ボブ・コミュニティへおかえり!

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の2026年春夏コレクションでキャッチしたエマ・ストーンは、ブランドの長年のアンバサダーらしく、同ブランドの柔らかな編み地のトップスとドレスに、ブラックレザーのバッグ、ポインテッドトゥのパンプス、そしてエッジの効いたサングラスを合わせ、シックな装いを披露。そして仕上げは、新しくアップデートされたボブヘア。

胸もとまで伸びていた赤みを帯びたチェスナットヘアを、長年のヘアスタイリストであるマラ・ロズザックが見事にカット。毛先にほんのり動きをつけたストレートスタイルは、彼女いわく「スリークでシック」。パリという街にふさわしい、洗練されたクロップドヘアを演出していた。

「エマの髪は伸びるたびにより洗練されていっていて、形を整えながら成長の過程を楽しんでいるところです」とロズザックは語る。「今回はよりモダンなシルエットに。ツヤやかなブローでまとめ、センターパートにしてタックインし、スリークな形を作りました」。

Emma Stone エマ・ストーン

Photo: Instagram (@mararoszak)

スタイリングには、自身が手がけるローズ(RŌZ)のプロダクトを使用。まずは「サンタルチア スタイリングオイル」で艶やかでまとまりのあるベースを作り、ブローでなめらかに仕上げた後、毛先をほんのり外ハネに。さらに「エバーグリーン スタイルクリーム」を重ねて毛先をピースごとに際立たせ、ソフトでありながらもしっかりとホールドする質感に仕上げた。

「ルイ・ヴィトンのショーはいつも息をのむほど美しい。会場はクラシカルで豪奢なのに、服にはモダンさが宿っている。今回のエマのルックもまさにその空気感を反映していました」とロズザックは締めくくる。「少し90年代を思わせながらも、今の時代にぴったりなモダンなスタイルです」

バズカットからボブ、そして秋色レッドへ──エマ・ストーンの大胆なスタイルチェンジ

ボブ派にしっかりと復帰したように見えるエマ・ストーンだが、実はここ最近ではもっとも長いヘアスタイル。最新作『Bugonia(原題)』のためにヨルゴス・ランティモス監督のもとで丸刈りにした彼女は、撮影期間中、公の場ではウィッグや帽子で姿を見せていた。その後の数カ月で髪を優雅に伸ばし、まるで映画『ローズマリーの赤ちゃん』を思わせるようなピクシーカットを経て、今のスタイルへと移行してきたのだ。

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