「あんぱん」アンパンマン声優・沢城みゆき&柳沢三千代サプライズ出演!ネット涙も「やさしいライオン」声 - スポニチ Sponichi Annex 芸能 - Moe Zine

連続テレビ小説「あんぱん」第110話。柳井のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)はラジオドラマ「やさしいライオン」の放送を聴き終え…(C)NHK
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は29日、第110話が放送され、声優の沢城みゆきと柳沢三千代が事前告知なしのサプライズ出演を果たした。劇中のラジオドラマ「やさしいライオン」の声を担当。2人ともアニメ「それいけ!アンパンマン」に出演しており、今作に登場した“アンパンマン声優”は計7人となった。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、戦争に翻弄されながら激動の時代を生き抜き、「逆転しない正義」にたどり着く柳井夫妻、のぶと嵩の軌跡を描く。

 第110話は1967年(昭和42年)5月、柳井のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)は東京・四谷のマンションに引っ越し。朝田羽多子(江口のりこ)と同居生活を始める。そして、電話に出た羽多子が、嵩へのラジオドラマ脚本の依頼を受けてしまう…という展開。

 新居には嵩専用の仕事部屋、小さな茶室も。羽多子は宇宙に行きたいと冗談。出張先から手紙をくれた朝田結太郎(加瀬亮)だが、その土地を旅して回りたいという。昔からの夢だった。

 今野康太(櫻井健人)の「たまご食堂」を手伝っていた羽多子は電話を取り、思わず「もしもし、毎度」「それは大変ですね。そういうことなら承知しました」。放送局のディレクターからで、ラジオドラマに穴があいたため、翌日朝までに脚本を書いてほしいという大至急のオファーだった。

 「お母ちゃん…」。嵩は机の引き出しから「ライオンのブルブル」と「犬のムクムク」の絵を取り出し、以前書いた短編ラジオドラマをアレンジしようと思いついた。

 タイトルは「やさしいライオン」。母親を失った赤ちゃんのライオンと、子どもを失ったお母さん犬の物語。

 成長したブルブルは動物園に売られてしまい、ムクムクと別れ。サーカス団に入り、人気者となったが、ある夜、懐かしい子守歌が聞こえてくる。それは育ての母の声だった…。

 嵩は“2人の母”柳井千代子(戸田菜穂)と登美子(松嶋菜々子)が「このドラマを聴いたら、どう思うかな…。傷つくんじゃないかな…」と躊躇。のぶは「書きたいと思うなら、書いた方がえいで。今がその時やないが」と背中を押した。

 嵩は一晩で30分のラジオドラマを書き上げた。オンエアは八木信之介(妻夫木聡)、朝田蘭子(河合優実)、登美子、千代子、手嶌治虫(眞栄田郷敦)の耳にも届く。嵩は結末を変更した。

 ナレーションとムクムクの声は沢城、ブルブルの声は柳沢が担当。SNS上には「『やさしいライオン』。朝から泣いちゃう」「そうだよね、この話が一番届くのは千代子さんだよね」「このラジオドラマのためだけに沢城みゆきを?」「カレーパンマンの声の方?楽しみ」「手塚治虫が嵩を認識した?」などの声が続出。反響を呼んだ。

 「それいけ!アンパンマン」で沢城はサラダ姫などの役、柳沢はカレーパンマンなどの役を担当。今作に出演した“アンパンマン声優”は島本須美、山寺宏一、中尾隆聖、戸田恵子、鈴木勝美に続き、6人目・7人目となった。制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサー(CP)は「視聴者の皆さんにも、より喜んでいただけると思いました」と起用理由を明かした。

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