ツルハホールディングスのグループ会社で関東地方を中心に店舗を展開するくすりの福太郎(本社=千葉県鎌ヶ谷市)は、優れた接客力を強みに生活者一人ひとりにあわせた提案を行っている。

 プライベートブランド(PB)商品の開発・提案にも積極的に取り組んでおり、“高品質な商品をお求めやすい価格でお届けする”をコンセプトとする「くらしリズム」や、高価格帯ヘアケアブランド「ラ・ヴィラ・ヴィータ」などが好調に推移している。

 大塚駅前店は、都内の駅前立地でありながら、2層構造で店内にはエレベーターを設けるなど、顧客が快適に買い物できる店舗設計を特長とする。同店で注力している取り組みや展望について話を伺った。

移転オープンから5年目経て

ニーズに合わせて売場を進化

 くすりの福太郎 大塚駅前店は、2020年の建て替えに伴い現在の場所に移転オープンした。コロナ禍真っただ中での開業となり、当初はマスクや消毒剤といった感染対策関連商品の需要に対応してきた。

 その後、社会の落ち着きとともに生活者のニーズも大きく変化する中で、同店では「また来ようと思える店舗づくり」という理念のもと、売場の再編や接客力の向上など、店舗全体の様々な施策を推進している。

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