近年、SNSを中心に圧倒的な輝きを放ち、Z世代から大人世代までを巻き込むムーブメントを起こしているガールズアイドルグループの数々。現在その中心にいるのが、アソビシステムが手がけるアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.(カワイイラボ)」です。

この記事では、昨今数々のヒットを連発するKAWAII LAB.の概要から、同プロジェクトが誇る所属する個性豊かな4グループ「FRUITS ZIPPER」「CANDY TUNE」「SWEET STEADY」「CUTIE STREET」について、結成から現在に至るまでの歩み、ヒットを巻き起こした楽曲に人気の秘密に至るまでたっぷりとご紹介。KAWAII LAB.協力のもと、各グループのスタッフから最推し曲と同曲に関するコメントをいただいたので、そちらもあわせてお楽しみください。

アイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」とは?

KAWAII LAB.は、原宿を拠点に日本のポップカルチャーを発信し続ける「アソビシステム」が2022年に立ち上げたガールズアイドルプロジェクトです。時代とともに進化する “KAWAII” のかたちを音楽、ファッション、カルチャーを通じて発信しています。

プロジェクトの大きな特徴は、多様な方向性をもったグループが所属し、それぞれがまったく異なる音楽性・ビジュアル・世界観を持って活動している点。SNSを中心に数々のヒットを連発し、国内のみならず海外ファンも増加中で、YouTubeやTikTokなどを活用したグローバルな発信も大きな話題を集める要因です。

ここからは、KAWAII LAB.が擁する4つの人気グループを詳説していきます。

1. FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)

FRUITS ZIPPERは、2022年4月にデビューしたKAWAII LAB.の第一弾グループ。コンセプトは「原宿から世界へ、“NEW KAWAII”を体現するアイドル」。FRUITS ZIPPERは、「実を結ぶ」という意味を持つ FRUITに、「元気を与える」という意味のZIPを組み合わせたもの。

デビュー直後から話題を呼んだ彼女たちが、爆発的な人気を獲得したきっかけは、2022年4月リリースの「わたしの一番かわいいところ」。楽曲の耳に残るメロディとキャッチーな振付がSNSでバズり、ダンスチャレンジ動画が4億回以上再生されるなど、Z世代を中心に人気が爆発。テレビ番組をはじめ多くのメディアでも取り上げられ、瞬く間にその知名度は全国区となりました。

その後も話題曲を次々とリリースし、YouTubeでミュージックビデオの再生数が1,000万回を超えるヒット曲が続出。「わたしの一番かわいいところ」に続く代表曲としてまず挙げられるのが「ハピチョコ」(2022年10月)。ポップで中毒性のあるメロディと振付がTikTokで大きな話題となり、ダンス動画やリアクション投稿が多数シェアされました。

「NEW KAWAII」(2023年9月)は、FRUITS ZIPPERのコンセプトを象徴する楽曲として、KAWAII LAB.というプロジェクト自体の代名詞的存在に。また「フルーツバスケット」(2024年9月)は、王道アイドルの魅力を凝縮した明るくキュートな一曲で、ファンの間での支持が高く、SNS上でも “幸せになれる曲” としてシェアされ続けています。

FRUITS ZIPPERの強みは、メンバー一人ひとりの個性と、ファッション性、そしてSNS発信力の高さ。ライブパフォーマンスにも定評があり、国内外のK-POPファンからも高い支持を集めています。YouTubeチャンネルではMVに加え、ドキュメンタリーやライブ映像も積極的に発信。2023年には初の全国ツアーも成功させ、2024年には武道館公演も実現するなど、まさにKAWAII LAB.の看板グループとしての地位を確立しています。

<FRUITS ZIPPERスタッフの最推し曲:「わたしの一番かわいいところ」>
多くの人にFRUITS ZIPPERを知ってもらうきっかけとなった楽曲。たくさんの人との大切な縁をつなぎ、メンバー自身もこの曲とともに一緒に成長してきました。出会いの喜びや感謝の気持ちを改めて思い出させてくれる、特別な一曲です。

2. CANDY TUNE(キャンディチューン)

CANDY TUNEは、2023年3月にデビューしたKAWAII LAB.のアイドルグループ。可愛さと本格的なパフォーマンスを両立した“今っぽさ”全開のグループとして注目を集めています。グループ名にはフレーバーも形もさまざまな「CANDY」のように、好きなものも性格も違う個性豊かなメンバーが集まり、彼女たちのポップな「TUNE(旋律)」を奏でていって欲しいという想いが込められています。

1stシングル「キス・ミー・パティシエ」は、すぅ(SILENT SIREN)とクボナオキのタッグのバンドサウンドが特徴的な一曲で、各種音楽ストリーミングサービスで3,500万超の再生を記録。MVは公開一ヶ月で100万再生を突破し、TikTokでも流行しました。

2024年にリリースした「倍倍FIGHT!」は、「何回転んでも立ち上がれ」といった前向きなメッセージが詰まった応援ソングで、CANDY TUNEらしいエネルギッシュさとグループの一体感が光る楽曲。ライブではコール&レスポンスで盛り上がり必至の人気曲で、TikTokやInstagramでも音源を使った投稿が相次いでいます。最近では2025年3月に発表されたMVの効果も相まってさらなるバズを巻き起こし話題に。一度聴くと病みつきになるキャッチーなサビ楽曲に力強いメッセージが込められた歌詞がリンクし、現代の“励ましソング”として共感を集めています。TikTok総再生回数は28億回を超え、バイラルヒットを記録している一曲です。

また、2025年にリリースした「レベチかわいい」は、“存在自体がかわいい” と自分を肯定するギャルマインド全開のポップソング。自己愛やキラキラ感を大胆に肯定する歌詞と、軽快で華やかなサウンドが中毒性を生み、MVや振付動画がTikTokを中心にバズを記録しました。

ファッション性の高さも魅力で、衣装にはY2Kトレンドや原宿系デザインを取り入れ、Z世代を中心に支持を拡大。ライブやイベント出演だけでなく、モデルや俳優業など個々の活動も活発で、メディア露出も増加しています。歌やダンス、ビジュアルだけでなく“自己プロデュース力”を強みとした新時代型アイドルといえるでしょう。

<CANDY TUNEスタッフの最推し曲: 「レベチかわいい!」>
「CANDY TUNEらしさ」全開のポジティブギャルマインド全開肯定ソング!『うち「ら」ってまじでレベチかわいい!』と、「うち」ではなく「うちら」と歌う同曲は、CANDY TUNEのことだけでなく、聴いているファンのみなさんも含めて肯定していく、CANDY TUNEらしさが滲み出ています。

3. SWEET STEADY(スイートステディ)

SWEET STEADYは、2024年3月に誕生したKAWAII LAB.発のアイドルグループで、7人組の女性アイドルユニット。グループ名には、「SWEET(かわいい)」を束ねた花束のような存在として、「STEADY(着実に)」と一歩一歩成長していく意志が込められています。

2024年3月1日にリリースされたデビュー曲「始まりの合図」は、夢に向かう少女たちの決意を描いた爽やかで等身大のアイドルポップ。デビューライブは3月4日に開催され、フレッシュで洗練されたパフォーマンスが注目を集めました。

2024年6月には「ぱじゃまぱーてぃー!」をデジタルリリース。ガーリーでキュートな世界観と寝巻き風の衣装が話題を呼び、TikTokでも人気に。12月には「ダイヤモンドデイズ」との両A面シングルとしてCDリリースされ、オリコンウィークリー2位を獲得するなど注目度が急上昇しました。

その勢いをさらに加速させたのが、2025年4月にリリースされた「ぐっじょぶ」。この楽曲は、頑張る全ての人に贈る、SWEET STEADYらしい甘くてキラキラな応援ソング。学校や仕事など、日々のさまざまな場面で頑張っている人々に向けて、「思いっきり自分を褒めて、甘やかしてあげよう!」という温かいメッセージが込められています。楽曲中に登場する「生きてるだけでみんなえらいっ!」というフレーズには、うまくいかない日や少し疲れてしまったときも、“そのままの自分で大丈夫” とそっと背中を押してくれるような、優しい自己肯定の想いを込めた日常に小さなご褒美を届けてくれる一曲となってます。

2025年4月には、東京・愛知・大阪を巡る、デビュー1周年を記念したツアー「SWEET BLOOM」を開催。成長と一体感を感じさせるライブパフォーマンスで会場を沸かせ、ファン層をさらに拡大しました。SWEET STEADYの強みは、経験豊富なメンバー構成とライブパフォーマンスの安定感。7人全員がアイドル経験者で、ファンとの距離が近く、日々の努力をしっかりと届けてくれるその姿勢が、“推したくなる” 原動力となっています。

<SWEET STEADYスタッフの最推し曲: 「ぐっじょぶ!」>
日々を頑張って生きるあなたにSWEET STEADYから「ぐっじょぶ!」を贈る1曲です。日常の小さな失敗やだめだめも、「生きてるだけでみんなえらいっ!」と、優しく寄り添う肯定ソング。サウンドも歌詞も、強気で全肯定するわけではなく、そっと寄り添い人間味のある内容になっているところにSWEET STEADYらしさが滲み出た一曲です。

4. CUTIE STREET(キューティーストリート)

CUTIE STREETは、2024年8月にデビューしたKAWAII LAB.の8人組アイドルグループ。グループ名には、「どんな私(CUTIE)にもなれる、どんなところ(STREET)へだって行ける」という意味が込められています。コンセプトは「KAWAII MAKER」で、年齢も経歴も異なる8人のメンバーが、豊かな個性とともに “かわいい” を発信しています。

2024年8月4日に「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」でステージデビューを果たし、同年9月9日に配信リリースしたデビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」がバイラルヒット。自己肯定感をテーマにした歌詞と、両手をグーパーさせて最後に歌舞伎風のポーズを決める振付が話題となり、TikTokで大バズりしました。YouTubeの公式MVは公開から半年ほどで再生数8000万回を突破し、常にYouTubeの急上昇ランキングにランクインし続けるなど、その勢いは止まるところを知りません。

2作目となる「ひたむきシンデレラ!」(2024年11月リリース)は、キラキラでエモーショナルな楽曲。TikTokでは、振付を真似した投稿やリップシンク動画が多数投稿され話題を集めました。

最新シングル「キューにストップできません!」(2025年5月)は、グループの “かわいさ” と“勢い” を全開に押し出した、ハイテンションなダンスチューン。アクセル全開で突き進むCUTIE STREETの勢いとリアルな感情を、「だるまさんがころんだ」などのユニークな展開を交えて表現しています。

CUTIE STREETの強みは、メンバーそれぞれの多彩な経歴と、SNSでの発信力。ライブパフォーマンスでも個性と一体感を両立させ、着実にファン層を広げています。

<CUTIE STREETスタッフの最推し曲:「キューにストップできません!」>
「かわいいだけじゃだめですか?」で注目を集めた彼女たちですが、かわいいだけじゃない楽曲がこちらです。平成を思い出させるユーロビートサウンドに、真顔パラパラに満面の笑顔など、ライブではたくさんの移り変わる表情が見られます。少しコミカルさのある楽曲ですが、命を燃やして活動するCUTIE STREETのアクセル全開で走る覚悟を感じられると思います。

いま、KAWAII LAB.を知るべき理由

KAWAII LAB.は、ただのアイドルプロジェクトではありません。それぞれに異なる世界観を持つ4つのグループが、音楽やファッション、カルチャーといったあらゆる面から “今のKAWAII ”を表現し続けています。SNSやストリーミングを駆使し、国内外のファンと直接つながることのできる時代——。KAWAII LAB.のグループは「アイドルのあり方」を常に更新し続けています。TikTokやYouTubeでのバズ、ライブでの熱狂、メンバーの個性、そして時代にマッチしたビジュアル表現、どれをとっても、今のアイドルシーンの最先端を走っている存在だと言えるでしょう。

「気になってはいたけど、まだちゃんと見たことがなかった」、そんな人がこの記事を読んでKAWAII LAB.の魅力に触れ、「推し」を見つけるきっかけになればと思います。KAWAII LAB.は、いつでも誰にとっても、新しい扉を開いてくれています。

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