明日はもっと、いい日になる は願望?フジ新ドラマが苦境象徴
株主総会にて新たな経営陣が承認され、6日には特番を放送するなど、フジテレビは企業イメージの再建に奔走している だが、局の象徴とも言える連続ドラマ枠の不振が深刻で、“フジ復活”の道は険しい かつてのフジは、織田裕二、木村拓哉、松嶋菜々子など、時代を代表する俳優を主演に据え、連ドラで数々の社会現象を生んできた 月曜9時枠、通称“月9”はその象徴であり、“トレンディードラマ”という言葉すら生み出した 視聴率の爆発力と華やかなキャスティングで、1980〜90年代にはフジの一人勝ち状態だった しかし現在はその輝きも薄れ、2024年7月期のラインナップを見ても豪華さに欠ける印象が拭えない 視聴者の期待を集めるような強烈なインパクトや話題性を持つ主演俳優が見当たらないのだ 月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』では、福原遥が児童相談所に派遣された女性警察官を演じている 夜10時枠には磯村勇斗主演の『僕達はまだその星の校則を知らない』が放送中だ 磯村は学校内の法律問題を助言する弁護士という難役に挑戦している 火曜9時からは、森川葵主演の警視庁の“おとり捜査”をテーマにした『スティンガース』が放送中 本田翼は3年ぶりの主演で、深夜帯のラブコメ『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました』に出演している 水曜10時は藤木直人主演『最後の鑑定人』で、天才的な鑑定能力を持つ男が難事件を解決するストーリー 木曜10時は木村文乃が高校教師を演じる『愛の、がっこう』が放送されている また、深夜帯では“なにわ男子”の藤原丈一郎が主演を務める『ロンダリング』が話題となっている 藤原は死者の声が聞こえる不動産社員というユニークな役どころに挑戦している このように並べてみると、プライム帯において単独主演が初となる俳優が多く起用されているのが今回の大きな特徴だ 本田翼を除き、福原や磯村、森川らは、過去に連ドラ主演経験があるものの、ここ最近はその機会が少なかった 他局では、NHKが綾瀬はるか、TBSが松本潤や清原果耶といった人気俳優を続々と起用しており、華やかさに差がある 一方で、テレビ朝日は昨年、視聴率3冠を達成し、阿部サダヲや松たか子、大森南朋など、重厚な布陣で視聴者を惹きつけた 日本テレビでは櫻井翔が主演を務めるドラマが高視聴率を記録し、安定した人気を誇っている このように他局との対比が、今のフジテレビのドラマの地盤沈下をより際立たせている 関係者は、フジのドラマ凋落の背景には、今年1月に発覚した中居正広氏と女性アナのトラブルも影響していると語る ちょうど7月期ドラマのキャスティング時期と重なり、芸能事務所側も出演に慎重な姿勢を取らざるを得なかったという さらに、局の経営悪化も大きな要因だ 1月末にはCM出稿停止に踏み切った企業が311社に達し、5月に発表された決算では328億円の赤字となった 制作費も圧縮せざるを得ず、高額な出演料を支払えないことで、主演クラスの起用が困難になったとされる そうした現実の中で選ばれた俳優たちにとっても、重圧の大きいクールとなっていることは想像に難くない 『明日はもっと、いい日になる』というタイトルに、制作側の切実な願いがにじむのも無理はない 動画をご覧いただきありがとうございます、 私たちのチャンネルをご覧いただき、記事の最新情報や興味深いトピックについて常に更新されるようにしてください 皆様からのご関心とサポートを心より感謝しています、 今後もより多くの情報をお届けできるよう、チャンネル登録をお願いいたします、 どうぞよろしくお願いいたします
フジテレビは経営陣の刷新や特番放送で企業イメージの回復に取り組むが、連続ドラマの不振が足を引っ張っている。かつて“月9”で社会現象を巻き起こしたフジも、今では主演俳優の豪華さや話題性に欠け、他局との格差が鮮明となっている。今期のラインナップでは、福原遥、磯村勇斗、森川葵らが主演を務めるが、いずれもプライム帯での単独主演は初が多く、華やかさではNHKやTBSに及ばない。背景には中居正広氏のスキャンダルや、CM出稿停止311社・赤字328億円といった経営難が影響しており、キャスティングにも制約が生じた。予算不足で主演級の起用が困難な中、現場も視聴者も“明日はもっと、いい日になる”ことを願っている。
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