2025年8月4日 午後5時00分

日向坂46富田鈴花  撮影:大野代樹 (C)ORICON NewS inc.

 日向坂46・富田鈴花(24)の1st写真集『鈴花サーキット』(光文社)が8月5日に発売される。グループ卒業を目前に控える富田が、オーストラリア・クイーンズランド州を旅する様子を撮影。雄大な風景にはしゃぎ、心から旅を楽しむ富田の素顔が詰まったロードムービーのような一作となる。インタビューでは、写真集ロケでの思い出や「泣かないと思っていた」のに、こぼしてしまった涙の理由を聞いた。

【撮り下ろしカット多数】抜群スタイル!白肌輝く富田鈴花

■写真集に込めた感謝と挑戦「自分×車」は私の強み

――今回、卒業を前にした初の写真集ということで、制作が決まったときの心境からお聞かせください。

【富田】写真集を出すことっていうのは、アイドルにとって1つの目標にしている子メンバーも多いと思うんです。私もあんまり言ったことはなかったものの、その1人だったので、素直に「出してほしい」と思ってくださる方がいること、一緒に作りたいと思ってくださる方がいることに、ほんとにありがたいな、うれしいなという気持ちでした。だから今は皆さんの手に渡るのがすごくワクワクしています。

――メンバーの皆さんからは反響もありましたか?

【富田】4期生の平岡海月ちゃんは、写真集の話を早めにしていたんですけど、ずっと「楽しみです~」って低い声で言ってくれてました(笑)。あと、石塚瑶季ちゃんはずっと私を「推し」と言ってくれているんですけど、表紙が解禁された日に「この表紙が好きです!」って言ってくれました。

――今回は富田さんと言えば…という車に乗っているカットが表紙で使用されていましたね。

【富田】そうなんです。今回のために国際免許も取りに行きました。海外で運転するっていうのは私にとってもやってみたいことでしたし、時間をかけて取りに行ったのも含めて、思い入れのある要素の1つです。写真集の中でも「自分×車」という構図を大切にしたかったので、ジムニーとの写真などもたくさん撮れてうれしかったです。

――実際に海外で運転してみた感想は?

【富田】砂浜とか、オフロードでしか運転してないんですけど、すごく難しかったですね…。普通の道路と全然違くてちょっと怖かった記憶があります(笑)。あと、オーストラリアは一般道で日本車がたくさん走っていて、すごく親近感があって。高速道路も左車線ですし、国産車に囲まれているのがうれしかったです。

――YouTubeでの「車を買うシリーズ」も反響がありましたよね。

【富田】お仕事の現場でも車好きな方が多くて、「見ました!」って言ってくださる方がたくさんいて。私がたくさんの人に知ってもらえたきっかけの1つが車や高速道路の話だったので、まさかそれが写真集にまでつながるとは思っていませんでした。免許を持ってるメンバーはほかにもいると思うんですけど、それが自分の「強み」になったのは大きなことでした。

――オーストラリアでの印象的な出来事やハプニングはありましたか?

【富田】ありました(笑)。湖での撮影があったんですけど、道中がすごく大変で。道を間違えて、戻るのにも時間がかかるし、ジェットコースターみたいにバウンドする道で、着けるのか本気でギリギリで…。でも、結果的にすごくきれいな写真が撮れて、ハプニングも含めて良い思い出です。

――ロケもロードムービー的な撮影だったと伺いました。

【富田】毎日移動して撮影して、モーテルにも泊まりました。メイクさんがちょっと怖がりで、「今日は鈴花の部屋に泊まる!」って一緒に泊まったこともあって(笑)、とってもファミリー感があったロケでした。

■「SUZUKA」衣装で思わず涙…

――写真集のために準備されたことはありますか?

【富田】一番は体作りで、半年くらいトレーニングをしてました。特に背中とお尻は頑張ろうと思って取り組んだんですけど、過度な食事制限はせず、「しっかり食べてしっかり痩せる」を意識しました。

――トレーニングの成果も含めて、出来上がった写真集を見ていかがですか?

【富田】めっちゃきれいだと思いました(笑)。私はくびれができづらい体型で、体格がしっかりしてるという印象があって。それがコンプレックスだったんですけど、でも逆にメリハリが出やすいということが私にしか出せない強みだなと思ったので、今はすごく気に入っています!

――ランジェリーや水着のカットもあるそうですが、撮影は緊張されましたか?

【富田】実は全然緊張しなかったです。海外という開放感もあって、自分が頑張ってきた成果をきれいに撮っていただける機会だと思って、ありがたいという気持ちでいっぱいでした。

――写真集の最後には、センター曲「SUZUKA」の衣装を着た涙のカットもありました。

【富田】絶対泣かないって思ってたのに、その撮影地で夕日を見ていたら、活動期間中の出来事やこのオーストラリアでの出来事が蘇ってきて、思わず涙が出てきてしまいました。でも、泣いてるのを見せたくなくて、ずっとカメラの方を向かなかったんです(笑)。そしたら後からカメラマンさんに「早く振り向いてほしかった」って言われました(笑)。

――そういった富田さんの思い出もオマージュされた写真集ですが、ファンの方にはどう受け取ってほしいですか?

【富田】今回の写真集は卒業を意識したショットもあるんですが、“卒業写真集”じゃなくて“1st写真集”にしたのには自分の中で意味があってそうしていて。私が今まで見せられなかった表情や、ファンの方が見たかったけど見られなかった姿を詰め込んでいます。1枚1枚をかみしめながら見てもらえたらうれしいですし、私の思い出やこれまでの道のりも詰まっているので、過去を思い出しながら見ていただきたいです。皆さんの感想がとっても楽しみです!

Write A Comment