新潟の伝統と未来が融合 ローカルファッションの可能性を切り拓く『Niigata Fashion Runway2025』開催レポート(2025年5月19日)|BIGLOBEニュース - Moe Zine

伝統的なきものから現代的なストリートファッションまで、多彩なスタイルが一堂に会する『Niigata Fashion Runway 2025』を、2025年4月20日(日)、ホテルオークラ新潟(新潟県新潟市)にて開催いたしました。
華やかな装いをまとったモデルたちと観客の熱気に包まれ、ファッションを通じて地域文化の魅力が再確認される一日となりました。

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Tsubasa/Sora(大嶋屋所属モデル)

テーマは「新潟の伝統と未来の融合」。会場では、子どもから大人まで32名のモデルが登場し、各ブランドの個性あふれる作品を披露。レギュラーシート、VIPシート、VVIPシートの全チケットが完売し、110名の観客が会場を埋め尽くしました。









本イベントは、日本の伝統文化であるふろしき・きものを通じて新たな表現を模索してきた大嶋美樹子(大嶋屋プロデューサー/デザイナー)が実行委員長を務め企画したものです。大嶋は2011年より「ふろしき」を使ったファッションショーを開始し、「いつか海外でショーを開く」という夢を掲げて活動を続けてきました。

その想いは昨年、マレーシア・パリでの発表を経て、2025年2月にはニューヨークでの発表も行いました。ニューヨークでは特に顧客や関係者からの厚い支援を受けて制作した、きもの生地から作る洋服・MIYOKOブランドの新作が高く評価され、デザイナーMIYOKO本人もショーへの参加が実現しました。

今回のNiigata Fashion Runwayは、そのニューヨークショーまでの感謝の気持ちを込めて「凱旋公演」として再構成されたもの。大嶋の呼びかけに、地域文化・社会貢献・子どもたちの育成といった理念に共鳴した2つの新潟発ブランド(ニットブランド「Sasha」、ストリートブランド「Taizo」)が賛同・参加し、地域一体となってイベントを成功へと導きました。

注目を集めたのは、縫わない切らないがルールの「ふろしき」で装いを創造する『フロコレ』。2010年に始まり今回で13回目となるふろしきファッションショーは、数年ぶりに“大人の部”が復活。子どもたちの自由な発想と大人の洗練されたアレンジが融合したステージには、キャラクター「レルヒさん」もふろしきを巻いてゲスト出演し、会場を和ませました。

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フロコレ ふろしきファッション

ニットの産地として知られる五泉市発のブランド『Sasha』は、「松本ニット」としての経験と技術を活かし、デザイナー松本里美による彩り豊かで着心地のよいニット作品を発表。大量生産を行わないからこそ実現できる、サステナブルかつ実用的なスタイルが注目を集めました。

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Sasha ニットワンピース・コート

異色のストリートブランド『Taizo』では、新潟市江南区の人気焼き鳥店「やきとり泰三」の店主が手がけるTシャツコレクションが登場。店舗スタッフもモデルとして出演し、地元愛と遊び心があふれる演出に大きな拍手が送られました。

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Taizo ロゴTシャツ

『OSHIMAYA/MIYOKO』のステージでは、呉服店・大嶋屋が展開するブランドが、今年2月にニューヨークで発表した最新作を披露。きもの生地から仕立てたドレスやワンピースなど、伝統と革新が交錯する独自の世界観を展開しました。ステージには落語家・立川らく萬も登場し、自身のために染められた五泉市産の白生地から染めた紋付姿でランウェイを歩き、拍手喝采を浴びました。

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MIYOKO 訪問着地の洋服

加えて、会場内のブースでは、韓国のポジャギ(韓国ふろしき)ブランド「de borjagi」が出展し、東アジアにおける布文化のつながりに新たな視点を加えました。また、花を用いた創作で知られるフラワーアーティスト「Atelier Tazymazy」が、出展ブランドのスタイリングに髪飾りなどを提供し、ステージに華やかな彩りを添えました。

MCは新潟お笑い集団NAMARAの大野まさや氏が務め、ゲストモデルとしてRYOKO GAGA、AYA Ordonezの2名が登場。圧巻のウォーキングとパフォーマンスで会場のボルテージを一気に高めました。

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フィナーレ

ショー終了後には、ホテル最上階「Starlight」にて、フレンチのフルコースとドリンクを楽しめるアフターパーティーが開催され、New York Fashion Week出展の報告や未来への展望が語られるトークライブも実施。来場者同士の交流の輪が広がりました。

本イベントは、公益社団法人 新潟県観光協会の後援、株式会社 青木組の協賛のもと、きざみ屋、KeBabu、My Runway Project、ホテルオークラ新潟など地域企業の協力で実現しました。

Niigata Fashion Runway実行委員会では、「地域の魅力を世界に届けたい」という想いのもと、今後は依頼があれば全国各地のローカルファッションショーを支援し、地域ごとの特色を活かしたステージづくりに全面的に協力していく方針です。また、子どもたちの感性を育む機会や、心に残る特別な体験の場を提供することで、ファッションを通じた次世代への文化継承にも積極的に取り組んでいきます。

<開催概要>
イベント名: Niigata Fashion Runway2025
開催日時 : 2025年4月20日(日)14:00〜18:00
会場 : ホテルオークラ新潟
(〒951-8053 新潟県新潟市中央区川端町6-53)
来場者数 : 110名
出演者 : 32名
主催 : Niigata Fashion Runway実行委員会
共催 : 株式会社 青木組
後援 : 公益社団法人 新潟県観光協会
公式サイト: https://www.instagram.com/niigatafashionrunway2025/

<出演・関係者・協力>
■Model(敬称略)
Tsubasa(Furoshiki Twins)/Sora(Furoshiki Twins)/Momoka/Odani(新潟お笑い集団NAMARA)/Miumi/萌依/Harumaki(新潟お笑い集団NAMARA)/Aki/Otoha/Lion/Manami/Koushin/レルヒさん/Yukari/Akiko/Teruki Honbo/Patiance/Osei/Naoko T./Ryoko Gaga/Mori/Ginji/AYA Ordonez/Shiho/Mariko/立川らく萬/高橋菜依瑠/おまき・おみき/美子

■Designer
TAIZO/松本里美/MIYOKO/Mikiko Oshima

■MC
大野まさや(新潟お笑い集団NAMARA)

■Illustration
高橋久美

■Photography
中沢真二

■Acoustic & Lighting
SOUTH POINT INC.

■協力
きざみ屋/CREATIVE WORKS KeBabu/株式会社My Runway Project/ホテルオークラ新潟/Atelier Tazymazy/de borjagi

■Niigata Fashion Runway 2025 Creators(敬称略)
Tomoyuki Maruyama/Hiroaki Abe/Kazuki Maruyama/Atsuki Maruyama/Kazuhide Oshima/Midori Iwahashi/Misa Suzuki/miyuu nakamura/MOQ(Yukari Tanii)/Noriko Souma/Mikiko Oshima/Billy Joe

主催:Niigata Fashion Runway実行委員会
共催:株式会社 青木組
後援:公益社団法人 新潟県観光協会

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プレスリリース提供元:@Press

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