マーク・ライズという人物をご存知でしょうか? 彼はヴァージル・アブローが指揮した〈ルイ・ヴィトン〉や〈オフ-ホワイト〉のメンズ部門でデザインコンサルタント兼スタイリストとして活躍。その後、〈ケンゾー〉のショーや〈シュプリーム〉に関連するビジュアル制作に関わるなど、これまで裏方のひとりとしてファッション界を支えてきました。
そんな彼のパーソナルプロジェクトが〈ギャリリー・バイ・シー(GALILEE BY SEA)〉です。
スタイリストとして表現し切れなかったアイデアの数々を追求する場として2019年にスタート。スタイルが確立されたメンズウェアを見つめ直し、より個人的な視点で服づくりを行なっています。
2026年春夏コレクション
〈ギャリリー・バイ・シー〉の服づくりの底流にあるのは、現代のエレガンス。クラシックなテーラリングで表現される静かな美しさがコレクションビジュアルから感じられると思います。「注目を強制するのではなく、目を向けることでその価値が伝わる服」と謳うのも納得。
すでに海外ではコアなファンを獲得し、2026年春夏シーズンから日本でも本格的に展開されます。来年2月から「O 代官山」「インターナショナルギャラリー ビームス」「マンホール」など6つの店で取り扱いがスタート。
クラシックとモダン、服づくりにおけるその絶妙な塩梅はスタイリストとして鳴らしたマーク・ライズならでは。このブランドの品々は我々日本人にもよくなじむと思います。