午後の名作ドラマ 小京都ミステリー 第28作「長崎ビードロ殺人事件」

[音楽] あ、こんにちは。 初取材お願いしたかです。 カメラマンの山本です。 いらっしゃい。シーナルリです。どうぞ。 お邪魔します。 じゃ、あの早速取っときますんでね。あの僕らないもんと思って作業してください。し [音楽] ます。 はい。 [音楽] 本当に一気に作ってくんだね。すごいや。 ガラスは生き物ですからね。モタモタしてたらすぐに歪んじゃうんですよ。 [音楽] ああ、これ、これ。私たちこの作品の評判を聞いてあなたに取材を申し込んだの。 ありがとう。でもこれ私のオリジナルじゃないの。父が案したものをその通りに作ってるだけなの。 お父様が 10 年前に亡くなりましたけど。 へえ。お父さんがおちさんなんだ。 ええ、まあと毒学ですけどね。父が残してくれたこのノート 1 つを理にして。あれ、焼けこけちゃってんね。ま、火使うからね。 これね、ルリ、お父様、この作品にあなたの名前をつけたのね。 肺の調合がビードの材料になるんですか? 父の最後の作品です。まだ未完成ですけど、なんとか仕上げたいと思ってるんですけど、なかなか難しくて。 親子2台で1 つの作品を完成させるか。ロマンだね。 ルリちゃん。 いつものやつ少し分けてもらいたいんだけど。あ、お客さんだったのか。 雑誌のライターさんとカメラマンの方よ。東京からわざわざ取材にいらしたの。 ええ、取材ですか? こんにちは。 大したもんだな。りちゃんも これくらいでいいかな? あ、十分で。 あの、ちょっとそれ何ですか? 砕いた粉ですよ。 ビドロ。ええ、 何に使うんすか? 旗作りに使うんですよ。 旗 タコですよ。長崎独特のほら、タコ暗のタコ。 ああ。 あ、 佐岡さん、この道40 年のベテランの職人さんなんです。 え、 面白そう。 よろしかったら取材させてもらえませんかね? [音楽] あ、是非お願いします。 あ、いいですよ。 [音楽] ああ、いろんな模様があるんですね。 ここらではね、昔から旗合線がんですよ。旗と旗を絡ませ合って相手の糸を切った方が勝ちなんだ。 [音楽] その糸をより強くするためにビドロの粉を乗り込むんです。乗り代わりの日ご飯に混ぜて。 [音楽] あ、それでBドロー。 矢君、見せてやって。あ、どうもって言うんですか?この挙げと 酔った朝と書いてま。 Bドロを使ったものはBドロマ。 全部手作りなんでしょ? うん。 これ結構手間のかかるもんなんでしょうね。 竹を切って余分な油分を抜いてワしの染色から張り合わせまで地頃は職人の成り手が少なくなったもんだから貧乏暇なしですよ。 後継者不足の問題はどこも悩みの種みたいですね。 それでもうちはいい方ですよ。矢沢みたいな若い職人がいてくれるんだから 何もございませんが。 あら、あなたも来てたの? お邪魔してます。親友だったんですよ、俺とルリちゃんのお父さんは。シーナの作ったビドロのおかげでうちのよマは切れにくいって評判になってね。 Bよが結んだ友情ですね。 今じゃ私の方がお世いになりっぱなし。あの工房だっておじさんとおばさんの口添いがあってやっと借りることができたんです。 あ、そう。私は何もしてませんよ。 何もかもうちの人の一存でしたことなんだから。 それじゃ、あの、写真を適当に撮らしていただきますんでね、皆さんはいつも通り作業を続けててください。はい。そんな感じ。ルイさん、どうもありがとう。おかげでいい取材ができたわ。 ああ、B ドロから旗へってな、こういう風に広がってくのがさ、 1番ありがたいんだよ。 あ、よちゃん、お帰り。早いのね。 早び行け。なんか学校買ってるくってさ。 息子さん佐さ岡さんの さ。 なんだよ。佐々岡さん思いっきり安心なんじゃない?あんな立派な光景者がいるんじゃね。 おじさんはそう思ってるみたいなんだけど本人にまるでやる気がなくて。 ルディさんちょっと大事な話があるんだ。 [音楽] 悪いけど仕事がありますんで。 しばらくこちらにいらっしゃるんでしょ?また遊びに来てくださいね。じゃあ はい。 [音楽] が止まらないぜ。 う、 綺麗だね。 ワンダケベラにヘヨメリー。え?あ、俺ね、模してきちゃった。 どこがロマンチックなのよ。 ちょっとやれてよ。その辺でするなんて言わないでよ。 その辺でする。 子供じゃないんだから。 もれちゃ。 ほら、そこにトイレ。 ちょっと、ちょっと行ってくんね。 [音楽] ルリさん やばかったぜ。もうちょっとでジんジョルんだ。 あれどこ行っちゃったのかな? しょうがねえな。おい、ダめだ。こんな とこにしちゃっ払っても。おい。 [音楽] これ さん、ひさん。 しさん大変だ。しさしさ 何よ。 大変だよ。かこの [音楽] やさんやさん働 [音楽] だからさっきから何度も言ってるでしょう。たまたま取材先で知り合ったんですってば。 で、同じ日に今度は死体と 5対面すかな? 何?なんすか?さっきから俺たちの音疑ってるわけ。頭な。 あの、狂器の特定はできてるんですか? いや、それはまだ まだなん呑気なこと言っちゃっちゃってんだかね。初動操作がどれだけ重要なことぐらい分かってますよね。 もちろん分かってますよ。 あ、金、 あなたは第一発見者だ。犯人を見た可能性も 1 番高い。見ませんでしたか、それらしい人物を。 いえ、別に。 そうですか。でしたらもうお引き取りただいて結構です。 呼んどいてそらないんじゃないですか。 やめなさいよかっちゃ 長崎へは雑誌の取材でお入れになったんですな。 ええ、そうなんです。今年は日交流 400年ってこともありますし、 地元の人間にとっては嬉しいことですよ。ま、しかし事件の方は我々警察に任せてどうか 1 ついい記事を書いてくださいよ。ご苦労様。 全くさ、人を殴っといてもう結構出さないよね。 これ第1 発見者なんだからさ。カステラの人切れぐらい出すべきでしょうよ。 佐々岡さん。 あれどうしてあんたたち? 実はあの偶然前僕が死体を見つけたんですよ。 え、あの間違いないんですか?うちの矢沢に。 ええ、そんなそんなことって?あ、 [音楽] しっかりする。 帰ろうかね。明日も早いし。島まれまで 2時間近くか変わるってよ ねえ。 ん、 どうしても明日行かなきゃダメなの な。当たり前じゃないのよ。取材の申し込みだってしってんだろ。 だから私どうしても気になることがあんのよ。 何 見たのよ。稲さ山でルリさんを。 はあ。 ちょ、なんでそんな大事なこと黙ってたんだよて。ちらっと見ただけなの。確かめなければ 100%ルリさんって生きれないでしょ。 信じらんだやろ。 だからお願い1日伸ばすとそう。 だめです。管理官さんだって言ってたじゃないのよ。事件は警察に任して俺たちは仕事だ仕事。 ちゃん冷たいこと言わない。 だめだめ。スケジュールは原守していただきます。 ケチはあ、 [音楽] 結局私たちは翌日予定通り島原へ向かった。 1991 年前不だけの噴火という大災害に見舞われた島原 [音楽] ね。ほら白 本当だ。 [音楽] けれど至るところに脇水の流れる美しい 街並は今も現在でイシエを忍ばせるその 不勢はまさに消況とそのもの。復興を願う 町の人々の波々ならぬ努力が伺われる。 ここだ。水屋敷 [音楽] 水屋敷とはよく言ったもんだね。 まさに水の町島原の象徴ね。 うん。 本当静か。うーん。いい風。 頭空っぽにしてぼーっと景色を眺める。それが水屋敷の醍醐ミですけんね。あ [音楽] あ、こんにちは。 のどかな街ですね。島原って。だけどちょっと意外だったな。 意外。 運元だけのか。大変な被害だったじゃないですか。ここまで復興してると思わなくて。 小が風にのんびりできる日が来るなんて夢ごったですよ。 10 年近くずっと我立つ島原でスパってきたとやっけんね。 我慢出す。 頑張ろって意味。こっちの言葉で。 へえ。頑張ろうが 我慢す。 お待たせしました。管理人の川井達夫です。 初めまして柏ぎと申します。よろしくお願いします。 明治時代の建物なんですか? 明治5年ですから130 年にはなりますね。 なんかタイムトリプしたみたいね。 何?どうしたの? あ、前にお会いしてますね。どっかで。 いえ、僕は覚えがありませんけど。あ、そうっすか。あ、じゃ、勘違いだと思う。すいません。え、 さあ、どうぞ。 本の口汚しですけれど。 母です。こちら柏ぎさんと山本さん。 初めまして。 こんにちは。 これは何ですか?缶ざしと言いましてね、島原の名物なんですよ。冬場の水に持ち米を晒らして団子にするんです。 ああ、 いただきます。 このコーヒーは脇水で入れたんですよ。 あ、やっぱり本当に水が綺麗なんですね。美味しい。 これも美味しい。ゆっくり。 ああ、すいません。 どうも優しそうなお母様ですね。 黒をかけっぱなしなんです。は親服をばっかりしてきましたから。 そんな息子さんがそばにいてくれるだけで心強いものですよ。特に噴火の時なんか。 僕も母がいなければ耐えられなかったかもしれません。どこか別のところへ行ってしまいたい。本気でそう思ってましたから。 でもとまったんですね。我が我慢だ。 津島で [音楽] 復興作業に借り出されて毎日毎日ドロドロ の火山と格闘して あの頃は逃げることばかり考えてました。 でもある時 [音楽] 火山が染みついた真っ黒な手をおしげも なく沸き出す脇水が綺麗に洗い流してくれ た。 その時僕は初めて気づいたんです。この 豊かな水のありがたさに。 [音楽] この水江戸時代の噴火があって湧き出したそうですね。 それから200 年あの山がまた噴火しなければ考えもしなかったでしょう。水もそして温泉もあるのが当然だと思って生きてきましたから。 [音楽] 自然の力って厳しいけれどその分大きな恵みを与えてくれるんですね。 [音楽] 破壊と再生の共存か。 [音楽] 空からにはわわわした思い出した [音楽] うちさん ああき なんで食べてるだよ。 我慢できなかったの。ごめんね。 このう酒。あ、これ見て。これえっと 何? え?あれ?違うロゴルだったかな?あ、た、これ、これ、これ、これ、これ。 うーん。かわいそんな ね。ルリさんのお父さんのお弟子さんだったんだよ。 へえ。 どうも。 おはようございます。ございます。 おはようございます。 昨日はどうも。今日はお帰りですか? いや、一旦長崎に戻ります。あ、川井さんも以前は長崎にいらしたんでしょ? え、俺たちシナルリさん取材したんですよ。どっかでお会いしたと思ってたらね、 3次元じゃなくて2 次元であってたんです。ほら、 ルリさんとは兄弟弟として一緒に修行なさってたことも終わりなんじゃないですか? もう10 年もあっていませんし。彼女が修行始めた頃僕はこっちの方に戻ってきてしまいましたし。 10 年?あ、じゃあ島原に戻ってこられたのは噴火の直前だったんですか? ルリさん毒学で修行したって言ってたじゃない? あ、そっか。 それ苦労すんの無理なや。 黒頼りはお父さんの残してくれた脳 1 つだったみたいですよ。お父さんが完成できなかった最後の作品をなんとかし上げたいって言ってね、随分悩んでるみたいでしたよ。 [音楽] かさんはなぜビードル職人をやめてしまれたんですか?川かさん、 僕はB ドとは縁を切った人間です。失礼します。 私たちなんか悪いこと言った ね。何かあったのかな?ビードル職人やめた時。 え、 かわいそうよ。 ああ。ああ。ああ。まあね。人にはそれぞれ事情って分があるからね。親高校にもなったわけだしさ。やめるべくしてやめたんだよ。 でもさ、同じ頃師匠が亡くなってその娘のルイさんが突然修行始めたわけでしょ。ルイさんとの関係も気になるわよね。 [音楽] なんか無理やり結びつけようとしてないかい?リさんと 人間に興味を持たずしてジャーナリストと言えますか? マジで?それが殺人事件に関わってる可能性があるとすればって言いたいんでしょ? 嫌み。それ 嫌味。うわ。ほら旗だ。 ね。そういえばさ、大で旗合線があるって言ってなかった? 行こうか私たちが 行こう。行こう。 やざしてる人がいるかもしれないし。 やっぱやめた。よっしゃ。 ああ、ほら、絡んだ、絡んだ。カチほらこ。 おお。おお。すげえ、すげえ、すげえ、すげえ。 あ、落ちた。変えて。 [拍手] [音楽] お、 はい。はい。 はい。じゃあこれだな。 はい。 あれ?しさん、これあそこ。 ああ、 ありがとう。 佐岡さん。 ああ、あんたたちか。 まさかいらっしゃってると思いませんでした。あんなことがあったばかりだし。 1 度引き受けた仕事は断るわけにもいかなくてね。辛いとこですよ。 あの後なんか分かったんですか?矢君のこと。 いや、あいつは普段から自分のことはあまり話さなかったから。 あのルリさんとは親しかったんですか? 矢沢とルリちゃんが ありませんよ。何も同じ職人同士だし、あえば挨拶ぐらいはしたでしょうけど。 ねえ、本当にさ、挨拶程度の中だったのかな?矢沢君、ドルさんって そんなはずないと思うわ だよね。 特にあの奥さん知ってて知らないふりしてるとしか思えないもん。 そうかな。もしかしたらさ、気づかれないようにこっそり付き合ってたのかもしんないじゃん。 だったらなんでルリさんあんな露骨に嫌な顔したのよ。 だからさ、それは芝居なんだよ。誰にも気づかれないようにするための あのね、2 人とも独身よ。忍ぶ恋じゃあるまし。 ま、とにかく俺あの2 人はできてると思うね。あの番リさんは矢沢君とデートするために稲さ前へ行った。 そしてそこで2 人は千喧嘩かなんかになっちゃったんだな。で、ついカットしたルリさんが矢沢君をプシュ。 [音楽] なんか違うって気するんだけどなあ。 そうね。 [音楽] 無に誘って悪かったかしら。 あ、いえ、そんなことは ね。 俺たちがさ、稲山で矢沢君の遺体を見つけた時ね、ルリさんも稲山に行かなかった? え?見かけたのよ。あなたによく似た人言ってません。稲山なんて 本当に? ええ、あの晩はずっと工房で仕事してましたから。 ああ、そう。ああ、よかった。安心した。やぱり私の見間違いだったんだ。 なんだよ、もう。 何か あ、いや、なんでもないの。あのね、それより俺たちさ、島原で川さんになったよ。 [音楽] かいさんが島原にか井さんが水屋敷の管理人を。それで川井さんどんな風でした? [音楽] どんな風って?どんな風でした? [音楽] うん。長崎から戻ってすぐに不縁だけの噴化があって 随分苦労なさったみたいよ。 うん。町の復興にもね、人力したみたいだよ。あの噴火があったからこそ自然のありがさに気づかされたって言ってたもんね。なかなか言えないぜ、そんなセリフ。いただきます。 どうぞ。 何か気になることでもあるの? うん。別にそんなわけじゃん。 でもさ、長崎と島原なんてね、目と花の先なのに 10年信普通だったんだ。 無理ないわ。 かえさん父とはあまりうまくいってなかったから。 師匠と弟子なのね。 師匠と弟子だからこそ最も父とまく言っていたのは佐々岡のおじ様ぐらいのものだもの。娘の私でさえ父を嫌って家でしたぐらいだし。 家で 父は私が生まれた時から勝手にビードル 職人にするって決めつけてた。 辛かったわ。 友達が遊びに来ても工房から出ることさえ 許されなかった。 お父さん怖いよ。 [音楽] 逃げるんじゃない。ほら持ってみろ。 暑いよ。 暑くない。ほら持って。 そんな小さな頃から。 ま、でもさ、その頃の基本があればこそ今のルリさんがいるわけじゃん。 反発しながらいやいやたことだもの。何 1つ身についてなかったわ。 根っかの職人さんだったんだね。お父さんは。 父はそれで良くても支える家族は大変です 。 あの頃の私は 父を憎んで咲いた。 母が死んだのだって。父のせいだって勝手 に思い込んだ。 どうして 母は過労師だったんです。 もう今日まるで考えない父の代わりに 無理して外で働いて だから私は父を恨んで 東京へ出て 会社をして そうだったの でも都会での暮らしは楽じゃなかった。 そりゃそうよね。何の目的もなく。ただ父から逃げ出すためだけに長崎を出たんだから。 でもどうしてまた戻ってこよって気になったの? 佐岡のおじさんから知らせが来たんです。父が死んだって。 5病気で消失したんです。家事を出して。 火事で 原因はどの日の不始末だって。びっくりした。 父は火の始末にはとてもうるさい人だった から よっぽどゆりをなくしてたのね。 母が死んで 私も父を見捨てる形で 東京へ出ていったから。 その時私は本気で知士の作品と向き合った 。 都会の暮らしに疲れて自分を失いかけてた 私の目に移った父のBロ。 [音楽] 心に染みる 色輝き。 本当に美しかった。 それであなたもBロ職人に。しかも父は 作品に私の名前をつけてくれてた。 [音楽] 後悔したわ。 なぜ父が生きているうちに もっと 本気で向き合わなかったかって。 そのノートにはあなたへのお父様の思いの 全てが込められてるね。 ね、そのノートの焼け声ってもしかしてその家人の時のそうかもしれない。でも詳しいことは分からないの。 [音楽] どういうこと? [音楽] おやの番置いてあったの。父の棺の上に。 [音楽] 棺の。 それって誰かが焼け跡からそのノートを持ち出したってこと?私もそう思ったんだけど誰も知らないって。 [音楽] だから私は父の魂が届けてくれたんだってそう思うことに決めたの? 魂が ありえないけどそう信じたいんです。失礼します。 シーナルリさんですね。殺害された矢沢正幸さんの件で初までご願いますか? どういうことですか? 昨いの番。あなたどこにいらっしゃいました? ここです。この工房で仕事してました。 ロープウェイの駅員が稲山から帰るあなたをはっきりと見てるんですから。どうなんです?シーナさん 行きました。やさんに呼び出されて。 ルジさん本当なの? でも私が殺したんじゃありません。私が行った時にはもしんでたんです。 [音楽] その話は書で伺います。 では支度こをそんなバカな。 [音楽] [音楽] どうかしたの?ここに [音楽] 3 日おかしいよ。なんだかあの頃のあんたみたい。 [音楽] 何考えてるの? 別に そんなに心配?ルリちゃんのことが 当たり前だろ。 こいっちゃなんだけど正直言って私はほっとしてる。 なんだって だって私は やっぱりそういうことかよ。ルリネがこのままなくなればいい。そう思ってんだろ。 なんてバカなこと。 かわいそうだろ。ルリネガみんな親父が悪いんだ。つ く違反だ。 東京だったらさ、制服でゲセなんて当たり前だろ。卒業したら都会行く。もう 2度とこんなとこ戻ってくるもんか。 余たれたこと言ってんじゃないわよ。親の砂じってるくせに。 俺もう17だぜ。だって 1 人でやってきる。それを親父たちが無理やり引き止めてるだけだよ。 そりはさ、親父さんにしてみたら君に後をついでもらいたいんだよ。 職人なんてやな。 おった。矢沢みたいな暗い男になるのはごめんだね。 ほら、死んだ人のことそんな風に悪く言うもんじゃねえよ。だってあいつはっきり言ってさ、ストーカーだぜ。 ストーカー。あなた知ってたのね。矢沢さんがルリさんに突きまってたこと。 [音楽] 嫌われて当然じゃん。なのに結婚申し込んだとか言いながらさ、どうかしてるとしか思えないでしょ。 [音楽] プロポーズしてたのかルさんに。 うん。なんかお風呂がそんなこと。まあでもお風呂にしてみれば 2 人がうまくいった方が良かったのかもしんないけどね。 それどういうことだよ 介 もう痛くないわ。これ以上 ね。君のお母さんってさ、ルリさんのことあんまり好きじゃないみたいなんだけど、そのことと何か関係あんのかしら? もういいだろ。がお様。 何?どういうこと?お母さんがどうのって? ちょっとね。 [音楽] [音楽] あなたたちは 矢沢さんが結婚を断られてもリさんに突きまとってたってことなぜ隠してらっしゃんですか? あなたたちにお話する必要はありません。 話せばご主人が疑われるだからですか? 奥様ひょっとしてご主人とルリさんとの中疑ってらっしゃるんじゃ。 言いたくないのは分かります。失礼だとも思ってます。でも俺たち洋介君に聞いちゃったんですよ。彼ことで結構傷ついてるみたいでしたよ。 よ介が結婚を断られた理由はご主人にある。もし矢さんもそう考えたら当然ご主人のことを恨むはずです。 2 人の間にそんな確があったと分かれば警察はご指示のことも疑います。 いい加減にしてください。 あなたたち何が分かるって言うんですか? だったらどうしてルリさんにあんな冷たい態度取るんですか? 私だってあの子を不便に思えばこ色々と面倒を私たちがもっと注意をしていればシーナさんがあんな風に死ぬことはなかったって主人があんまり自分を攻めるもんだから。 あんな風に言ってシーナさんって事ではなくなったんじゃないんですか? うちの離れに住んでたんです。お金には無頓着な人でしたから家賃が払えなくなったと聞いて主人が同場して貸したんです。 じゃ、焼けたのはオタグの別だったんですか? もうその土地は売ってしまいましたけど、ルリさんの工房も確かご主人の口聞きでようやく借りられたんでしたよね。最初はうちに同居させるって言ったんです。 でもうちも苦しい時期でしたから私が反対してそれで今の交房を探したんです。それも相当苦労して その頃から2 人の中を疑っていたわけじゃないんですね。変だと思ったのは最近です。 何やってるの?ちょっとやめなさい。いぞ。 女に振られたくらいで 女に 結婚申し込んだんだそうだ。ルりちゃんに そうなの?矢君したんだ。親方に。 犯人前ので結婚なんてまだ早い。もっと修行を積んでからにするんだな。 嘘だ。あんた俺に嫉妬してるんだ。 嫉妬。 親友の娘なんてお試めごかしだ。あんたただあの女を自分のそばに置いときたいだけだ。考えてみれば矢沢君の言う通りだった。 いい年した大人にリちゃん、ルリちゃんあの子の方だってきっと主人にリさんがご主人をってるのは人としての気持ちに過ぎないんじゃないでしょうか。 奥様の目の盗んでどうなんてとても思え ませんけど、私だってそう信じたい。だ から矢君にあんなこと 私のせいだ。矢君が死んだの。 [音楽] 何考えてんの ね?奥さん大天手堂で祈ってたじゃない? うん。 あれって矢さんの死に責任を感じてるからじゃないのかしら? ああ、そういえば自分のせいだとなんとか言ってたね。 例えばよご主人の不倫の証拠を掴むために矢沢さんを使ってたとしたら スパイってこと? 奥さんはそのせいで沢さんが殺されたと思ってる。 そう考えるとかことよね。ご主人のこと。 [音楽] つまり不倫の証拠を掴まれた佐々岡さんが殺したってことか。でもそうするとだよ。不倫は事実だったってことになっちゃうなかい。 [音楽] いや、だから問題はそこなんだけどね。 俺はさ、なんかさ、家事の音が気になるんだよね。 [音楽] 10年前。 家事 だってさ、家事を出したのはシーナさんだろ。なのに佐々岡は恨み事を言うどころか娘のルリさんのこと一生懸命考ってんだよ。これって不思議じゃない? かっちゃんそれってかなり鋭いかも [音楽] でしょ?えへん。 家事が矢沢さんの死とどう関わってるのかわからないけど何か秘密が隠されているのは間違いないと思うの。 うん。 その秘密している人物となれば かいさんか。 ほら、どうやら繋がってきたじゃない。 嘘は言っていません。本当に死んでいたんです。私が言った時にはもう だったらなぜ警察に通報しなかったんです? シーナさん事況はまだ取れてないんだね。 しぶい女ですよ。 やってないの一点張りで 返してみなさい。 え、シーナルリはあくまで参考人だ。それにあの様子はどうも誰かをかもしらんな。少し泳がして様子を見よう。 ルリさん、疑いが晴れたんですね。よかった。 あなたには聞きたいことは山ほどある。会いに行く手間が省けた。 [音楽] [拍手] オルスですか?川かさん。 どちらへ行かれたか存じですか? 分かりません。近頃のあの子聞いても何も言ってくれなくて。一体あの子に何を? ああ、はい。なぜビードルにやめてしまれたのか。 10 年前に何かあったのかお聞きしたくてやっぱりそのことですか? 何か心当たりがあるんですか? おかしいんですよ。あの子タ 2人が見えてからちょうど 10 年前戻ってきた時と同じようにひどくんで私たちが来てっからですか? しまい込んであったB ドロ作りの道具をまた引っ張り出したりして。 ビドロの この10年は1 度も触れたことがなかったのにここに 3日寝るまを死んでお通しこの部屋に 一体何のためにさんは何ですか? ああそれ火山バですよ。 運前不だけの 火山バをBドロの材料にするんですか? 何でも肺を使うと変わった色になるとかで詳しいことは分かりませんけど。 かっちゃんハって言えば [音楽] かさん魔み感ビドロ作ろうとしてんのかな? 違うよ。 はい。 ええ、タオ私の息子ですが 警察 なんですって タオが死んだ。 脱お。脱お。 どうしてこんなこと い [音楽] 。 よくよく事件と縁があるようですね。あんたたちは 殺されたんですか?川さん。断定はできません。事故か自殺かあるいは多殺なのかあらゆる可能性を考えて今捜作を進めてるとこです。 多の可能性もあるってことですね。 あの川さんは島原の人なんです。それがどうして長崎で? ま、私も島原の人間ですがね。 お隣同士生きがあっても不思議はないん じゃありませんか? 物事にはね、必ず表と裏があるもんです。 よかれと思ってしたことが裏面に出てしま うってこともね。ま、長崎も島原も本来 争いを好まぬ穏やかな土地柄なんですよ。 だからもしこれが殺人事件だとすれば よほどの事情があってのことなんでしょう な。 [音楽] よかれと思ってしたことが恨めに出たのかな。私たち可いさんに余計なこと言っちゃったかもしれないわね。 余計なこと だって言ってたじゃない。私たちが来てから可いさんの様子おかしくなったって 言ってたね。 きっと私たちが触れられたくない傷に触れてしまったんだわ。だからかさん [音楽] じゃ何よ。俺たちのせいでかいさんが死んだっていうの 分からないけど。 ただお母様の気持ち考えると辛くて。 まあね。でもさ、 1 つだけはっきりしたことがあるよ。川井さんはやめてたはずの [音楽] B ドロをまた作り始めたんだぜ。しかも火山バを使ってたよ。やっぱりルリさんとの間には何かがあるんだよ。間違いないよ。 [音楽] ルリさん、こんばんは。 ちょっといいかな? 今手が離せないんです。またにしてもらえませんか?ちゃん、これ [音楽] 火山バじゃねえか。 ルリさん、この火山場どこで手に入れたの?川井さんね。川井さんからもらったんですよね。いつ、いつあったの?川井さんと。 それが何だって言うんですか?あなたには関係ないことじゃないですか? なくなったのよ、川さん。 俺たち さっき川井さんの遺体と対面してきたんだ よ。 川井さんが長崎に来たのはあなたに火山を 渡すためだったのね。 彼はこのBロを完成させようとしていた。 おそらくあなたのために 俺たちさんに話したんだよ。リさんがこのビドル作るためにすごい苦労してるって ね。何があったの? 10年前お父様が亡くなった時 話してくんないかな?矢沢君とか川さんが亡くなったにはさ、どうもこの 10 年前の家事のことが絡んでるような気がするんだよね。 疑ってるのね、私を 矢沢さんだけじゃなく 殺したんじゃないかって疑わざるを得ない 。 火山を見つけた時確かにそう思ったわ。 でも私はやっぱりあなたを信じたい。 おさんは家事の直後に職人をやめて逃げるように島原へ帰った。何か秘密を胸にしまい込んで警察は自殺や事故の可能性もあると言ってるけど犯人に口を塞がれたと考える方が自然だわ。 とにかくさ、家事のことは謎だらけなんだよね。佐岡さんや奥さんの態度も不自然だしね。 おじさんたちが 家事であげた家っていうのはさ、お父さんが佐々岡さんから行為で借りてたもんなんだよね。なのに佐々岡さんは恨み事 [音楽] 1 つ言わないでルリさんのこと自分の子供みたいに可愛がってるよね。矢沢君や奥さんから不倫を疑われるぐらいにさ。もうそれって俺たちからしてみたらやっぱりちょっと不自然なんだよね。 [音楽] 何にも分かってないのね、あなたたち。 もちろん 私とおじさんは人から後ろを刺されるよう な関係じゃないわ。あの人は本当に心の 優しい人なの。 ただそれだけ。 お父さん ごめんな。ごめんなさい。 [音楽] しっかりするんだよ、ルりちゃん。お父さんのためにも。 [音楽] でも私は何もお父さんの気持ちは分かってなかった。 [音楽] こんなに私のことを愛してくれてたのに。 それが分かってもらえたんだ。シーナだってきっと喜んでいるさ。これからは俺がシーナの代わりだ。できることは何でもするからな。 [音楽] おじさん、あなたたちが言うように家事を出した父を責める気持ちもあったでしょう。 [音楽] でもそんなことはお首にも出さず 私を慰めてくれ [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] あのノートシーナさんがハを使ったビードルを作ろうとしてたのを知ってたってことはかさんもあのノート見てたってことでしょ。多分棺の上にノート置いてったのかさんだと思うわ。 [音楽] それじゃあルリさんは復讐するためにかいさんを殺したってことか。お父さんの恨みを晴らすために。ちょっと風に当たってくる。 [音楽] 信じたいんだね。ルリさんの音。 [音楽] かさんが死んだって聞いた時のあの驚きをあれが芝居だったとは思いたくない。 [音楽] だったら信じてみりゃいいじゃん。最後までそんな顔しちゃってらしくねえよ。俺さ、か井さんが放火したっていうしさんの推理結構いけてると思ってんだよ。調べてみようぜ。 [音楽] [音楽] 10 年前か井さんとシーナさんの間に何があったのか。 あの、ちょっといいですか? はい。 すいません。忙しいとこ。 さあ、ちょっと分かりませんですね。 [音楽] そうですか。はい。すいません。 [音楽] かつてナさんの弟子だった人が平戸にいる。情報を掴んだ私たちは早速平戸へ向かった。 [音楽] 長崎校が開行する以前より諸外国との貿易 が盛に行われていた平 キリスト教のみならず仏教や新党文化の 流星地でもあった平殿の町は今も和が完全 一体となった一種独特の液槌シズムに彩ら れている。 [音楽] いらっしゃいませ。 すいません。こちらに太田さんって方はいらっしゃいますか? はい。はい。おりますが。 太田君 お客さんだよ。 うまいもんだね。このカスっつうのは カステやったらちょっと違うのね。 うん。 特に女性に好評なんですよ。小さくて食べやすいって。 へえ。 もう立派な職人なのね。 いや、恥ずかしいですよ。 シーナの親父さんとこの工房 1年経足らずで逃げ出しちゃったんだから よっぽど厳しかったんだね。シーナさんってさ。 そりはもう大変でしたよ。なんでもお嬢さんが家出してから一層気難しくなったとかでみんな晴れ物に触るようでしたもん。 それほどショックだったのね。無理して気を張り詰めてたんだと思うわ。いや、こっちはたまりませんでしたけど。 さんのことは知ってるよね。 亡くなったんですってね。驚きました。うまくいってたのかしら。シーナさんとは。 まさか相当恨んでたと思いますよ。 恨んでた。 いくら腕が良くたってあれじゃやってられませんよ。 何するんですか? こんなもの作るの早い。 でもせっかく新しいデザイン考えて生意き言うな。基本も 6 人できないくせに一丁前の口いいか。いいものを作りたいになってたら徹底的に基本を体に叩き込むんだ。 [音楽] あの分じゃ独立なんて夢のまた夢。俺は しっぱだったんだけどいつかあんな目に 合わされるのかと思うとビビっちゃって 不満を溜め込んでたんだね。 さん、来る日も来る日もシーナさんの下で我慢し続けてさ、きっともつ爆発してもおかしくない状況まで追い詰められてたんだよ。ま、放課の同期としちゃ十分だよね。 [音楽] でもなんか矛盾してない? 矛盾?何が? あの火山バを自分の手で死に追い合った人の娘のためになんでわざわざ 俺はなんとなくその気持ち分かるような気がするな。 故郷の島原に戻ってさ、深したんだよ。で、なんとか罪滅ぼしをしたいって思ったんじゃない?つまり食材か。 [音楽] うん。火山バと戦ってあの水の清らかさに助けられて。あれ?ちょっと待って。たまたまということはだよ。かいさんはルリさんに謝りに行ったってことになるよね。 [音楽] 10年間胸の中にしまい込んだ思いを告白 しに行ったってことだよね。 くそ。 なんだその目は材料やを大事にしないやに 職人の資格はない。親父の口癖だろ。 お前には関係ない。 それもそうだよな。旗作りなんてどうせ親父の台で終わりなんだから。何すんだよお前。俺が俺がお前のためにどるだけ 謝んなさい。お父さんに 何をしてくれたつんだ。俺のために。ここへ引越してきてから [音楽] 10年間1 度だって本音で話したことあったか。 職人をついで欲しいならついで欲しいとか さ、1度だって言ったことあったかよ。 少なくともガキの頃の親父は違ったよ。 作った旗を一緒に庭でああげてさ、それを お袋がニコニコ見守って、 あの頃の親父は今みたいな上つだけの男 じゃなかった。 [音楽] お前 俺のことをそんな風に一体何考えてんのか 。 俺にはさっぱりわかんねえよ。 初詮 無駄だったのかもしれないな。俺がしてき たことは。 10年か。 [音楽] 俺が守ろうとしてきたものは一体何だったんだろ?ピリピリピ [音楽] ねえ。ちゃん そうか。親父さんに殴られたのか。 ショックだった。生まれて初めてだったから。 おい、じゃあ今頃殴ったエディソンも随分辛い思いしてると思うぜ。 まあ、俺もちょっと言いすぎたかもしんないんだけどね。 良かったじゃない。言いたいことが言えって 良かった。 本音で向き合えたんでしょ、お父さんと。 いや、でも本当わかんないんだよ。こう全然感情を表に出そうとしないからさ。親父のあんな顔見たのってガキの頃に 1回だけだもんね。 たった1回だけ。 うん。ルリネのお父さんと喧嘩して シーナさんと本当かそれ? 俺が小学校入ったばっかだったからあんまよく覚えてないんだけど。 貴様、俺がこれだけ頼んでるのに出てけよ。出てってくれよ。この家から出てけって言ってるんだ。 この家から出て。そう言ったのね。シーナさんに。 うん。 小学校に入ったばっかとちょっと 10年ぐらい前か。 喧嘩の原因は何だったんだよ。 いや、わかんない。だけどあの頃の親父ちょっと変だったんだ。仕事もしないで 1日中ラジオばっかり聞いて。 ラジオ、ラジオラジオ。 あち株をやってたんですか?佐岡さん。一 時は俺たちみんな手を出したんだよ。素人の怖い物知らずでさ。 あ、バブルの頃ですね。 あの頃はね、日本中が浮き足だってたもんね。 特にあいつはバカ好きでね。本職の旗作りっぽり出して 1日中ラジオにかじりついて。 それだわ。 株式情報聞いてたんだ。ラジオで ところはバブルが弾けてみりゃ残ったの借金な今。 10 年前家事がありましたよね。佐々岡さんのオタの別胸で。 そうそう。 こいっちゃ悪いけどやっこさんまだ月が残ってたって驚いたもんだよ。 月火災保険に入ってたんだよ。

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