アーティスト、俳優、モデルと幅広く活躍し、そのユニークな存在感で話題をさらってきたあのちゃんが、ついに自身のファッションブランドを立ち上げた。その名は「ヘルブラウ(HELL BLAU)」。ドイツ語で“水色”を意味するブランド名が示すように、彼女の象徴的なカラーを軸に据えつつ、1stコレクションでは“スクール(school)”をモチーフにしたアイテムを展開。テーラードジャケットやプリーツスカートなどといった定番のアイテムに、独自のシルエットやディテールを施すことで、かわいらしさと強さ、親しみやすさと違和感のあるユーモアが同居するような世界観を描き出している。一見日常的なモチーフを選びながらも、そこには音楽活動と同じく「あのちゃん流の遊び心」が宿っていて、オリジナリティーは抜群。誰かのためではなく、自分が着たい服を徹底して追求したという「ヘルブラウ」は、多くの人が待ち望んだ彼女の次なる表現の場であり、強烈なインパクトを与えるに違いない。ブランド立ち上げの背景について、あのちゃんに訊いた。
【画像】あのちゃんが語る「ファッションブランド『ヘルブラウ(HELL BLAU)』に込めた想い」——「ファンも喜んでくれるとうれしい」
「ヘルブラウ」立ち上げの経緯
——ついにファッションブランドを立ち上げましたね。構想はいつ頃からあったんでしょうか。
あの:やりたいという気持ちは前からあって、ファンの子たちからも「やってほしい」って言われ続けてきて。でも、今じゃないなってずっと思ってたんですよ。それでようやく、自分の着たい服を作ろうと決めた。ただ、やっぱり動きはじめてからもすごく大変で、時間はかかりました。
——今じゃないと思っていたのはなぜですか?
あの:まずは音楽をしっかりやりたかった。とはいえ、ファッションが優先順位低いというわけではないんですけどね。まずはやるべきことをやってからかなと思って。
——「HELL BLAU」というブランド名に込めた想いは?
あの:「HELL BLAU」って、ドイツ語で「水色」っていう意味で。ぼくはやっぱり水色が好き。服も小物も水色が多いし、そこにこだわりたかった。「HELL」は英語で「HELL YES」みたいな形で「絶対そう」という意味としても使われるので、そういう「絶対水色!」的な想いでつけました。強い意思を込めて。