掲載日
2025年6月17日
プロクター・アンド・ギャンブル社は、8月1日付でコリン・ウォルシュ氏がスペシャルティ・ビューティ部門のCEOを退任することを発表しました。
Ouai
WWDの報道によると、現在北米ヘアケア部門のSVPであるジョン・ブラウンリー氏が、既存の職責を維持したままウォルシュ氏の職務を吸収するとのこと。
ウォルシュ氏は、P&Gが2022年に同部門を立ち上げてから1年後の2023年6月に、ヘアケアブランド「Ouai」、スキンケアブランド「Tula」、「First Aid Beauty」などのブランドを擁するスペシャリティ・ビューティ部門のCEOに就任しました。
それ以前、ウォルシュ氏はOuaiのCEOを3年間務め、その前にDevaCurlのCEOを務め、ロレアル傘下のMatrixとRedkenでそれぞれ上級管理職を歴任しました。
昨年、ウォルシュ氏はライアン・リエター氏、トゥーラの創設者ロシニ・ラジ博士と共に腸内健康ブランド、YayDayを共同設立しました。
“特殊な美しさの創造と初期の開発に参加することは途方もない機会であり、常に私にとって深く有意義であるでしょう,” とウォルシュ氏は、米国の業界誌が入手した声明の中で述べています。
「P&G在籍中に学んだこと、そしてこの事業の成長と方向性に影響を与えることができたこと、特にスペシャルティービューティーの有能で刺激的なチームを指導し、力を与えることができたことに感謝しています。」
消費財大手P&Gで20年以上の経験を持つベテランであるブラウンリー氏は、オーラルケア、スキンケア、プロフェッショナルヘアーの各分野で様々な指導的ポジションを経験した後、北米ヘアケア事業を統括しました。
ブラウンリー氏は、ハーバルエッセンス、ヘッド&ショルダーズ、ネイティブ、パンテーンなどのヘアケアブランドに加え、ミエル・オーガニクスの買収で重要な役割を果たしました。
このリーダーシップ再編は、世界最大の消費財メーカーが今後2年間で7,000人の雇用を削減する計画を明らかにしたわずか数週間後のことです。
また、2年間のリストラ計画の一環として、売却の可能性も含め、一部の製品カテゴリーやブランドから撤退する予定であるとのこと。