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フィリップスが目指した“ニュー・ヌード”の美学は、「ソフトでロマンティック」なムード。頬には存在感をもたせ、まぶたにはみずみずしいゴールドの輝きを宿した。

スキンケアから始め、まずは「ディオール レ パッチ ユー」と「カプチュール トータル ル セラム」で肌を整え、「ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ」をのせて自然なツヤ肌に。その上から、新たにデザインされた「バックステージ ロージー グロウ スティック」の006 ベリーと012 ローズウッドをブラシでふんわりと広げ、頬にヘルシーな血色をプラス。「ファンデーションに溶け込むようになじんで、美しい輝きを与えてくれる」とフィリップスは語る。

まつ毛はカールさせつつあえてマスカラは使わず、「ディオールショウ サンク クルール」559 ポンチョの中央のシェードをまぶたにのせて目もとを明るく。さらに一番濃いシェードをまつ毛の根元に差し込み、「マスカラを使わなくても自然なボリューム感が出せる」仕上がりに。そしてリップは「ディオール アディクト リップ グロウ バター」103 トフィーをひと塗りしてトーンダウン、ニュートラルに整えられた。

占星術研究家マヤ・アルザベンが『VOGUE』に寄稿した解析によれば、このショーが行われたのは天秤座の季節であり、乙女座の新月食の直後。「天秤座は美を司り、乙女座は緻密さと職人的感性を象徴する。その両方が、今回のランウェイに表れていた」と彼女は記している。

「とてもロマンティックなピースもあれば、グラフィカルなものもある。色もテクスチャーも、驚くようなディテールもある。そしてキャスティングは多様で、新しい強い顔ぶれが揃っている──だから隠す必要はないんだ」とフィリップスは振り返る。「彼女たちを覆い隠したり、変えてしまったりするのではなく、その魅力を引き出し、服を優雅にまとわせること。それこそがJWのヴィジョンを完成させる最良の方法なんだ」。

ディオール バックステージに広がる遊び心ディオール 2026年春夏|ジョナサン・アンダーソン初のウィメンズと“ニュー・ヌード”メイクの舞台裏

Photographed by Acielle / Style Du Monde

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