中産層だけつかんでも4億3000万人…韓国ファッションと韓国食品が駆けつけるインド | Joongang Ilbo | 中央日報 - Moe Zine


ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.17 09:49

韓国のファッション企業と食品企業などがインドに根を下ろしている。韓国ドラマに出てきたりK-POPスターが着た服、食べた食べ物に対するインドの青年や中産層の関心が大きくなっているためだ。流通業界関係者は「14億の人口のうち26%が10~20代と文化受容速度が速く、服や食品に消費が拡張される流れも良い」と話した。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると、インドは2014年から昨年まで年平均7%台の成長を続ける世界5大経済大国だ。ファッション市場の成長が目立つ。市場調査機関スタティスタによると、インドのファッション市場は昨年の1055億ドル(約15兆2664億円)規模から2028年には1224億ドルに大きくなる見通しだ。

韓国企業の主要ターゲットは4億3000万人に達するインドの中産層だ。急速な産業化で中産層が急増し、年間所得水準1万~2万5000ドルの彼らのファッションに対する関心が大きくなっているためだ。ファッション業界関係者は「インドは身分制度のためファッション産業が発達しなかったが、韓国の服は材質やデザインが優秀ながらも欧米ブランドよりは安くて人気。最近インドのゴルフ人口が350万人に増えゴルフウェアに関心が大きくなったのも韓国ファッション産業には好材料」と話した。

LFはこの隙を狙って「HAZZYS」のインド進出を準備している。3月にインドのブランド投資会社アジアン・フレンズ・コーポレーションと戦略的輸出契約を締結し、下半期に韓国のファッション企業で初めてブランドショップを開く。LFは「ゴルフウェア、カジュアル、アクセサリーなど多様な新製品を発表する計画で、3年以内に10店のブランドショップを開くだろう」と明らかにした。

インドの韓国食品市場も拡大している。最近ペペロやチョコパイなどの菓子や即席めんのほか、アイスクリームのような冷凍食品、酒類まで需要が増加している。KOTRAによると韓国の対インド食品輸出額は2019年の377万1000ドルから2022年に825万6000ドル、2023年に1164万ドルと増加傾向だ。

ロッテが最も積極的だ。ロッテウェルフードは2月、インドのプネに工場を完工し菓子のほかアイスキャンディーのラインを作った。インドの冷凍流通が発展し氷菓需要が増加しているからだ。ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長は竣工式に参加し「インドがロッテのグローバル食品事業に重要な里程標」と強調した。

オリオンも1月にインド法人に67億ウォンの追加出資を進めた。インド法人運営とパイ生産設備投資に向けてだ。2021年に31億ウォンにすぎなかった売り上げが昨年は211億ウォンに増えて投資を継続している。安東焼酎も昨年インド市場に進出し、アルコール度が低い16.5度と12度の果実酒を中心に輸出している。食品業界関係者は「少子化と低成長で韓国市場が限界に達しただけにインドは魅力的な進出先。当分投資が増えるだろう」と話した。

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