【速レポ】<LuckyFes’25>日向坂46、新衣装&フルメンバーでフェス出演「全力以上のパフォーマンスをお届けします!」
今年の<LuckyFes>初日もいよいよ佳境に突入。これまでも野外音楽フェスへの出演経験を持つ日向坂46が、ついに<LuckyFes>に登場する。この春に初期メンバーの一期生が全員卒業し、入れ替わるように新メンバーの五期生が加入。新体制として歩み始めたばかりの日向坂46は、RAINBOW STAGEでどんなステージを見せてくれるのだろう。
◆ライブ写真
陽が落ち始め少し涼しくなり始めた中、ライブ開始を告げる「Overture」が鳴り響くと、これに合わせてオーディエンスが“Oh〜”と歌い始める。会場のボルテージが急上昇する中、新衣装を着用した日向坂46メンバーがステージに姿を現し、「アザトカワイイ」にて元気いっぱいなパフォーマンスを提示。センターに立つ松田好花を中心に、二期生から四期生までが一丸となって笑顔を届けていく。
松田の「LuckyFes、楽しもう!」から「海風とわがまま」へとつなぐと、観客のギアも一段高く入ることに。小坂菜緒をセンターに据えた日向坂46は、大人数で所狭しと息の合ったダンスを見せていく。夏にぴったりなこの曲で、会場を見事に“日向坂色”に染め上げた。
MCパートでは五期生を含むメンバーが勢揃い。小坂が「LuckyFesへの日向坂46の出演は初めてなので、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思います」と告げると、続いて正源司陽子は「今回は夏曲盛りだくさんで激アツなので、楽しんでいってくださいね!」と元気よく語り、加入間もない大野愛実は「とても緊張しているのですが、先輩方と一緒に皆さんを全力で楽しませられるように頑張ります」と意気込みを口にした。
キャプテンの髙橋未来虹が「新しくメンバーを加えて、フルメンバーでのフェス出演は今日が初めて。パワーアップした日向坂46として、全力以上のパフォーマンスをお届けします!」と力強く宣言すると、続いては五期生が「ジャーマンアイリス」をパフォーマンス。初々しさの中にも芯のある表情を浮かべながら、五期生は初めてのフェスのステージを堪能した。
続いては、先輩メンバーたちによる「愛はこっちのものだ」で会場は再びヒートアップ。サビでは手にしたタオルを頭上で回し、オーディエンスとの一体感を高めていく。曲後半のブレイクパートでは、髙橋が「全員、回せーっ!」と絶叫する場面もあり、ライブは徐々にクライマックスへと近づいていった。
この勢いを加速させるように、四期生によるキラーチューン「見たことない魔物」が繰り出されると、センターの藤嶌果歩を中心に全身全霊のパフォーマンスを展開。この熱演を前に、観客のコールや声援もより一層大きくなっていく。さらに、正源司の「この夏一番の思い出を日向坂と一緒に作ってください!」を合図に、二期生や三期生が加わり「君はハニーデュー」を連投。ハッピーオーラ全開の歌やダンスを前に、観客は色とりどりのペンライトを振ってメンバーと心をひとつに重ねていく。
熱量の高いパフォーマンスが続いた日向坂46だったが、ラストナンバーに選ばれたのはグループの新たな一歩を告げる最新シングル「Love yourself!」。ポジティブなメッセージで聴き手を優しく包み込んで、五期生を含む現編成で初のフェス出演を全うした。
取材・文◎西廣智一
写真◎青木早霞
セットリスト
1.アザトカワイイ
2.海風とわがまま
3.ジャーマンアイリス
4.愛はこっちのものだ
5.見たことない魔物
6.君はハニーデュー
7.Love yourself!