クーポン利用の判断を焦らせる


同社は、ウェブサイトで美容液を販売する際に、「購入回数の縛りはなし!ラクラク電話1本で解約OK」など、初回の購入のみですぐに解約できると説明していた。


しかし、消費者が「初回のみで解約OK 超特価 77%OFFで今すぐお得に申し込む!」と表示された申し込みボタンを押すと、「集中ケアコースをご注文のお客様に10分間限定で今すぐ使える特典クーポンプレゼント」という表示が出現。クーポンを使用した場合と使用しない場合の価格を比べて表示していた。


クーポンを利用すると4回の購入が条件の定期購入コースとなるが、クーポンを利用できる残り時間をカウントダウンして、消費者に判断を急がせるという仕組みだった。

代表者には業務禁止命令


これらの表示について、消費者庁は「消費者を誤認させる表示として認定した」(取引対策課)と説明。また、美容液の行き過ぎた効果をうたっていたことも、特商法違反と認定した。


消費者庁は同社に対し、6月27日から12月26日までの6カ月間、業務の一部を停止するよう命じた。同時に、同社の梅華音代表に対し、6カ月間の業務禁止命令を出した。


PIO-NETに登録された同社に関する相談件数は、合計1260件に上る。また、契約購入金額の平均は2 万5200円、既支払額の平均は約3700円という。


(木村 祐作)

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