化粧品による危害は「皮膚障害」が最多


ケガや病気が生じた場合を危害情報、危害を受ける恐れのある場合を危険情報として整理した。2024年度の危害情報は1万2770件で前年をやや上回った。一方、危険情報は2291件で前年を下回った。


危害情報の件数を商品別分類で見ると、1位は「保健衛生品」の3779件。内訳は「化粧品」が2986件で最も多く、次いで「医薬品類」、サポーターなどの「他の保健衛生用品」、「家庭用電気治療器具」が続いた。


「化粧品」については、「化粧クリーム」が668件、「乳液」が620件、「養毛剤」が298件など。被害者は女性が87.3%を占めた。年代別では60歳代、70歳以上、50歳代の順。危害内容は「皮膚障害」(2795件)が9割以上を占めた。


2位は「保健・福祉サービス」の3201件。「医療サービス」「歯科治療」「整体」「エステティックサービス」「美容院」の順となった。


「医療サービス」(1255件)は、「美容医療」が69.9%に上った。被害者は女性が76.3%を占めた。年代別では、50歳代、40歳代、30歳代の順。「美容クリニックでレーザーによる顔のシミ取りをしたところ、唇に白斑ができた」や「医療脱毛を受けたところ、内モモにやけどを負った」などの相談が見られた。

「食料品」の危害情報は2815件


3位は「食料品」で2815件。そのうち最も多かったのが「健康食品」の1875件で、「調理食品」「菓子類」「飲料」が続いた。


「健康食品」については、各種サプリメントを含む「他の健康食品」が1487件、「酵素食品」が132件、「健康食品全般」が123件。被害者は女性が68.4%を占めた。年代別では70歳以上、60歳代、50歳代の順となった。危害内容を見ると、「消化器障害」が約5割を占めた。「健康食品を7カ月間摂取したところ、健康診断で腎臓機能が低下していた」「インターネットで定期購入したダイエット食品を飲んだところ、湿疹が出た」などの相談が寄せられた。

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