「美しさの決めつけ」を徹底検証する本『キレイならいいのか』etc. ジェンダーバイアスを解く4冊 | Vogue Japan - Moe Zine

『Want Me A Sex Writer  s Journey into the Heart of Desire』(2021・Penguin Books) Tracy...

『Want Me: A Sex Writer ’ s Journey into the Heart of Desire』(2021・Penguin Books) Tracy Clark-Flory セックス・ジャーナリストでもある著者が自身の経験に基づいて綴る、リアルな性の解放論。

欲望について語ることの難しさと美しさを描いた『Want Me』では、著者の性欲や愛情を巡る葛藤を赤裸々に綴っている。社会の「こうあるべき」という規範にとらわれず、自分自身の欲望を認めること。その過程が、自己受容への道と重なり合う。これらの本を読み返して思うこと。それは、「女性としての生きづらさ」と向き合うことは、人間としての尊厳を取り戻す過程でもある、という事実だ。

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ジャケット ¥120,000/CHIKA KISADA(チカ キサダ info@chikakisada.com) サングラス ¥41,600/GENTLE MONSTER(エム 03-6721-0406) リング ¥144,200/TOM WOOD(トムウッド 青山店 03-6447-5528) Photo: TOMOHARU KOTSUJI

DANIEL TAKEDA
竹田ダニエル。研究者、ジャーナリスト。シリコンバレー生まれ、Z世代ならではのデジタルネイティブな感覚、俯瞰の分析力、たくみなリズムの文体で、さまざまな社会問題や事象を分析する。『世界と私のA to Z』(講談社)など、著書も多数。Instagram @daniel_takedaa

Select & Text: Daniel Takeda Editor: Toru Mitani

※『VOGUE JAPAN』2025年7月号「美しさと対話する、読書時間」転載記事。

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