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AFP
掲載日
2025年9月18日
16年ぶりに新体制となったロンドン・ファッション・ウィークは、木曜日に開幕し、ランウェイ日程の活性化と若手デザイナーの資金難の緩和を目指す。
ニナ・リッチのクリエイティブ・ディレクターであるイギリス系アメリカ人の若手デザイナー、ハリス・リードは、ロンドン・ファッション・ウィークのオープニングで最新コレクションを発表する予定。© Bryan Bedder / Getty Images North America / AFP – © Bryan Bedder / Getty Images North America / AFP
高級百貨店セルフリッジの元クリエイティブ・ディレクターで、4月にキャロライン・ラッシュの後任として英国ファッション協議会(BFC)のトップに就いたローラ・ウィアーは、「今シーズンは英国ファッションの新時代の幕開けです」と語った。
近年、主要ブランドやデザイナーがミラノ、パリ、ニューヨークの華やかなファッション・ウィークへ相次いで移っている現状を踏まえると、同イベントの存在意義や国際的なプレゼンスに対する懸念を払拭するのは容易ではない。ウィアーはその難題に立ち向かっている。
「私の主な目的は、ロンドン・ファッション・ウィークが英国のクリエイティビティの最高の表現を紹介し、祝福するための舞台であり続けること、そして英国ファッションの礎を築き、国際的な道を切り開いてきたデザイナーたちを引き続き支援することです」と、ウィアーはLFWに先立ちAFPに語った。
LFWの6月開催は当初メンズウェアに特化して始まったが、今年は中止となり、パリでの商業ショールームに置き換えられた。
2月のLFWは、コスト高を理由に年1回のみの発表へ切り替えるデザイナーも出たことで欠場が相次ぎ、全体として精彩を欠く日程となった。BFCは今回は、よりエキサイティングなプログラムを目指している。
経済的な負担を軽減するため、「デザイナーがこのプラットフォームをより利用しやすくするよう、会費を免除しました」とウィアーは述べた。
元『ヴォーグ』誌のジャーナリストでもあるウィアーは、BFCが「ロンドンの文化的意義を体現するスケジュールを編成」し、「大物バイヤーやメディア、文化界のキーパーソンがロンドンに集うよう、インターナショナル・ゲスト・プログラムへの投資を倍増させました」とも付け加えた。
英国版『ヴォーグ』によれば、ウィアーは就任以来、奨学金支援を拡充し、新進の若手デザイナーを支援するNewGenプログラムに3年間の資金提供コミットメントを取り付けたという。
生地の端切れ、クリノリン
最近の苦境にもかかわらず、LFWはNewGenインキュベーターの存在もあって、新しくエキサイティングなファッションの才能を発掘するハブであり続けている。
LFWを足がかりに成功したデザイナーも少なくない。レースとクリノリンで飾られたヴィクトリア時代風のドレスで知られるアイルランド人デザイナー、シモーネ・ロシャや、エレガントなデザインが故エリザベス女王2世からも認められたロンドン在住のリチャード・クインなどがその代表例だ。
5月にロンドンで行われたエリザベス2世英国デザイン賞の授与に際し、ウェールズ公妃キャサリンとブリティッシュ・ファッション・カウンシルCEOのローラ・ウィアーが、デザイナーのコナー・アイブスのドレスを視察する場面。© Aaron Chown / Pool / AFP
LFWは木曜日、サステナブル・ファッションへの取り組みで評価され、デザインに端切れをしばしば取り入れる英国の新鋭、マキシミリアン・レイナー(Maximilian Raynor)のショーで開幕。
その後に続くのは、英米出身の若手デザイナーでニナ・リッチのクリエイティブ・ディレクターを務めるハリス・リード。5年前の鮮烈な登場以来、ジェンダー・フルイドなデザインでLFWの来場者を魅了してきた。
LFWにとって朗報となるのは、2月の開催をスキップしていたJWアンダーソンが日程に復帰すること。
ただし同レーベルは今年、ランウェイを行わず、規模を絞ったディナーに切り替える。今夏、ディオールがメンズ、ウィメンズ、オートクチュールを含む全コレクションのアーティスティック・ディレクションを“帰ってきた寵児”ジョナサン・アンダーソンに託したためだ。
今年初めにスペインのブランド、ロエベのクリエイティブ・ディレクターを退任した北アイルランド出身の同デザイナーは、自身のレーベルを「ライフスタイル」コンセプトへと再フォーカスし、家具、テーブルウエア、クラフトオブジェ、さらにははちみつまで取り入れている。
また、ポール・コステロや、高級ファッションの不振と米国関税という厳しい1年を乗り切ったバーバリーといった英国のアイコン的ブランドに加え、ロンドンの常連であるロクサンダやディララ・フィンディコグルも春夏コレクションを発表する。
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