8月12日(現地時間)、ロサンゼルス発ラグジュアリーアイウェアブランドの「ジャック マリー マージュ(Jacques Marie Mage, JMM)」 は、東京の表参道に新ギャラリー「ジ・オモテサンドウ-トーキョー ギャラリー(The Omotesandō-Tokyo Gallery)」をオープンした。
この三層構造のギャラリーは、ブランドが掲げるグローバルなビジョンを日本的感性で表現した空間になっており、歴史的深みと現代的意義を融合させ、静謐でありながら物語性に富んだデザインが来訪者を迎える。所在地は、渋谷区神宮前 5-9-7、営業時間は毎日11時から20時まで。
2014年、フランス出身のデザイナー、ジェローム・マージュ(Jérôme Mage)によって設立されたジャック マリー マージュは、ロサンゼルスでデザインされ、日本とイタリアで手作業によって仕立てられる限定版コレクションで知られる。伝統的な職人技と最先端の生産技術を融合させたそのプロダクトは「現代の家宝」と称され、深い思考のもとに作られ、持続可能な手法と社会貢献を両立している。
ブランドのデザイン哲学は、アメリカ西部の叙情的な物語、フランス第一帝政の壮麗さ、アール・デコの洗練、そして日本の「匠(たくみ)」の精神といった、多様な文化・時代・地域からのインスピレーションを源としている。それらの要素を限定版プロダクトに落とし込み、過去と現在をつなぐ感情的な架け橋として表現するのがジャック マリー マージュの真骨頂だ。
なお、同ブランドは、先月フランス・パリに初となるギャラリー「ザ・ペ・パリ・ギャラリー(The Paix-Paris Gallery)」をオープンしたばかり。2フロア構成の空間は、クラフツマンシップと文化へのオマージュとして構想され、フランス第一帝政(Premier Empire Français)への敬意を込めた特別な場所となっている。さらに、ロンドン、ミラノ、米カリフォルニア州のコスタメサ、ハリウッド、ベニスにもギャラリーを展開している。
表参道に誕生した新ギャラリーも同様に、ブランドの世界観を直に体感できる場として、国内外のファンやコレクターを惹きつけることは間違いない。単なる店舗を超え、ジャック マリー マージュが提示する「ラグジュアリーの再定義」を感じ取ることができる新たな目的地となるだろう。
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