掲載日
2025年6月23日
ハロッズのファッション・バイイング・ディレクター、サイモン・ロングランドは、ミラノ・ファッション・ウィークでのショーを終えたブリオーニ、ダンヒル、ドルチェ&ガッバーナに賛辞を送り、「今シーズン最も力強いメンズウェアのコレクションを披露した」と語りました。
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ダンヒル – 2026年春夏 – メンズウェア – イタリア – ミラノ – ©Launchmetrics/spotlight
それぞれが「卓越性に根ざした明確な視点」を提示:ブリオーニはエフォートレスなエレガンスを、ダンヒルはモダンでありながら時代を超越したテーラリングを、ドルチェ&ガッバーナは自信と魅力ですべてのルックを表現しました」と説明しました。
彼は今シーズンが、「トレンド」よりも「ライフスタイル」に焦点を当てたシーズンであると信じており、瞬間的なステートメントではなく、持続性とアイデンティティに訴える服の明確なシフトがあったと述べています。
しかし、SS26シーズンのトレンドを挙げるとすれば、「ストーンやサンド、パテ、カーキ、サビなどのソフトでニュートラルなパレット、熟練した職人技の正確さを反映したリラックスしたテーラリング、シャツとショーツ、ジャケットとパンツなど、無地でもプリントでもマッチするセット、ドレープ性があり動きやすい超軽量素材、そしてプラダを代表とする、快適さとポリッシュさが共存するエレガントなジョギングセット」を強調しました。
個々のレーベルに話を戻すと、ダンヒルに関しては、彼はコレクションだけでなく、このレーベルのプレゼンテーション・コンセプトにも驚嘆しました。ミラノの中心部にある隠れ家的なプライベートガーデンで、美しく演出されたプレゼンテーションが際立っていました。
また、ドルチェ&ガッバーナがショーのフィナーレを屋外に持ち出し、「一般の人々に祝福を分かち合う瞬間を提供し、ブランドをより多くの観客につなげた」と称賛しました。
また、興味深いことに、今回の公式スケジュールでは数名のキープレイヤーが欠席し、プレゼンテーションに重きが置かれる中、「サルトリアルの繊細さ、テクニカルな素材、そしてライフスタイルを重視した着こなしへのアプローチに改めて焦点が当てられた」とも述べました。エレガンス、素材の革新、そして洗練された大人の顧客のニーズという点でイタリアはリードし続けています。
