笑顔を見せる秋元真夏(撮影・大城 有生希)
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 元乃木坂46キャプテンの秋元真夏(32)が20日の誕生日に、グループ卒業後に個人として活動する中で初のフォトブック「淡淡(あわあわ)」(幻冬舎)を発売する。書中ではエッセーに初挑戦し、幼少期の思い出、家族のこと、アイドル活動時のことなどをつづっている。スポニチ本紙の取材に応じ、OGから見た現在のグループや自身の結婚観について語った。

 「(卒業して)外から見ると、別格でかわいい、ちょっと尋常じゃないかわいさだなって思います」。現在の乃木坂46の印象を聞くと、声を弾ませた。グループはあす21日から結成15年目に突入。秋元は1期生として加入し、2023年2月の卒業まで約11年半在籍した。それだけに多くの後輩を見てきた。「すごく後輩だと思ってた子たちが、先輩として新加入の後輩たちの良さを引き出してグループの魅力を伝えようとする姿を見ると、大人になってると思ってお母さんみたいな気持ちになります」と笑みをこぼした。

 秋元からキャプテンを引き継いだ梅澤美波(26)とは頻繁に連絡を取り合っているという。「定期的にご飯行ったりして、キャプテン同士ならではのお話はします」と温かく見守っている。

 卒業した現在、ドラマなど女優業にも進出しマルチに活躍している。その中で、刺激となるのは白石麻衣(33)や西野七瀬(31)ら、同じ乃木坂1期生だった仲間の姿だ。「皆あちこちで目立っていて凄い」とする中で、あえて1人に絞ってもらうと西野の名前を挙げた。

 「映画やCMにいっぱい出てて、インタビューとかも見ると、ちょっと懐かしい気持ちにもなります。今を楽しめている空気感が凄く伝わってくるのがうれしいです。お互いがお互いの存在を応援しているみたいな感覚でいられるのは、やっぱ同期ならではなのかなと思います」

 エッセーの中では、仲むつまじい両親を理想とする結婚観についてもつづっている。願望などを聞くと、母が24歳で結婚したことを受けて「本当は母の1つ手前の23歳で結婚したかった」と告白。だが、アイドルとして駆け抜けてきた間にその年齢を過ぎ、理想も変わった。

 「20代前半は白馬に乗った王子様がパッと現れて、雷が落ちた衝撃みたいに恋に落ちて結婚すると思っていた」と照れながら口にした。周囲の友人らの結婚を間近で見聞きするうちに「メルヘンな理想は完全になくなりました」と笑った。

 現在は結婚する年齢にこだわりはないという。「タイミングは流れに任せて、自分が一緒にいて無理がないと思う人に出会えるまで焦らずに待ってみようかなという気分です」と落ち着いた様子で話した。

 ◇秋元 真夏(あきもと・まなつ)1993年(平5)8月20日生まれ、埼玉県出身の32歳。11年の乃木坂46オーディション合格後、学業専念のために一時活動休止。翌12年に4枚目のシングル「制服のマネキン」で復帰。必殺技は銃を撃つポーズでファンの心を射抜く「ズッキュン」。日本テレビ「ヒルナンデス!」の水曜レギュラー。特技は料理。

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