お悩み
眉毛を描くのが苦手で結局いつも前髪で隠してしまいます。薄顔なので血色感を出したり、メリハリのあるポイントメイクに憧れるけど、なんやかんやアップデートできずにいる私に似合うメイクを教えてください!(20代・かのさん)
動画でチェック!👀
今っぽいアイブロウ、基本のキ
GENSEI
眉毛は印象を左右するほど大切なパーツ。左右で違いがあったりとバランスをとるのが難しいという方も多いですが、ポイントを押さえれば簡単にできるようになりますよ!
かの
高さや幅を決めるのが難しいのですが、何を目安にしたらいいのでしょうか?
GENSEI
ポイントは3つ。おでこの広さと眉と瞼の間の面積、横顔の幅のバランスを整えるようにしましょう。おでこは指3本入るくらいが理想的な広さ。自分のおでこが広いなという方は眉毛を上めに描いてあげて、狭い人は低めに描いてバランスをとりましょう。
かの
ツールは何を使うのがおすすめですか?
GENSEI
今日はパウダーとペンシル、マスカラで仕上げようと思います。描く前に1アクション。パフなどにパウダーをのせて眉の油分を抑えることで、綺麗なグラデーションが描けるのでぜひやってみてください。
かの
アイテムはどういうふうに使い分けているんですか?
GENSEI
なりたい印象に合わせて変えるのがいいと思います。ふんわり眉に仕上げたいときはパウダーがおすすめ。今日はアディクションのパウダーを使っていきます。カラーを自由に楽しむのもいいですが、似合う色という目線では、自分の髪の色よりもワントーン暗い色がベター。グレー系だと優しい印象に、ブラウン系は可愛らしい雰囲気になります。かのさんはどういうイメージになりたいですか?
かの
普段はふんわり見られやすいので、大人っぽく見せたいです。
GENSEI
そうしたらキリッとした印象を目指しましょう。印象を変えるには形も大切。欧米のメイクでは眉山を上に持っていってキリッとさせることが多いですが、アジアで流行っているのは平行眉。眉山を作りすぎず、平行にスッと伸ばすのも可愛いです。
眉毛は眉尻に行くほど、グラデーションをかけて濃く描くと奥行きも出せて理想的。今回は極力眉頭を薄くして、眉尻に向かって濃くしていきましょう。眉山の位置は黒目のやや外側がバランスいいと思います。眉山の位置を決めたら、眉尻へ毛流れに沿ってやや下に下がるようにパウダーで描いていきます。今度は眉頭に向かって前へ。下から上へだんだん濃くなるように描いていくと綺麗にグラデーションをつけられますよ。
かの
すごくナチュラルだけど、立体感のある眉になりましたね。
GENSEI
次はペンシルで足りないところだけを描き足していきます。毛の生えていないところを一本一本描き足すイメージで。イプサのペンシルは細くて、 描きやすいのでお気に入り。パウダーだけだとふんわりしすぎてしまうので、キリッと見せたい時はペンシルで毛流れに沿って輪郭を作っていくのがおすすめです。
かの
毛流れに沿って描くのって難しいですよね。
GENESEI
角度をつけすぎてしまったり、濃く描くのは良くないです。角度に気をつけながら、力を入れすぎずにふわっと軽いタッチを意識して描いてみてください。丸顔が気になる場合は、少し眉尻を伸ばしてもいいかもしれません。小顔効果にもなりますよ!
かの
こんなに立体感が出せるなんて驚きです!眉毛だけで印象が変わりました。
GENSEI
私もメイクは眉毛に一番時間をかけます。そのくらい顔の印象を左右する大事なパーツなんです。仕上げに、眉マスカラを使って馴染ませます。ポイントとしては、最初に毛流れに逆らって塗ります。均一に塗布したら、元の毛流れに合わせて戻してあげる。そうすることで、ムラなく綺麗に色をのせることができますよ。
かの
マスカラは私も使っているんですけど、肌についちゃったりしてあまり上手に使えないんです。
GENSEI
この眉マスカラはブラシが小さいので、短くて細い毛もキャッチして塗りやすいです。私はたまにしたまつ毛にも代用しちゃうくらい使い勝手がいいです。さあ、できました。かのさんはおでこの形が綺麗なので、眉毛が綺麗に描けたらおでこを出すヘアスタイルに挑戦してみるのもいいと思います!
💄ポイント
黒目の外側を目印に眉山の位置を決めたら、アイブロウパウダーを使って形を描いていく。眉頭は薄く、眉尻に向かって濃くなるように強弱をつけてパウダーをのせる。
毛の生えていないところはペンシルで、毛流れに沿って埋めるように描く。このときテンションはかけずに柔らかいタッチを意識する。
アイブロウマスカラを毛流れに逆らって全体に塗布する。そのあとに、毛流れに沿ってブラシでコーミングしながら形を整える。
リップで元気な印象をプラス!
GENSEI
今回はお気に入りのマキアージュのリップを使っていきたいと思います。こちらはシアー感もあって、これからの季節にもピッタリ。血色感を出したいということで、リップを塗る前のワンポイントテクニックをお教えします。一度コンシーラーで唇の色を消しておくことで、あとにのせるリップの発色をアップさせることができるんです!
かの
なるほど!血色感を出すためにいつも深いレッドカラーばかり選んでいたんですけど、これなら違った色にもトライできそうです。
GENSEI
今回は、かのさんの好きなレンガ色を使いつつ、普段あまり選ばなそうな明るいピンクを使って、グラデーションリップに仕上げたいと思います。
GENSEI
まずは明るいピンクで全体を塗ってから、深みのあるレッドを内側に塗っていきます。このリップはシアー感が強いので、うるおいもあって唇の縦じわも目立たなくしてくれるはず。もし人中の長さが気になる場合は、上唇の輪郭をオーバー気味に描いても◎。そうすることで顔を短縮できて、さらに可愛さもアップしますよ!
💄ポイント
明るめのカラーを唇全体に塗っていく。
深めのカラーを唇の内側にとんとんとのせる。
上唇の輪郭をオーバー気味に描くと、人中を短く見せることができる。
できあがり!
GENSEI
眉毛を綺麗に描いたので、前髪を流すアレンジにしてみました。全部あげるのは抵抗があると思うので、ちょっとだけおでこを出したのがこだわりです!
かの
いつも前髪で眉毛を隠していたので、すごく新鮮です!
GENSEI
コンプレックスがカバーできると、自信を持って可愛い顔を出すことができるはず。みなさんもぜひトライしてみてください!
INFORMATION インフォメーション今回使ったアイテムは…
左から:アディクション プレスド デュオ アイブロウ 001 ¥2,750(アディクションビューティ TEL. 0120-586-683)、イプサ アイブロウペンシル 02 BR ¥2,090 *5月13日〜価格変更、イプサ アイブロウマスカラ e 03BR ¥2,750(イプサお客さま窓口 TEL:0120-523-543)、マキアージュ ドラマティック エッセンスルージュ RD301、RS501 各¥3,300(マキアージュお客さま窓口 TEL:0120-456-226)
PROFILE プロフィールGENSEI
台湾出身。日本と台湾を行き来しながら、ヘアメイクアップアーティストとして活動。SNSではファッションや美容を発信し、インスタフォロワー数は現在31万人超え。Instagramは @gensei.am 。
撮影・鳥羽田幹太、構成/文・市谷未希子