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ビューティ賢者が最新の業界ニュースを斬る

ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、ファッションメゾンが手掛けるビューティラインの話。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月8日号からの抜粋です)

PROFILE: 弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター

PROFILE: (ゆげた・みずほ)伊勢丹新宿本店化粧品バイヤーを経て独立。化粧品ブランドのショップ運営やプロモーション、顧客育成などのコンサルティング、企業セミナーや講演を行う。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動中

【賢者が選んだ注目ニュース】

9月12日に開業する「ニュウマン高輪」に、世界最大規模となる「エルメス」のフレグランスとビューティアイテムを集めた店舗、エルメス・イン・カラーがオープンする。ニュウマン初出店となる同店は、木の温もりを感じる空間でブランドの世界観と“香りと美”を伝える。店内ではビューティとフレグランスの全コレクションに加え、ファッションアクセサリー、“アール・ドゥ・ヴィーヴル”のオブジェとともにライフスタイルも提案。バスラインのコレクション“ルバン”を体験できる国内初のエリアを設けたパーソナルルームも設置する

「ルイ・ヴィトン」は8月25日、「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」をオンラインで先行発売した。リップスティックやアイシャドウパレットなどをそろえ、メゾンの核心であるトランク製造や芸術性、文化的なビジョンを反映。20年以上前からバックステージを担当する英メイクアップアーティストのパット・マクグラスがコスメティック部門 クリエイティブ・ディレクターを務め、イノベーション、エモーション、ラグジュアリーを通じてビューティの世界を創造する。国内では表参道店、銀座並木通り店、阪急梅田店2階で取り扱う

近年、ファッションメゾンとビューティカテゴリーの関係は再び接近している。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が展開を本格化させた「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン(LA BEAUTE LOUIS VUITTON)」と、「エルメス(HERMES)」のフレグランスとビューティアイテムを集めた店舗「エルメス・イン・カラー(Hermes in Colors)」を拡大する動きが象徴的だ。両者はバッグやスモールレザーグッズで確固たる地位を築いてきたが、リップスティックのケースやポーチなど、レザーと親和性の高いアイテムを軸にビューティへと世界観をつなげている。従来の“手に取りやすいぜいたく”を超えて、メゾンのクリエイションそのものを体験する入り口としてビューティを位置づけているのだ。

「ライセンス型」「通貫型」の展開モデル

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