個性を貫く最新スタイル
スコットランドにオマージュを捧げたマリア・グラツィア・キウリ率いるディオール(DIOR)の2025年クルーズコレクションや、チャペル・ローンによるドラァグクイーン風メイクとファンタジー作品から飛び出してきたような衣装の影響もあり、昨年から今年にかけてメディーバルコア(Medieval-core)というトレンドが浮上。豪奢な装飾が施されたドレスやアクセサリー、コルセット、そして宗教的なシンボルなどに象徴されるムーブメントは、ファッションに幻想的なムードをもたらしている。一方で、中世ヨーロッパのエッセンスを少なからず有するゴシックファッションも、メットガラをはじめとするレッドカーペットやストリートにおいて、存在感をいっそう強めている。
注目の中世風スタイルは華やかさと毒の共存が鍵
〈左上から時計回りに〉チョーカー ¥13,200/ANNA CHOI(アンナチョイ クライアントサービス) ドレス ¥1,100,000/UNDERCOVER(アンダ ーカバー) カチューシャ ¥92,400/TANAKADAISUKE(タナカ ダイスケ) グローブ ¥25,300/MISTER IT.(ミスターイット) パンプス ヒール 10cm ¥616,000/CHRISTIAN LOUBOUTIN(クリスチャン ルブタン ジャパン) バッグ 本体 H10cm ¥176,000/JUNYA WATANABE(コム デ ギャルソン)
2025年春夏コレクションのアンダーカバー(UNDERCOVER)は、スパイスとして中世ヨーロッパのイメージを取り入れたという。そんなコレクションを象徴する、フリルとボンテージがあしらわれたドレスを主役に、アンナチョイ(ANNA CHOI)のチョーカーやジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)のバッグなど、ゴスやパンクのテイストを感じさせるアイテムをミックス。個性たっぷりの着こなしに、いざトライ。
Photography by SHINSUKE KOJIMA, DAIGO NAGAO Styled by SHIZUKA YOSHIDA
Editor: Reona Kondo
お問い合わせ先/タナカ ダイスケ tanakadaisuke.jp
アンナチョイ クライアントサービス info@maisonannachoi.com
アンダーカバー 03-3407-1232
ミスターイット 03-4363-6608
コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE) 03-3486-7611
クリスチャン ルブタン ジャパン jp.christianlouboutin.com/jp-ja/contacts