3月に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT以下、YSL)」の「YSL BEAUTY」グローバル メイクアップ アーティストに就任したサム・ヴィッサー(Sam Visser)は、7月11日に発売した“YSL ラブシャイン グロスプランパー”(全10色、各4950円)に合わせて来日した。ヴィッサーの前任は、8年間にわたりグローバル ビューティ ディレクターを務めたトム・ペシュー(Tom Pecheux)。その後任をわずか25歳で任されたヴィッサーに、「YSL」との出合いや創業者ムッシュ イヴ・サンローラン(Monsieur Yves Saint Laurent)との共通点などを聞いた。
【画像】25歳で「YSL」グローバル メイクアップ アーティストに サム・ヴィッサーが描く新章
WWD:「YSL」との出合いは?
サム・ヴィッサー「YSL BEAUTY」グローバル メイクアップ アーティスト(以下、ヴィッサー):12歳の頃に、当時暮らしていたロサンゼルスの近くの小さな街の化粧品専門チェーンで「YSL」と出合った。母親へのプレゼント用に、“ルージュ ヴォリュプテ シャイン”を買いに行ったんだ。初めてフランス製のラグジュアリーブランドに触れ、パッケージの美しさや色の豊富さに心を打たれたことを覚えているよ。
WWD:「YSL BEAUTY」グローバル メイクアップ アーティストに抜擢された時はどんな気持ちだった?
ヴィッサー:「YSL」のような歴史と格式のあるメゾンで仕事ができるなんて、身に余る光栄だ。長年憧れていたブランドでもあるので、夢のようだと思ったね。
WWD:メイクアップのインスピレーション源は?
ヴィッサー:自分を取り巻く世界の全てからインスパイアされている。旅行もそうで、特に日本は大きなインスピレーション源だ。日本の文化や伝統、色彩などの全てが心を突き動かす。そのほかには映画や音楽、建築、自然などからもインスピレーションを受けている。
WWD:これまでに日本を訪れたことは?