレアルSAに売却することに向けた協議を進めているという。

Gucci

同紙は、事情に詳しい関係者の話として、この取引が早ければ来週にも発表される可能性があると伝えた。

中国需要の低迷や米国での関税引き上げ懸念を受け、ケリングの新最高経営責任者(CEO)ルカ・デ・メオ氏は業績の立て直しに取り組んでおり、こうした状況のなかで売却の可能性が浮上している。

グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、サンローラン、バレンシアガなどのファッションブランドを擁する同社は、2023年にビューティー部門を立ち上げた。ブルームバーグ・ニュースの取材に対し、同社はコメントを控えた。

ロレアルは、ロレアル、ガルニエ、メイベリン ニューヨークなど幅広い美容ブランドを展開しており、今回の取引が実現すれば、香水メーカーのクリードがロレアルのポートフォリオに加わる可能性がある。

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