幅広い世代の人たちに福岡県筑後地方の伝統の織物、久留米絣の魅力を知ってもらおうと、子どもたちがモデルを務めたファッションショーが15日福岡県久留米市で開かれました。
このファッションショーは、国の重要無形文化財に指定されている筑後地方の伝統の織物「久留米絣」を知ってもらおうと地元の久留米大学が市内で開きました。
15日は小学生から高校生までの子どもたち6人がモデルを務め、久留米絣を使った子ども向けのワンピースやジャケットなどが披露されました。
このほか、大学生や卒業生たちがモデルを務めた新作などのファッションショーも行われ、会場を訪れた人たちが華やかなショーを楽しんでいました。
福岡市から訪れた女性は、「とてもすてきなショーでした。久留米絣は子どもたちにも似合っていて、老若男女問わない地域のすばらしい素材だと思います」と話していました。
催しの実行委員長を務めた、久留米大学法学部3年生の中村舜さんは、「今回、初めて、子ども向けのファッションショーを行いました。これからも新しいことに取り組みながら、より多くの若者たちに久留米絣の魅力を伝えていきたいと思います」と話していました。