FUDGEお馴染みの着こなしやアイテムを”ディグる(深掘りする)”新たな特集連載【FUDGE dig.】がスタート!読者に人気のデニムスタイルの中から、初回のテーマは「デニムオンデニム」。同じようなスタイルになりがちで、やや上級者なイメージもありますが、コツを掴めばいろんなコーディネートで楽しめます。

「デニムオンデニム」のスタイルに欠かせないアイテムといえばデニムジャケット。そんなデニムジャケットのほとんどが、《リーバイス®》の「1st」「2nd」「3rd」と呼ばれる名作モデルを範にして、デザインのリソースにしていることをご存知でしょうか?いわば現代のデニムジャケットの原点と言える、3つのモデルの魅力をひとつずつ紹介。今回は、ワークウェアからファッションアイテムへと進化した「3rd」モデルの歴史背景やデザインを深掘り!

 

◼︎[3rdモデル(557XX)]

ファッションアイテムとして脚光を浴び、実用性<デザイン性に変化。

LEVI’S® VINTAGE CLOTHING 1961 TYPEⅢ トラッカージャケット ORGANIC リジッド ¥49500/Levi’s® Vintage Clothing(リーバイ・ストラウス ジャパン)

1950年代後半頃からアメリカでは若者の間でカウンターカルチャーが広まりはじめ、ファッションや音楽やアートも社会の変化の波の中にありました。そんな時代の潮流に乗り、デニムもワークウェアからファッションアイテムへと変化を遂げます。そこで《リーバイス》はデニムジャケットのモデルチェンジを敢行。1962年に発売された、通称「3rd」 モデルは胸元からウエストにかけてのV字のスティッチが印象的で、よりスリムにファッション性の高いデザインとなりました。他のモデル同様ロットナンバーの「557」、高品質の証である「XX」がパッチに印字。また、防縮加工を施したプリ・シュランクの生地が採用されています。

 

3rdのパッチは縮みにくい紙製。襟はより大ぶりになったことでデザインのアクセントに、ボタンは1stと2ndで採用されていたジンク(亜鉛)からカッパー(銅)になって強度がアップ。

身幅は狭く、V字型のスティッチによってより立体的にスタイリッシュに着こなせるようになりました。両胸のポケットはV字のラインに合わせてベース型に変化。高めの位置に配されてスタイルアップ効果も。

2ndと同じサイドアジャスターは健在。

 

\3rdモデル (557XX)をリスペクト/ 

from.《YANUK》

3rdをオーバーサイズに大胆アップデート。

    

デニムジャケット¥38500/YANUK(カイタックインターナショナル)

身幅の狭い3rdのディティールを踏襲しつつ、ブランドならではのドロップショルダーを採用したオーバーサイズのデニムジャケット。柔らかいストレッチ素材なので可動域が広く、着心地が抜群。適度なハリ感もあるので、上品に着れます。

 

\こんなコーディネートで楽しめる!/

3rd(557XXX)をFUDGE FRIENDのうさみが着こなし!


デニムオンデニムでガーリーなアメトラスタイルへ

スカートでデニムオンデニムをするときは、ミニ丈を選ぶといいバランスに。「労働着からファッションへと進化した3rdモデルなので、当時を意識してアメカジムードのスタイルに。デニムとカレッジTシャツという王道の組み合わせにローファーをあわせて、カジュアルになりすぎないよう意識しました」。

 

【お問い合わせ先】

リーバイ・ストラウス ジャパン ➿0120-099-501

カイタックインターナショナル 03-5722-3684

 

▶︎デニムジャケット1st-typeの魅力をまとめて見る◀︎

▶︎デニムジャケット2nd-typeの魅力をまとめて見る◀︎

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▶︎デニムオンデニム特集をまとめて見る◀︎

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photograph_Kuroyanagi Shunya
model_Usami
edit & text_Sotani Miho, Asuka Matsukawa
text_Hasegawa Nozomi

 

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