日本再上陸で話題!【キャス キッドソン】の日常着で、大人チャーミングなときめきを
英国発のライフスタイルブランド「Cath Kidston(キャス キッドソン)」のフラッグシップストアが2025年3月、東京・表参道にオープンしました。京都にも関西初出店を果たしています。バッグや生活雑貨で人気の高いブランドに、アパレルラインが登場。今回は大人チャーミングな雰囲気をまとえるアパレルラインを中心に、「キャス キッドソン」の魅力をお伝えします(一部の商品は既に完売となっています)。
バルーン袖カーデで、つやめきワンピにめりはり
サテン生地で仕立てたキャミソールドレスに、ニットカーディガンをレイヤード。ふんわり膨らんだバルーンスリーブが愛らしく、立体的な袖のフォルムがボディラインの華奢さを引き立てます。クロップド丈カーディガンと、たっぷりとしたドレスの分量感のコントラストが絶妙で、シルエットにメリハリを生み出しました。サテンのつやめきが上品なムードを寄り添わせました。顔まわりにはふわふわの大ぶり帽子で、やわらかな表情を加えています。
スポーティを大人かわいくバージョンアップ
クロップド丈のスウェットトップスは淡いグレーで優しげなムード。シルキーな質感のサテンスカートで合わせてさりげなく異素材の組み合わせが映えるスタイリングに。足元は黒のブーツでキリッと引き締めて。ベースボールキャップをかぶって、ほんのりアクティブな抜け感を添えました。異なるテイストを自然にミックスすることで、気負わないおしゃれ感が生まれています。
シアー×スウェットの「薄厚」レイヤード
最近は天気や気温が読みにくくて、毎日の服選びに悩みがち。そんなときは、透け感のあるシアートップスが選択肢に。スウェットを重ねて、首元や袖口からシアーをちらりとのぞかせて。秋口まで活躍してくれる頼れるスタイリングです。やわらかく揺れる花柄のチュールスカートは、涼しげでどこか儚げなムード。透ける素材はレイヤードに使えば、季節をまたいだ着回しの幅がぐんと広がります。
Tシャツとチュールドレスでラフな遊び心
透け感を帯びたチュールアイテムは春夏の印象がありましたが、今では秋冬にも通年でまとうようになってきました。たとえば、長袖Tシャツの上にチュール素材のワンピースを重ねてみるだけで、Tシャツ姿にふんわりフェミニンな雰囲気がプラスされます。透け感のおかげで軽やかさがありつつ、周りと差がつくスタイリングです。ロングブーツのシルエットをうっすら透けさせているのも、ちょっとした遊び心を感じさせる小技。チュールドレスをシーズンレスに活用する、新しい着こなしアイデアです。
きれい色で仕上げる、カジュアル×チャーミング
長袖のTシャツは夏から秋へのうつろう時期に重宝なアイテムです。割とシンプルな見え具合ですが、こちらは大胆なバックプリント入り。適度な主張を宿しています。ピンクのスウェットスカートで合わせて、ほんのりフェミニンなたたずまいに。ロングスカートはペンシル形なので、レッグラインがシャープに映ります。バッグも淡いピンクでそろえて、チャーミングな雰囲気を寄り添わせました。
花柄やレトロ感で愛され続ける、大人ガーリースピリット
「キャス キッドソン」は1993年に英国・ロンドンのノッティングヒルで誕生したライフスタイルブランドです。ヴィンテージ感とモダンなデザインをミックスしたスタイルが人気で、花柄やレトロ調、英国らしいモチーフがトレードマークです。バッグや生活雑貨は日本にもたくさんのファンがいます。2024年からはアジア限定のアパレルコレクションがスタートしました。
年齢にとらわれずガーリーやスイートなテイストをほどよく楽しむ「エイジレス」な着こなしが支持されています。カーディガンや長袖Tシャツ、チュールワンピースは季節の変わり目にぴったり。夏の終わりから秋にかけて、大人チャーミングなレイヤードコーデの参考にしてみてくださいね。
ファッションジャーナリスト 宮田理江