
お気に入りの一枚を持つ笠原店長(写真上)と取材日17日の一枚(写真下)
上溝本町交差点のほど近くに、毎日変わる看板がある。美容院FournaDESIGN(上溝6の20の1)の笠原貴史店長が毎朝、思いついた言葉を筆で半紙にしたため看板に張り付ける。11年続く日課だという。
オープン当初は駐車場や休店日などのお知らせを書いていたが、数カ月後には現在のスタイルになっていた。季節に関することや時事ネタ、絵との組み合わせなど工夫を凝らし、同じことを繰り返し書くことはほとんどない。ただ、「込められた思いとか意味はないから詳細に問われると少し困る」と笠原店長は話す。
地域の人たちにも親しまれているようで、通りがかりに写真を撮っていたり、声をかけられたりもあるという。
上溝小学校の通学路ということもあり、児童から「見ていて元気が出る」という嬉しい声も届く。「一度書き始めたらやめられなくなってしまった。閉業までは書き続けると思う」
