“クリームソーダリップ”や“ダブルデニム”など 「M・A・C」が25-26年秋冬メイクトレンドを紹介 - WWDJAPAN - Moe Zine

東京やロンドン、ニューヨーク、パリ、ミラノのコレクションで多くのファッションブランドのメイクを手掛ける「M・A・C」はこのほど、ブランド独自のリサーチに基づく2025-26年秋冬のメイクアップトレンドを発表した。今季のメイクアップのキーワードは、「近未来」と「光」。メタリックやオーロラのように光る質感が注目され、Y3K(3000年代)風の未来的なメイクが話題になると「M・A・C」は分析する。クールな印象の中にさりげない血色感を残すことで、近未来的でもどこか温かみを感じるのがポイントだ。光の使い方にこだわったメイクが多く、艶やマット、フロストなど、さまざまな質感が組み合わさることで、個性と未来感を両立する新しい表現が生まれている。

“クリームソーダリップ”
CREAM SODA LIPS

レトロブームやインスタ映え思考の高まりにより、SNSでは“クリームソーダ”の検索数が増加している。メイクアップでも、自由で個性的なクリームソーダ風リップがSNS上で話題に。「M・A・C」はバニラアイスを添えたようなミルキーな艶めきと、深みのあるエスプレッソカラーのコントラストで、立体感のあるレトロで甘いリップスタイルに仕上げた。

“ダブルデニム”
DOUBLE DENIM

ビヨンセ(Byonce)が4〜7月に開催した「カウボーイ・カーター・ツアー」をきっかけに、ウエスタンスタイルがファッショントレンドとして再燃。デニム・オン・デニムの着こなしに映える、グランジ風の“ダブルデニム”メイクに注目が集まっている。インディゴやくすんだスレートカラー(濃い灰色)など、ブルー系ニュアンスカラーで目元や唇を大胆に彩った。

“マネキンスキン”
MANNEQUIN SKIN

肌のトレンドは、フィルターをかけたように滑らかで均一な“マネキンスキン”。マネキン風のセミマット肌に作り込みながらも、薄膜で仕上げ、人間味のある血色感を残すのがポイントだ。同系色のヌードカラーを重ね、ハイライトは控えめに効かせた。

“グレイシャル・グロウ”
GLACIAL GLOW

TikTokで話題の“コールドガール(Cold Girl)”や“アイム・コールド・メイクアップ(I’m Cold Makeup)”(寒空の下で火照ったような赤みを特徴とするメイク)から人気に火がつき、氷のように澄んだ艶とみずみずしい輝きをまとった“グレイシャル・グロウ”がトレンドに。頰ににじむ血色感を、アイシーな輝きで包み込み、異なる輝きのレイヤーが織りなす透明感溢れるルックに仕上げた。

“Y3Kメイク”
Y3K MAKEUP

26年に向けて注目すべきは、未来感溢れるY3K風のメイク。メタリックや虹色の光沢をまとい、テクノロジーや宇宙から着想を得たアバンギャルドで遊び心あるデザインを取り入れた。

今季は、テクノロジーと感性が交差する“近未来”をテーマに、「光」と「質感」を自在に操る新たな表現へと進化。カルチャーや音楽とも呼応するスタイルが続々と登場し、自己表現の幅がさらに広がりそうだ。

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