桑田悟史が手掛ける「セッチュウ(SETCHU)」の2026年春夏コレクション「CHASING RAINBOWS BY THE HOUR」は、ブランドのアイデンティティである東洋と西洋の融合からさらに視野を広げ、南アフリカにまで拡張。LVMH MÉTIERS D’ARTを介し、ジンバブエのJAFUTA FOUNDATIONおよびBATOKA CREATIVESと協業し、現地のクラフトマンシップに焦点を当てた。

 シャツやTシャツはジッパーを開けば布がほどけ、身体に巻き付けると別の姿に。ガーメントケースはドレスに、巨大カーゴはスカートに変形し、サファリジャケットの襟からはトート用のハンドルが現れる。性差もサイズも曖昧に溶け合い、合理性より”着る楽しさ”を呼び起こすコレクションに仕上げた。

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