【解説】ロシアとウクライナの首脳会談を調整 トランプ氏の思惑は…“和平への道筋”どうなる?
トランプ大統領はゼレンスキー大統領との会談を受け、プーチン大統領とゼレンスキー大統領による首脳会談の調整を始めたことを明らかにしました。
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停戦に向けた道筋は、今後どうなるのでしょうか? NNNワシントン・山崎大輔支局長と、NNNモスクワ・平山晃一支局長が解説します。
NNNワシントン・山崎大輔支局長
「ウクライナが求めてきた安全の保証について、これまで関与に否定的だったトランプ氏がヨーロッパと共に関与すると明言したことは、一定の成果と言えます」
「しかし、ゼレンスキー大統領が『10日以内に詳細を詰める』とするなど、『安全の保証』の全体像は明らかになっていません」
NNNワシントン・山崎大輔支局長
「ウクライナに米軍を派遣することはなく、ヨーロッパ各国が派遣する平和維持部隊への武器支援などにとどまる案などが報じられています」
「最大の懸案である領土の問題についても、ゼレンスキー氏はトランプ氏と長時間話し合ったとしていますが、詳細は公表されていません」
「アメリカメディアは、ゼレンスキー氏が『住民の移動や領土の譲渡を禁じる憲法の規定を無視することは困難だ』と説明したと伝えています」
「また、ヨーロッパの首脳らが停戦を改めて求める一方、トランプ氏は、停戦は『必要ないと思う』と述べ、溝もあらわになっています。和平の実現に向けどのように道筋をつけるのか、不透明なままです」
鈴江奈々キャスター
「ヨーロッパの首脳ら7人が同席する異例の会談でしたが、どんな狙いがあったのでしょうか?」
NNNワシントン・山崎大輔支局長
「ロシア寄りの姿勢を強めていたトランプ氏に対し、ヨーロッパの首脳らは一致結束してゼレンスキー氏の援護射撃をし、ウクライナの立場を説明しつつ、決裂を避ける戦略をとりました」
「ウクライナの東部ドンバス地方を要求するプーチン大統領に理解を示しているとされるトランプ氏に対し、“もしトランプ氏の地元、フロリダ州を明け渡せと要求されたら”という例えを使って、ウクライナの立場を説明したということです」
「対立を際立たせずに、いかに自らの立場を理解してもらうか腐心した様子がうかがえます」
鈴江キャスター
「トランプ氏について、アメリカメディアの評価は?」
NNNワシントン・山崎大輔支局長
「まだ明らかになっていない部分が多く、評価は定まっていません。トランプ氏はプーチン氏とゼレンスキー氏の会談の調整を始めたとしていますが、アメリカメディアはトランプ氏の楽観的な発信が、実際に和平への前進を意味するのか不透明だと指摘しています」
鈴江キャスター
「続いて、NNNモスクワ・平山晃一支局長に聞きます。プーチン大統領は、ゼレンスキー大統領との首脳会談を、本当に受ける気があるのでしょうか?」
NNNモスクワ・平山晃一支局長
「ロシア側の高官は曖昧な説明しかしておらず、態度を明確にしていません。プーチン大統領は、これまでゼレンスキー氏を大統領の任期が切れた非合法な存在だと繰り返し非難していて、会談が実現すれば、大きな方針転換だと言えます」
NNNモスクワ・平山晃一支局長
「ロシア側の高官は19日、プーチン大統領とトランプ大統領が電話会談で、ロシアとウクライナによる直接協議を続けることで一致したと明らかにしました」
「ただし、プーチン大統領の出席については明言せず、『協議の代表者のレベル引き上げも議論された』と述べるにとどめています。このレベルを引き上げるという言い回しが、プーチン大統領の協議への出席を指すのかは不透明で、アメリカなどとの温度差が目立ちます」
「また、ロシアの独立系メディアは、大統領府の関係者の話として、『すぐにプーチン氏が出向くと期待すべきではない』という声も伝えています」
鈴江キャスター
「ロシア側の説明では、まだ首脳会談が実現するかはっきりしていないようですが、仮に実現した場合、和平への道筋は一気に開かれていくことになるのでしょうか?」
NNNモスクワ・平山晃一支局長
「依然として、ロシアとウクライナで立場の隔たりは大きいとみられ、一筋縄ではいかないと思います」
NNNモスクワ・平山晃一支局長
「アメリカやヨーロッパ各国がウクライナの『安全を保証する』方策を協議する中、ロシア外務省の報道官は18日、『NATO加盟国が参加する軍事部隊のウクライナへの展開は断固として受け入れられない。紛争の激化につながる恐れがある』と述べ、欧米などをけん制しました」
「もう一つの焦点の『領土問題』をめぐっても、プーチン氏が求める領土の割譲をゼレンスキー氏は拒否するとみられ、協議は難航が予想されます」
「ただし、プーチン大統領にとっては、ゼレンスキー氏との会談を先延ばしにすると、トランプ氏との関係悪化につながるというジレンマもあり、次の出方が注目されます」
(2025年8月19日放送「news every.」より)
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