HANAが、9月13日に開催された【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025】(以下、RIJF)に出演した。
今年、最も注目を集めるガールズグループの一つである彼女たち。デビューシングル「ROSE」は、ビルボードジャパンの総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で首位を獲得し、国内ダンスボーカルグループ最速でストリーミング累計1億回再生を突破するなど、その勢いはとどまるところを知らない。今年5月のJAPAN JAMに出演して話題を呼んだ彼女たちが、再び蘇我のステージに帰ってきた。
オープニング・ナンバーに披露されたのは、ジャジーなアレンジが施された「Tiger」。NAOKOとCHIKAがアカペラでパワフルな歌声を響かせると、会場は一瞬でHANAの世界に引き込まれる。ビジョンにメンバーが一人ずつ映し出されるたびに大きな歓声が湧き上がった。さらに「ロッキンまだまだいけるよなー!?」(MOMOKA)と煽り、ダークなムードの「Drop」を投下。会場の熱気はますますヒートアップしていく。
「大先輩のアーティストがたくさん出演するロッキンに出られて光栄です」(YURI)と、初めての出演に喜びを語るメンバーたち。CHIKAが「8月終わって9月やん? まだ夏やりたいっちゃって人ー!」と福岡弁でフロアを盛り上げ、「Burning Flower」へ。躍動感あふれるダンスと〈あちちちちち〉のコールで一体感を生み出す。続く「Blue Jeans」では、JISOOの清涼感たっぷりの歌声に乗せ、切ない世界観を表現。デビューからわずか半年とは思えない、振り幅の広いパフォーマンスを見せつけた。
9月8日にリリースされたばかりの最新曲「BAD LOVE」は、今回がライブ初披露。メンバーが横一列に並び、マイクスタンドを使ったロックなパフォーマンスを披露し、新たな一面をのぞかせた。特にサビのパートを歌うMAHINAのパンキッシュなスタイルと耳に残る歌声は、まるでロックスターのようだった。
「最後の一曲です」というメンバーの言葉に、フロアからは名残惜しそうな「え~!」の声が上がる。最後にKOHARUが「私たちは何億人を前にしても心に決めていることがあります。それは、“7対1で歌う”ということです。みなさんの心に響くアーティストになっていこうと思うので、これからもよろしくお願いします!」と力強く宣言。デビュー曲「ROSE」で情熱的なパフォーマンスを繰り出し、圧巻のステージを締めくくった。
RIJFは、14日、15日、20日、21日の2週間にわたって開催される。
Photo: ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025
◎公演情報
【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025】
2025年9月13日(土)14日(日)15日(月・祝)/20日(土)21日(日)
千葉・千葉市蘇我スポーツ公園
<セットリスト(HANA)>
1.Tiger
2.Drop
3.Burning Flower
4.Blue Jeans
5.BAD LOVE
6.ROSE