菊池日菜子、小野花梨、川床明日香 看護学生3人が過ごす青春のひととき 「長崎―閃光の影で―」本編映像
じゃんけんぽい。 よし。塩これいいと。また負けたば。チョコレート食べたかね。私はパイナップルがよか。 [音楽] 2人は授業の中間波するとみさは うちは父ちゃん1 人やけん言えんことが手伝わんばちゃんおらんとなんも自分でできらっしゃんとよ。あつ子は 日の長崎支部に通るよ。 エかね。あっちゃんはやもんね。つ赤髪の来るかわからんし。はよ立派か看護なって兵隊さ場助けられるようになりたかもんね。 じゃんけんぽい。やった。ブル [音楽] すは土元すると 土元しよっかな。 [音楽] すみちゃんはロマンスの圧やけん。 え、何の話中よ、そんな。あ、蒼太マサるさんのおるもん。 すみ、あんた1 人だけいらしか言葉考えよってから 考えとらんよ。顔のこうなっとるよ。とらんてば。ほらじゃんけん グリコどころや中 [笑い] 罪は土言すると 土言しよっかな。 故郷に戻った看護学生たちが過ごしたあの夏 行ってきます。 なん? もしかしたら新型爆弾かもしれんて言いよ。 お母ちゃん 水ばくれ。 また世に考うやろ。失っ はい。 皆さん大丈夫ですか?元り [音楽] あと1 週間早を負けとったらみんな生きとった。 [音楽] うちはできることなら許したか? それはただの理想隊。現実はもっと出たらめよ。 うちらはかされてる。今すさんにできることはできること [音楽] 忘れられん思い出の後です。 [音楽] 長崎先行の影あ。
2025年8月1日より劇場公開(7月25日長崎先行公開)される、1945年夏の原爆投下直後の長崎を舞台に、被爆者救護にあたった若き看護学生の少女たちの“青春”を描く映画「長崎―閃光の影で―」から、長崎に帰郷した看護学生3人が青春のひとときを過ごす様子を捉えた、本編映像が公開された。
映像は、1945年の春に、空襲による休校のため大阪から長崎に帰ってきたばかりのスミ(菊池日菜子)とアツ子(小野花梨)とミサヲ(川床明日香)の3人が、“グリコ”で盛り上がる映画序盤のワンシーンを切り取ったもの。大阪の空襲被害を心配しながらも、気心の知れた3人のいきいきとした雰囲気や、17歳の少女らしい等身大の無邪気さが描き出されたシーンとなっている。同時に、繰り広げられる会話を通じて、父親思いのミサヲ、正義感の強いアツ子、そしてどこかおっとりとしたスミというキャラクターの違いも浮き彫りになっている。
演じた菊池、小野、川床の3人が初めてそろった日に撮影されたこのシーンには、松本准平監督の演出へのこだわりが生かされているという。初共演となる3人がクランクイン前に一堂に会す機会が1日のみだったことから、監督は役に対するアプローチや演技指導ではなく“当時の子供たちの遊び”を3人で一緒にやることにし、それは3時間にも及んだ。監督は、理由として「まずは、3人の心の距離を近づけることを優先したいと考えました。そして、物語当時のことに思いを馳せる機会としても効果的だと思ったんです」と振り返っている。
また、7月22日に、全国公開に先駆けていち早く本作を鑑賞できる「東京プレミア上映会」が開催される。菊池日菜子、小野花梨、川床明日香、南果歩と、松本准平監督が登壇予定で、7月9日よりチケットが発売される。
「長崎―閃光の影で―」は、空襲による休校のため、長崎に帰郷してきた看護学生のスミ、アツ子、ミサヲを描いた作品。久しぶりに家族や恋人と過ごす彼女たちだったが、 8月9日11時2分に原子爆弾が落とされ、日常は一変する。廃虚となった街で、未熟ながらも看護学生として、人として使命をまっとうしようとした彼女たちの戦いが始まる。一瞬にして地獄絵図と化した長崎で、命を救おうと奔走し、多くの命を葬った少女たちの1カ月の物語となっている。
久しぶりに帰郷した長崎で過酷な体験をすることになる看護学生の田中スミを演じるのは、本作が映画初主演となる菊池日菜子。スミの幼なじみで看護学校の同級生・大野アツ子役を小野花梨が、同じくスミの幼なじみで看護学校の同級生・岩永ミサヲ役を川床明日香が務める。監督・共同脚本を務めるのは、自身も長崎出身の被爆三世である松本准平。いつか原爆を題材にした映画で戦争の愚かさについて描き、平和を訴えたいというかねてよりの願いが、長編6作目となる本作で実現した。長崎原爆投下の前日を描いた黒木和雄監督の名作「TOMORROW 明日」のプロデューサーでもある鍋島壽夫がプロデュースを務めている。
【作品情報】
長崎―閃光の影で―
2025年7月25日(金)長崎先行公開 / 8月1日(金)全国公開
配給:アークエンタテインメント
©2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会